23 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:04:17.86 ID: mcvLzBDR0
川д川「料理教えてくれてありがとう、横堀さん」
(//‰ ゚)「オヤスイ ゴ用デス」
川д川「横堀さんって何でも出来るんですね」
(//‰ ゚)「イエイエ ソンナ訳ジャ……」
川*д川「またまた……謙遜しちゃって」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「ニャァゴルルァ……ゴルァア……」
訳:俺の貞子さんに近づくとは……命知らずめ……。
第八話「グラップラー横堀」
26 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:07:08.59 ID: mcvLzBDR0
中庭の木の手入れをしている横堀のところへ、一匹の猫がやってきた。
(,,゚Д゚)「ゴルァ! ゴルァ!」
(//‰ ゚)(? 何カ 伝エタイ ヨウデスネ)
(//‰ ゚)「カリカリカリ 言語システム 入力切リ替エ ”猫”」
説明しよう。
横堀は複数の言語解析システムを有し、相手によって切り替えることが出来るのだ。
(,,゚Д゚)「てめえ勝負だゴルァ!」
(//‰ ゚)「勝負? 何デデスカ?」
(,,゚Д゚)「お前最近調子に乗ってるみたいだからな。先輩としてお前をしめる」
(//‰ ゚)「先輩テ 貴方 猫デハナイデスカ」
(#゚Д゚)「猫だからってどうしたゴルァ! お前より先にこの城に来ていたことは確かだろゴルァ!」
(//‰ ゚)「マア 確カニ ソレハ ソウデスガ……」
いくら横堀がなだめても、猫は食い下がった。
28 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:10:10.68 ID: mcvLzBDR0
(,,゚Д゚)「勝負しやがれ! トンマ! マヌケ!」
(//‰ ゚)「挑発ニハ 乗リマセン」
(,,゚Д゚)「イボ太郎!」
(//‰ ゚)「テメーハ 俺ヲ 怒ラセタ……」
そして色々あった末、二人は戦うこととなったとさ。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
(//‰ ゚) (゚Д゚,,)
横堀 VS 猫
BGM:鳥取砂丘(水森かおり)
30 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:11:08.71 ID: mcvLzBDR0
(//‰ ゚)「サア 何処カラデモ カカッテ ラッシャイ」
(#゚Д゚)「行くぜゴルァ!」
二十秒後。
((;;)Д;メ)「もうお前に教えることは無い……」
(//‰ ゚)「誰ナンデスカ 貴方ハ」
ステゴロでは勝てないと悟った猫は、料理で勝負することを提案しました。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
(//‰ ゚) (゚Д゚,,)
イボ太郎 VS 猫
BGM:浅草裏町恋しぐれ(大日方 仁)
35 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:15:03.63 ID: mcvLzBDR0
(//‰ ゚)「ヨシ 出来タ」
(,,゚Д゚)「俺も出来たぜゴルァ」
(//‰ ゚)「デハ タマタマ ソコデ 仕事ヲ サボッテイル」
(//‰ ゚)「ハイン サンニ 試食シテ モライマショウ」
(,,゚Д゚)「いいぜ」
从 ゚∀从「と言うわけで試食させてもらうぜ。ちなみに話がおしてるから、まきまきで頼む」
試食開始。
まずは横堀から。
36 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:15:57.12 ID: mcvLzBDR0
从;゚∀从「う、美味い! 絶妙な味付けに濃厚ながらあっさりという矛盾が奏でるハーモニー!」
从;゚∀从「特にどういう料理かは描写しないが、とにかく美味いぜ!」
次は猫。
左手は添えるだけ。
从;゚∀从「こ……これは! しぃさんが庭で育てている家庭菜園の野菜を使った大胆不敵なサラダ!」
从;゚∀从「後でしぃさんになぶり殺しにされると思うから、これ以上俺は関わらないことにしておくぜ!」
(,,゚Д゚)「俺、殺される。マジ?」
从 ゚∀从「マジマジ」
(//‰ ゚)「何故 貴方ガ 猫ト 喋レルンデスカ……」
……とそろそろ終わらないといけないので、ここからはダイジェストでお送りします。
38 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:18:33.26 ID: mcvLzBDR0
【掃除対決】
(//‰ ゚)「マサカ ココデ 尻尾ヲ 使ッテ クルトハ!」
【萌え対決】
(,*゚Д゚)「く……お前の女装に萌えてしまうなんて……!」
【クイズ対決】
(//‰ ゚)「答エハ フェルマー ノ 最終定理 デスネ?」
(,,゚Д゚)「ブー。正解は東幹久でした」
(//‰ ゚)「ヤハリ ソッチカ!」
【水泳対決】
(,,゚Д゚)「お前、泳げる?」
(//‰ ゚)「イイエ 浮力 ゼロ ナンデ」
(,,゚Д゚)「俺も泳げねえ……」
40 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/17(月) 17:21:56.93 ID: mcvLzBDR0
数々の死闘を繰り広げた二人は、いつのまにか対決なんてどうでも良くなっていった。
(//‰ ゚)「光ガ 心地良イ デスネ」
(,,゚Д゚)「ああ……そうだな……」
城の裏にある丘の上に寝そべって、二人は仲良く昇る朝日を見上げていた。
(//‰ ゚)「作者 カラ オ知ラセ」
(,,゚Д゚)「『いくら短編でも、プロットはいるんだなあ みつを』だそうだ」
第八話「グラップラー横堀」 完