53 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:09:32.22 ID: ZW3PCy460
(//‰ ゚)「桃太郎ハ オジイサン オバアサン ト 幸セニ 暮ラシマシタトサ」
从*゚∀从「おおう……すげえな桃太郎って奴は……」
(//‰ ゚)「コレハ 私ヲ 改造シタ 科学者ガ 教エテクレタ 民話デス」
从 ゚∀从「これさ、他の奴に話してもいいか?」
(//‰ ゚)「モチノ ロンロン デス」
第十二話「新世紀☆桃太郎」
54 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:10:30.42 ID: ZW3PCy460
从 ゚∀从「貞子! 横堀から面白い話を聞いたぞ!」
川д川「面白い話って……?」
从 ゚∀从「ええっとな……」
从 ゚∀从(あれ? どんな話だったっけ……)
从 ゚∀从「えー……確か……昔々……」
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川*д川「桃太郎格好いい……」
从 ゚∀从「だろ!?」
川д川「これ、他の人にも教えてあげたいな……」
从 ゚∀从「おう、行ってこい行ってこい」
55 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:11:51.43 ID: ZW3PCy460
川д川「あ、ツンさん。お疲れ様です」
ξ゚听)ξ「お疲れー」
川*д川「あのですね。ハインから面白い話聞いたんですけど……」
ξ゚听)ξ「ハインから? ちょっと聞かせてくれない?」
:
:
:
ξ*゚听)ξ「すごい……ドラマティックだわ……」
川*д川「でしょー」
ξ゚听)ξ「これミセリは知ってるかな?」
川д川「ハインが教えてなければ、知らないでしょうけど……」
ξ*゚ー゚)ξ「ちょっと話してやろっと」
57 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:13:23.04 ID: ZW3PCy460
ξ゚听)ξ「あ、ミセリー!」
ミセ*゚ー゚)リ「あらツン。どうしたの?」
ξ*゚听)ξ「実はね、さっき貞子ちゃんから……」
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ミセ*゚ー゚)リ「あ、しぃさん。ちょっと聞いて下さいよ。さっき面白い話を聞いて……」
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(*゚ー゚)「あら、姉者ちゃん。お疲れ様。そうそう、さっきミセリちゃんから……」
62 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:17:09.71 ID: ZW3PCy460
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64 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:18:14.79 ID: ZW3PCy460
( ゚"_ゞ゚)「ふう……今日は天気が悪いな……星一つ見えないとは」
('、`*川「オサム様。今お時間よろしいですか?」
突然部屋にやってきたペニサスは、どこか興奮している様子だった。
( ゚"_ゞ゚)「どうした?」
('、`*川「いや、大した事では無いのですが、さっき姉者から面白い話を聞きまして……」
( ゚"_ゞ゚)「ほう。退屈していたところだ。話してくれないか」
('、`*川「もちろん。えっと、これはとある国に伝わる話なんですが――」
66 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:18:58.89 ID: ZW3PCy460
昔々、あるところに……。
( ゚"_ゞ゚)「ほう、伝記物か」
GさんとVOWさんがいました……。
(;゚"_ゞ゚)「誰だよ!」
67 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:20:42.05 ID: ZW3PCy460
Gさんはロックシンガーを目指し都へ……VOWさんは川へ洗濯に行きました。
(;゚"_ゞ゚)「誰かGさんを止めなかったのか」
VOWさんが洗濯をしていると、川の上流から、大きな桃がどんぶらこ……どんぶらこと流れてきました。
それを家に持ち帰ったVOWさんは、落ち込んでるGさんと一緒に包丁で割ってみました。
( ゚"_ゞ゚)「Gさん、夢破れるの早いな……」
すると中から元気な男の子が!
( ゚"_ゞ゚)「おお、超展開!」
68 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:21:58.94 ID: ZW3PCy460
桃から生まれたので、VOWさんは桃太郎と名付け、かわいがりました。
大きくなった桃太郎は、世界を征服しようと企む鬼を抹殺する為旅に出ます。
( ゚"_ゞ゚)「Gさんに負けず劣らず無茶な奴だな」
桃太郎はVOWさん手作りの団子と、Gさん手作りの剣を持って、鬼退治へと出かけました。
( ゚"_ゞ゚)(剣買ってやれよ……)
69 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:22:50.05 ID: ZW3PCy460
道中、桃太郎は、持っている団子を物欲しそうに見つめる者と出会います。
桃太郎は「一緒に鬼退治に行くお供になるなら、団子をやろう」と言いました。
( ゚"_ゞ゚)「ふむふむ」
こうして、哀川翔がお供になりました。
(;゚"_ゞ゚)「心強いなおい!」
72 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:24:42.71 ID: ZW3PCy460
それから桃太郎は、寺島進、竹内力を新たにお供につけ、いよいよ鬼のいる鬼ヶ島へ。
( ゚"_ゞ゚)「頑張れ桃太郎……」
桃太郎は鬼たちに言いました。
「筋の通らんことはやめましょうや……鬼のダンナ」
( ゚"_ゞ゚)「怖いぞ桃太郎……!」
それからは大変でした。
血で血を洗う抗争が勃発し、銃弾に倒れる竹内力。
寺島進を襲う凶刃。
哀川翔のまさかの裏切り。
(#゚"_ゞ゚)「哀川翔め……許せん!」
75 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:26:29.95 ID: ZW3PCy460
苦しい時は、GさんとVOWさんの顔を思いだし、桃太郎は戦い続けました。
そして、遂に鬼たちを討ち取り、危うく売り飛ばされるところだった妹を救い出したのです。
( ゚"_ゞ゚)「そんな話だったっけ……」
妹を婚約者のところへ送り届け、ようやく平和な日常を送れる……桃太郎がそう思った時でした。
暗い高架下を歩いている途中、背中に衝撃を受け桃太郎は倒れます。
振り返ると、目の血走った哀川翔が、血のついたドスを握りしめ、桃太郎を睨んでいました。
(;゚"_ゞ゚)「翔……貴様……!」
救急車のサイレンの音を聞きながら、桃太郎は薄く微笑んで言いました……。
78 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:28:15.93 ID: ZW3PCy460
(;、;*川「へへ……俺の人生……そう悪いもんじゃあ無かったぜ……と」
( "_ゞ )「う……桃太郎――!」
('、`*川「こうして、歌舞伎町の抗争は終わりを告げたのであった……めでたしめでたし」
(*゚"_ゞ゚)「桃太郎格好良すぎるぞ……!」
城ではしばらく、この桃太郎の話題でもちきりだったとさ。
80 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:28:57.76 ID: ZW3PCy460
从 ゚∀从「ま、ほとんど俺の創作だけどな」
第十二話「新世紀☆桃太郎」 完
81 名前: ◆CnIkSHJTGA Mail: 投稿日: 2007/12/20(木) 00:30:51.42 ID: ZW3PCy460
を { うわあ水たまりだあ
さぁーて次回の「棺桶死オサムのようです」は
第十三話「肝試し 季節外れも いいとこだ」
第十四話「( ゚"_ゞ゚)オサムは料理実験の被験者にされたようです」
Not even justice,I want to get truth! 真実は見えるか? お楽しみに!