104 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:52:23.80 ID:MYI35SKJ0

同化は滞りなく終わった

時間にして3分程度

だが、以前までの自分たちと比べるとあまりに違いすぎる自分がいた

 

 

それがこの私

昔の自分がどちらだったのか思い出せない間抜けの誕生だ

 

 

川 ゚ -゚) 〜狼4〜

 

107 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:55:08.86 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「…んぐ……で、何故、朝食がスルメなのだ?」

('A`)「食いながら喋るな」

ああ、そういうことか。
空き巣が入っても何故散らかさずにこの家を立ち去ったか分かった。
用は盗るべき物がなかったからだ。

つまりドクオは

川;゚ -゚)「なんというか……無理言って朝食をねだってすまん」

('A`)「気にすんな。家の中で戦闘支援プログラム……しかも上位項目を使用する奴を止めるためだと考えれば無難な選択をしたと思ってるから」

 

貧乏なのだ。

109 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 15:57:44.99 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……よし、決めた」

('A`)「何を?」

川 ゚ -゚)「ドクオ、ちょっと私の家まで来い」

('A`)「……はい?」

川 ゚ -゚)「だって、ドクオは貧乏人なんだろ?私の家で旨いものを食べさせてやるから来い」

('A`;)「いやいや、お前何か勘違いしてね?」

勘違い?
食事がスルメでどう勘違いをしろというのだ。
そもそもVIPに高い税を徴収されてるから貧乏人は珍しくない。
だから哀れみを込めた目で見ないでやるから安心しろ。

('A`)「そもそも俺、そんな悲観するほどの貧乏人じゃないし。だいたい貧乏なら何でバーボンハウスやヒートの屋台に行けるというんだよ?」

川 ゚ -゚)「ツケだろ?」

('A`;)「ちげーよ!!」

む?どういうことだ?

 

 

110 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:00:29.68 ID:MYI35SKJ0
('A`;)「今のご時世、金を貯めるのも大変なんだからいろいろ削って頑張らないと貯まんねえんだよ。
    こちとら自営業なんだから稼ぎも安定しないしな。
    バーボンハウスやヒートの屋台に行く時は稼ぎが多かった時だけだし」

お金を貯める、だと?
何のために?

まあなんにせよ、だ。

川 ゚ -゚)「自由に使うお金がないなら貧乏人とあまり変わらないだろ。いいから私の家に行くぞ」

そう言い、私は立ち上がる。
さて、自分の家で腕を振るうかな。

('A`;)「工エエェェェェエエ工!!今すぐ行くのかよ!?」

川 ゚ -゚)「当然だ。スルメごときでお腹が膨らむと思ってるのか?」

('A`;)「えー、めんどいー」

川 ゚ -゚)「……上位項目『COO「うわわああああああボク急にクーの家にいきたくなっちゃったよ!!!111」('A`;)

川 ゚ -゚)「分かればよろしい」

('A`;)「はぁ」

まあ、『COOL』なんぞ使うつもりは微塵もなかったがな。
疲れるし。

112 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:03:38.15 ID:MYI35SKJ0

そんなわけで2人して私の家に来た。
まあ、家といってもアパートの一室なのだが。

川 ゚ -゚)「あがってくれ」

('A`;)「…………………………………なんというか…………………おじゃましまーす」

川 ゚ -゚)「何か言いたそうな顔してるぞ」

('A`;)「俺のこと、貧乏人だって言ってたからさぞかし豪遊生活送ってるのかと思ってたんだが……俺ん家よりボロじゃねえか」

川 ゚ -゚)「別に生活するだけならこのくらいでいいと思うがな」

というより豪遊なんてする気はない。
研究所で働いてたからお金は沢山あるが、下手に貧乏人を刺激したら空き巣天国になる。
まあそんなことはどうでもいい……今はドクオを私の家に招いた目的を果たそう。

川 ゚ -゚)「今から料理する。そこらへんでくつろいでいてくれ」

('A`)「把握した」

113 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:06:01.48 ID:MYI35SKJ0
('A`)「しかし見事に娯楽品がないな」

川 ゚ -゚)「ドクオの家も似たようなものだろ」

('A`)「ないからこそ他人の家に期待するんだけどな」

川 ゚ -゚)「迷惑なやつだな」

片手にフライパンを握り、ドクオに視線を向けずに話す。
フライパンの中では卵とハムが2人分、ジュウゥと音を立てている。

川 ゚ -゚)「暇な時間に耐えられないようならそこに積み重ねてる本でも読んでみるといい」

('A`;)「いや、これらの本って娯楽用じゃなく間違いなく勉学用だろ?」

川 ゚ -゚)「知識を深めてみるのも悪くないぞ」

('A`;)「だが断る」

贅沢なやつだ。
世の中、勉強したくてもできないやつだっているのに。

川 ゚ -゚)「ならそこで黙って待ってろ」

('A`)「把握し……おや?」

……?

 

116 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:08:28.15 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「どうした?」

('A`)「表紙に『日記』って書かれてるノートを発見したんだが」

川 ゚ -゚)「あ、それは見るな」

日記を見られるのはあまりいい気分じゃないので一言いっておく。
ドクオは私の言葉を聞いて口を開く。

(*'A`)「ほうほう、見られたくないのか。よーし、パパ見ちゃうぞ〜!!」

……ドクオは私の言葉を聞いてなかったようだ。
まったく。

川 ゚ -゚)「見たら許さないぞ」

(*'A`)「えー、どーしよーかなー?」

川 ゚ -゚)「上位項も「分かった見ないから!!!」('A`;)

川 ゚ -゚)「分かればよろしい」

('A`;)「はあ」

117 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:10:47.52 ID:MYI35SKJ0
さて、確かラップで保存したご飯が冷蔵庫にあったはずだ。
レンジでチンするために冷蔵庫から取り出す。
とりあえず冷えたご飯を2つのおわんにご飯をよそい、2つのおわんとおかわり用のご飯を盛ってる皿をレンジの中に放り込む。
時間は1分くらいでいいだろ。

川 ゚ -゚)「さて、もう少しでご飯ができる」

('A`)「あいよ」

川 ゚ -゚)「とりあえずハムエッグを作ってみた。口に合えばいいんだがな」

(*'A`)「…………」

川 ゚ -゚)「涎が出てるぞ」

('A`;)「おっとスマソ、つい」

川 ゚ -゚)「つい、か。そんなに家庭の味に飢えてたのか?」

('A`;)「かもな。これが旨いかどうかは分からないが」

川 ゚ -゚)「中々どうして失礼な奴だなキミは。まあ、これからはスルメばかりじゃなく、ちゃんと自炊しろ」

('A`)「金に余裕があればな。てかいつもスルメ食ってるわけじゃないから」

 

119 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:13:26.53 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「ほう、スルメ以外でどんな物を食べているのだ?」

('A`)「えーと……草?」

川;゚ -゚)「……もういい。頼むからそれ以上語らないでくれ」

それ以上語られたら、あまりに不憫すぎて私が泣きそうだ。
大体、草とはなんだ草とは?
食べ物を買うだけのお金すらないのか?

……ちょっくらおかずを数品増やすか。

そうして冷蔵庫に保存してあるおかずを全て取り出す。
おかずを取り出してる間にご飯の温めは終わったのでご飯を取り出し、入れ替わりでおかずをレンジに放り込んでいく。

さて、ドクオを待たせるのは良くない。
温めたご飯とハムエッグをテーブルに乗せてく。
おっとすまん、割り箸とかないので私の替えの箸で我慢してくれ、ドクオ。

川 ゚ -゚)「さあ食べろ。どんどんおかずを追加していくからもりもり食べろ。おかわりもあるから全部食べろ。何なら私の分まで食べていいぞ」

('A`;)「ちょwwwwwサービスしすぎじゃねwwwwwww」

素直に同情した、なんて言えないからドクオのリアクションを沈黙で受け流す。
沈黙は金、とも言うしな。

122 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:15:45.37 ID:MYI35SKJ0
ドクオは「頂きます」と言った後、ご飯とハムエッグを食べ始めた。
その間に私は温めていた揚げ出し豆腐をレンジから取り出しに行った。
で、揚げ出し豆腐を持ってテーブルに戻ってきたら、だ。

川;゚ -゚)「……ご飯を空にするの早過ぎだろ?」

(*'A`)「いやー、久々に手料理食ったんで、つい」

川;゚ -゚)「ま、まあ、まだご飯のおかわりもあるしおかずも沢山ある。ご飯は自分でよそって、遠慮しないで食べてくれ」

(*'A`)「dクス」

ドクオを甘く見ていたかもな。
こいつは可哀そうな子犬じゃなくて狼だと改めて認識する。
だが大丈夫、私の武器(おかず)はまだある、今度は焼きそばだ。
私も狼だ、ここは一狼の意地と誇りにかけてこの狼を叩き潰す!
でも一瞬で無くなるご飯とおかずを見るのはある意味ホラーなので、テーブルに戻らずレンジで待機する。

数秒後、チンッという機械音を聞いた。
テーブルに戻るのが怖いが、戻らないわけにはいかない……意を決して焼きそばを持っていく。

(*'∀`)「ご飯うめwwwwwwwwwwwwww」

川;゚ -゚)「ちょっ、揚げだし豆腐がもうないとはどういう……待て待てっ、今焼きそばを持ってきたからご飯をおかずにご飯を食べるな!!」

クーよ、武器の貯蔵は十分か?

125 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:18:28.06 ID:MYI35SKJ0
……結果から言うとボロ負けした。

焼きそばの後は鯖の味噌煮、回鍋肉、漬け物、唐揚、サラダ……etcと続いたが尽く武器破壊(完食)された。
私のご飯&ハムエッグは「いいのか?」と聞かれたので首を縦に振ると、一瞬で消えてしまった。

川;゚ -゚)「キミの胃袋は宇宙か?」

(*'A`)「そんなに広くないって。ともあれゴチになりますた……ゲフ」

川  - )「……次があるなら負けないぞ」

(*'A`)「ん?何か言った?」

川  - )「いいや、何も」

(*'A`)「さあて、腹も膨れたところだし……」

ドクオはそういうと表情を引き締め、言った。

('A`)「質問していいかどうか迷ってたことなんだが……質問していいか?」

その言葉を聞き、私も気持ちを入れ替える。
まったく、質問の多い男だ。

川 ゚ -゚)「いいぞ。しかし昨日から質問ばかりだな。そんなに私は得体の知れないやつか?」

('A`)「それは自分の胸に聞いてみろ。ちょっと考えたら分かるぞ」

……鬼畜め。

 

127 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:20:57.09 ID:MYI35SKJ0

('A`)「聞きたいことは3つ。
    1つ、何でショボンのいるバーボンハウスに逃げ込んだんだ?
    2つ、VIPはお前を捕えようとしてる。もしかしたら殺そうとしてるようだが、お前はこれからどうするんだ?
    3つ、……そもそもどうして戦闘支援AI『COOL』を作ろうと思ったんだ?」

 

川 ゚ -゚)「まず、1つ目から答えようか。
     キミはショボンがVIP研究所に身を置いてたことを知ってたか?」

('A`)「ああ、一応は。
    だが3年前、大規模な暴動が起こったすぐ後に研究所を辞職して、バーボンハウスに就いたんだ」

川 ゚ -゚)「キミは私がVIP研究所の元研究員だと知ったとき発砲したよな?……ショボンもよく研究所で働けたものだな」

('A`)「その時はそんなにVIPを恨んでなかったんだよ。……で、それがどうしたんだ?」

川 ゚ -゚)「ショボンはその後バーボンハウスに身を置いた。
     そして、そんな行動をとったために私は彼に目を付けたのだ」

('A`;)「……何?」

川 ゚ -゚)「私もVIP研究所に身を置いてたんだぞ。
     彼と多少面識はあったからやっかいになったのだ。
     あとな、バーボンハウスの標語に惹かれたのも1つの理由だ。
     知ってるか?『来るもの全てにときめきを』があそこの標語らしいぞ」

128 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:23:48.25 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「それにな……バーボンハウスは酒場だが、もう1つの貌として情報屋を営んでいるんだ。
     今のVIPは荒れ放題だからな。犯罪も後を絶たず、情報を収集しきれないために情報を収集する場を数多く設置してるんだ。
     それ故VIPは情報収集する場を非戦闘地帯として認定している。
     だから、私は同化が終えたら数ある情報収集店舗のうちの1店に逃げ込もうと思ってたんだ」

('A`;)「それだったらショボンのところじゃなくてもいいんじゃね?」

川 ゚ -゚)「他のところだと私はすぐに捕まってしまうぞ。
     追われている者にとって情報収集店舗は墓穴と同類だ。
     もしショボンが私をVIPに引き渡そうとしてたなら即行で逃げ出してただろうしな」

('A`;)「あれ?でも、非戦闘地帯なら犯罪者に手を出せないんだろ?」

川 ゚ -゚)「……正直者は馬鹿を見る、ということを勉強したほうがいいぞ」

 

130 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:26:09.67 ID:MYI35SKJ0

だから私はショボンのいるバーボンハウスに身を置いているのだ。
AIを壊した罪に問われている私が逃げ込める可能性のあるところは、ショボンのところしかなかったのだ。
標語から窺い知ることができるように彼は優しかった……だからこそその優しさに付け入っているのだ。

('A`;)「……」

そしてやはりというか、どうもドクオはバーボンハウスの裏側が見えてなかったようだ。
そのため、今の説明はかなりショックだったろう。
まあいいや、空気読まないで次の説明に移ろう。
でも次はドクオの精神状態を考えて短めに説明しよう。

川 ゚ -゚)「2つ目の説明に移る。来たら返り討ちにする。それ以上もそれ以下もない。説明終わり」

('A`;)「いや、説明みじけえよ!!」

川 ゚ -゚)「……」

ツッコめる気力があるとは。
思ったより精神にダメージを負ってなかったのだな。
よし、次は長めに説明するか。

 

132 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:28:41.39 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)「3つ目の説明に移る。
     COOLを作った理由は……む」

('A`)「どうした?」

川 ゚ -゚)「理由を話す前に1つ言うことがある。これから話すことは誰にも言わないでほしい」

('A`)「分かった、誰にも言わない」

川 ゚ -゚)「そうか、では説明に移る。
     実を言うとクーは子供を産むことができない体なんだ。
     そんなわけだからクーは嘆き、どうすれば自分の子供を産めるかずっと考えていた。
     そうして辿り着いたのがAIだった」

('A`)「どうして子供が産めない体なんだ?」

心の中で同化前のクーに謝る。

 

川 ゚ -゚)「………………………………………………幼い時に変態どもにレイプされたんだよ」

('A`;)「え?」

 

134 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:31:01.48 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「8歳のころに路地裏に無理やり連れて行かれてな。
     痛いって泣き叫んでもそいつらは聞きもせずにひたすら犯しぬいた。
     激しい痛みで気絶して、激しい痛みで覚醒して、また気絶して……クーはそのサイクルを何度も何度も繰り返した。
     そのサイクルが終わったのは翌日の朝だよ」

('A`;)「な……」

川 ゚ -゚)「昔も今もVIPの治安が悪いんだよ……そんなことが起こっても不思議じゃない。
     クーは何とか救い出されたが、その変態どものせいでクーは生涯、子供を産むことができなくなったんだ。
     子宮は深く傷つき、卵巣は潰れてしまったと当時、治療してくれた先生が言ってた気がする。
     クーはその事実に大きなショックを受けた」

('A`;)「……」

川 ゚ -゚)「クーの夢はいいお母さんになる、だったからな。
     それからはどうしたらその夢を叶えられるか悩んでたよ。
     卵巣の移植や誘拐なども考えたが、それだと自分だけの子供じゃないって否定してた。
     ……まったく、頑固なやつだよ」

('A`;)「誘拐はまずいだろ」

川 ゚ -゚)「その行動を実行することはなかったから安心しろ。
     で、クーが出した結論は『私の手で我が子をゼロから造りだそう』というものだ。
     他人の子供より自分の子供を欲しいと願ったクーはその結論を出した」

('A`;)「それでCOOLか」

 

137 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:33:39.22 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「そうだ。だがクーは3点思い違いをしていた。
     1点、AIと呼ばれるものはクーが研究所に入った時にすでに造られていたが、造られていたものは想像していたAIじゃなかった点。
     AIには大きく分けて2つの意味合いがある。
     人間の知能そのものをもつ物と、人間が知能を使ってすることを機械にさせようとする物。
     クーが望んだものは前者で、すでに造られていたAIは後者だった。
     だから、先人たちの知恵を借りても意味がなく、AIの作成の難易度が急激に上がった」

('A`)「それは大変だったな……でも造ったんだろ?」

川 ゚ -゚)「ああ、造った。
     だが、造る前にもう1点問題があった。
     それは『AIは戦闘支援AI以外造ることを許さない』と言われたんだ。
     だからとりあえず名目としてマニュアルを使えるようにし、Compound Operation On List System……COOLシステムを作成した」

('A`;)「どういう意味?」

川 ゚ -゚)「目録複合演算システムのことだ。話が横に逸れるからCOOLシステムの説明は割愛する」

('A`)「おk。で、残る1点はなんだ?」

 

140 :4話 ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:35:58.99 ID:MYI35SKJ0

川 ゚ -゚)「前にも言ったが、AI……機械に自我を持たせたら皆が私たち親子を殺そうとしたこと。
     これが最後の1点だ」

('A`)「あーなるー」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「殴っていいか?」

('A`;)「ノーサンキュー」

 

 

 

 

 

 

142 :4話・性能チェック ◆pGlVEGQMPE :2007/09/06(木) 16:38:28.44 ID:MYI35SKJ0
川 ゚ -゚)の性能

 

C0.『金属探知』……これで動く金属(弾丸や武装した者)を感知。射程は50m。
             『COOL』実行中なら最大500mまで射程を伸ばすことができる。

C1.『対遠距離射撃・砲撃』……電磁場を用いて飛来する金属の軌道を逸らす。『COOL』実行中なら電撃で迎撃することも。

C2.『軍格闘術』……筋肉(主に義手・義足の人工筋肉)に電流を流すことによる肉体活性、またデータバンクから瞬時に戦闘知識を引き出す。
              『COOL』実行中なら肉体活性の能力が上がり、力、速さが増す。
              戦闘知識に関しては『COOL』実行前と変わらず。

C3.『COOL』……体内にあるCOOL本体の稼働率を78%ほどにする項目(普段は20%以下)
            100%にできなくもないが、すぐに熱で脳がやられてしまうため少し抑えている。
            80%でも熱で影響が出るが10分程度なら内蔵冷却装置で何とかやっていける。

C4.『鉄槌』……??????????

C5.『神罰』……??????????

C6.『徴収』……??????????

 

 

戻る

inserted by FC2 system