35 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:32:00.58 ID:zRmkwwwq0
第九話

ドクオは緊張しながらも眠りについた。そして夢を見た。

('A`)「どこだここ・・」

目の前には見覚えのある駅がある。

('A`)「ここは・・ニー速駅?」

いや、まだ自分は眠ったままなはず・・そう思うドクオ。

('A`)「現在状況を把握しろ・・はっ!これは!!」

川 ゚ -゚) 「おーい、ドクオ!!」

('A`)「クーじゃんか、おーい!!」

 

36 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:35:42.92 ID:zRmkwwwq0
互いに元気良く手を振りながら、距離を詰める二人。

('A`)「なんでこんな所にクーがいるんだ?」

川 ゚ -゚) 「嫌だな、今日は約束してたじゃないか」

('A`)「あれ・・そういえばそうだったな?」

川 ゚ -゚) 「・・忘れたのか?」

('A`)「いや、違うよ違う!!」

必死に言い訳するドクオ。それはそうだ、こんな美人と遊びにいく約束を忘れかけていたのだから。

 

39 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:37:44.54 ID:zRmkwwwq0
('A`)「じゃ、じゃあ早くいこうか!」

川 ゚ -゚) 「いや、ここで充分だ」

('A`)「え?」

川 ゚ -゚) 「それじゃ・・・・・・」

 

 

 

(´・ω・`)「やらないか?」

 

 

(;'A`)「うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

41 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:39:47.45 ID:zRmkwwwq0
もの凄い悲鳴と共に、ドクオは目を覚ます。

(;'A`)「く・・夢でよかった・・なんであのksms男が俺の夢に・・!!」

ドクオはたった一度会ったきりだったのに、何故か頭の中にこびりついて離れない。
それだけ初対面の印象が強すぎたからだろう。いや、それだけではない。

 

 

 

(´・ω・`)「♪ちっちゃな頃からksmsで〜15でゲイバー勤めたよ〜」

 

 

(;'A`)「なっ・・あいつ、うちの周りをランニングコースにして・・しかも歌ってやがるからか!」

 

43 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:41:46.29 ID:zRmkwwwq0
(´・ω・`)「♪ギザギザチンポが、折れちゃった〜」

 

 

(;'A`)「死ねよ・・」

 

44 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:42:37.37 ID:zRmkwwwq0
自作した訳のわからない歌を呟きながら、ショボンはドクオの住むマンションのすぐ近くをランニングで通過していった。

(;'A`)「しかも、あのカッコはなんだ?ハードゲイのメガネなしバージョンじゃねーか・・」

さすがは動くハードでリアルなゲイ、ショボンだ。

(;'A`)「うう・・朝から目覚めが悪いな・・不幸中の幸いは早起きできた事くらいか・・」

(;'A`)「仕方ない・・顔でも洗ってくるか・・」

重い足を無理矢理動かして、洗面所へ向かう。
確かに朝っぱらからショボンとガチksmsの夢を見たら、嫌な思いだってする。

 

46 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:45:59.39 ID:zRmkwwwq0
(;'A`)「ううん・・・」

眠い目をこすりながらいつもより少し冷たく感じる水を顔につける。
これでようやく目が覚めたような気がする。

(;'A`)「・・・・・・・ホントに今日遊ぶんだよな。俺があの美人と・・」

自分の今までの人生からすれば当然信じられないものだった。
小中高では全くモテる気配なしで振られまくり。大学に行ってからは成功しない合コンの毎日。
思えば、気持ちを伝える伝えるとはブーンに言っていたが、ホントは本気の人なんて居なかった。自分でそう気が付いていた。

(;'A`)「でも・・」

今回は何か自分の中で変わるような気がする。そんな予感が沢山ドクオの胸を突くのだった。

(;'A`)「・・俺は、今までの自分をこの恋愛で変えて見せる・・!ブーンが変わったようにな・・!」

(;'A`)「今は・・VIPに頼ってるけど・・いずれは一人立ちするんだ!」

もう決意は第一歩どころか、どんどん上を目指している。

 

47 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:48:08.86 ID:zRmkwwwq0
今までならありえなかったことが今、ドクオの中で起こっているようだ。

(;'A`)「よしっ!飯食おう!!」

台所へ向かおうとしたその瞬間、何かを忘れている事に気が付くドクオ。

('∀`)「あ、ジムスナイパーに挨拶するの忘れてたわ」

こんなこと言わなきゃ、ちょっとは株も上がったのにね。残念!!
その頃クーは・・

川 ゚ -゚) 「zzzzz・・・・・」

まだぐっすりだった。そこまで緊張はしていないようで、ドクオとは正反対のようだ。
経験の違いからなのだろうか。さすが美人は違う。
ちなみに作者はモテません。関係なかったNE!

 

48 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:50:27.98 ID:zRmkwwwq0
川 ゚ -゚) 「ふぁ・・朝か・・」

ようやくクーも目覚めたようだ。

川 ゚ -゚) 「あ・・そうだ、早く準備しないとな・・」

ドクオとの約束もあるので、とりあえず布団から出て準備を始めるクー。
眠そうな目つきは変わらないが。

川 ゚ -゚) 「うーん・・上手くいけばいいなぁ・・」

二人は今日のデートでどこまで距離を詰められるだろうか!

 

集合時間・・

 

50 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:52:38.85 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) 「やべぇ・・あきらかに早く来過ぎちまった・・」

胸のドキドキが納まらないままで、もうじっとしていられなかったドクオは、
九時より三十分前に駅前に到着してしまった。

 ('A`) 「・・・・・・・・・・・・・」

あまりに早く来過ぎたせいで暇を持て余している。そんな時だった。

(´・ω・`)「早く今週のksmsライフを買わないとな・・小さな楽しみだからな」

 ('A`) 「げ・・あいつは!?」

朝も夢に出てきたksms男ショボン。だが本屋は十時からじゃないとあいてない。

(´・ω・`)「・・・・・・・・」

なので当然のごとく本屋は開いてない。

 ('A`) 「・・あいつ、頭弱いのか・・」

 

53 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:57:25.96 ID:zRmkwwwq0
あまりにも暇だったのでショボンを観察してみる事にする。

(´・ω・`)「ゲイゲイゲイ、ゲーイ、ゲッイ、ホーテ♪」

ウィーン

 ('A`) 「な、なんだってーっ!?」

なんと普段開かない本屋の特殊な入り口が開く。あのスペースは一体何なのだろうか。

(´・ω・`)「ksmsライフ買わないと・・・」

そう呟いた瞬間こっちを向きはじめるショボン。そしてこう言う。

 

 

(´・ω・`)「あーべさんっ!セックスしよっ!」

 

55 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 19:58:38.89 ID:zRmkwwwq0
そして、そのままショボンは中に入り姿を消してしまった。

 ('A`) 「あ・・あれは是非とも中を確認しなくては!

ドクオがショボンの行き先を確認しようとした瞬間・・

 

 

 

 

川 ゚ -゚) 「やぁ、ドクオ。早いんだな」

 

 

 

56 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:00:58.18 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) 「く、クー!おはよう!!!!!」

どうやらクーも時間に余裕を持ってやってきていた様で、二人は久し振りの再会を果たした。

川 ゚ -゚) 「元気だったか?」

いつ見てもその綺麗な黒髪、凛とした表情は変わらない。

 ('A`) 「あ・・ああ」

今までの緊張が更に倍になり、言葉は上擦り、素直にクーの顔を見つめる事が出来ないドクオ。

川 ゚ -゚) 「??」

川 ゚ -゚) 「あはは、わかったぞ。久し振りだから緊張してるんだな?」

 ('A`) 「なななな!!!」

 

 

59 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:04:46.90 ID:zRmkwwwq0
川 ゚ ー゚) 「ほらw明らかじゃないか」

 ('A`) 「・・・・・・・」

クーが笑う。その魅力的な笑みを見て、ドクオはまた結婚式会場で味わった感情が戻ってきた。

 ('A`) (・・これがいわゆるトキメキメモリアルってやつかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

いや、それは違う。どうやらドクオは某有名エロゲに影響されているみたいだ。
だがそのときめきはそのエロゲで味わったものよりも更に上のレベルを行っている。

川 ゚ -゚) 「・・?ほら、そろそろいこう。時間が勿体無いぞ?」

 ('A`) 「あ、そうだな」

二人は改札に入っていき、遊園地へ向かう。
今日二人が行く遊園地は「サンシャインパーク」という最近出来た遊園地。
二人の住む場所からそこまで遠くなく、色々なアトラクションがあるため、ここに決定したらしい。

 

61 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:06:21.51 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) 「入場券・・・・・・」

今、ドクオの頭の中では小さな論議が起きていた。

 ('A`) A「いや〜ここは男がおごるべきっしょ。それがマナーって奴よ」

 ('A`) B「知らん!俺はそんなに金持ちじゃねぇ!!」

(´・ω・`)「やらないか?」

議論は二対一で入場料を奢るということに決定したらしい。
そうと決まればすぐにドクオは行動に出た。

 ('A`) 「クー!ちょっと待っててくれ!!」

川 ゚ -゚) 「あ・・ああ」

そういうとドクオは人の多い入場券売り場へ進んでいく。
数分後、すぐに戻ってきた。

 

62 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:09:08.44 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) 「はい!フリーパス!!」

川 ゚ -゚) 「あぁ、わざわざありがとう。お金は・・」

 ('A`) 「気にするな!俺の奢りだ!!」

 ('A`) (なんでフリーパスを気前良く奢ってるの・・?俺・・)

何故か入場券はフリーパスに化けていた。

川 ゚ -゚) 「・・・・・・・・」

川*゚ -゚) 「ありがとう・・」

クーは軽く頬を赤らめながら、ドクオにお礼を言う。

 

 

64 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:11:43.41 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) (うは・・)

 ('∀`)(かわええ・・・)

これなんてエロゲ?これなんてエロゲ?

川*゚ -゚) 「ドクオは優しいんだな・・じゃあ入ろう?」

 ('∀`) 「あ・・ああ!!」

初めより打ち解けてきた二人は、遊園地の中に進入していった。ある男の存在に気が付かず。

(´・ω・`)「こちらショボン、いい男のレーダーが反応している」

なんとまぁ、ショボンは何故かこの遊園地のお化け屋敷に潜入していた。
これからがドクオの正念場なのかもね。
さて、二人の方へ戻るが、まず何に乗ろうかの話し合いのようだ。

 

65 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:14:06.14 ID:zRmkwwwq0
川 ゚ -゚) 「実を言うとな・・」

 ('A`) 「ん?」

川 ゚ -゚) 「私は絶叫系が大好きでな・・」

 ('A`) 「ふむふむ」

川 ゚ -゚) 「だからあれに乗りたいってわけなんだ」

 ('A`) 「・・あれって、最近よく特集組まれる「よいじゃないか?」

川 ゚ -゚) 「そう、よいじゃないか」

よいじゃないか。まぁ、簡単に説明すると、ええじゃないかのパクリだNE!

 ('A`) 「あれ乗ったら・・吐くんじゃないか?」

実のところ、絶叫系はそこまで苦手ではないものの、アレに乗ったら自分が崩壊するような気がしてならなかった。
なのでこれはさりげなく阻止したい所だが・・

 

67 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:16:30.62 ID:zRmkwwwq0
川 ゚ -゚) 「・・ダメか?」

 ('A`) 「・・う」

少し目を潤ませながらドクオを見つめる。
こんな目されたら誰だってこれに乗る。俺もそうする。そして吐く。

 ('A`) 「・・これでも俺は乗り物酔いのドクオって呼ばれてるんだぜ。行こう!!」

川*゚ -゚) 「それでこそ男!!」

今のドクオの発言は一体どこがジェットコースターに強いという発言なのかは分からない。
数十分後・・

 (;'A`) 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

川*゚ -゚) 「ああ・・らめぇぇ・・」

もの凄い悲鳴をあげるドクオと何故か感じながらよいじゃないかに乗るクー。

 

 

68 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:18:26.14 ID:zRmkwwwq0
 (;'A`) 「ちょwwwwwwwwwwなにこの回転wwwwwwwwはくはくwwwwwwwwww」

川*゚ -゚) 「これ以上回したら・・私おかしくなっちゃうよぉ・・・・」

 (;'A`) 「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

川*゚ -゚) 「らめぇぇぇぇぇ!!!!いっちゃうよぉぉぉぉぉぉ!!!!」

川*゚ -゚) 「アッー!!!!!」

どうやらツンに続きクーもおかしな性癖を持っているようで。
まぁジェットコースターフェチとでもいっておくか。

川*゚ -゚) 「あぁん・・」

 ('A`) 「・・気持ち悪い・・」

よいじゃないかに乗った二人の反応は明らかに別ものだった。ジェットコースターに乗って感じるのも不思議だが。
ちなみに私はジェットコースターのケツの浮く感触が好きです。本当にありがとうございます。

 

 

69 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:20:17.66 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) 「・・それじゃあ次はどこいこうか・・?」

川 ゚ -゚) 「そうだな・・お化け屋敷でもいってみないか?」

 ('A`) 「んーそうだな」

止めといた方がいい。あそこにはksmsを嗜好にしている怪物がいるから。

 ('A`) (フヒヒ・・これは王道的展開ktkr)

そう、ドクオが想像していたのは・・
お化け屋敷入る→キャー→抱きつき→胸あたる→ハァハァ→イクーッ!!ってのを想像しているようだ。
だがそこにはksmsの危険も伴う。

 ('A`) 「フヒ・・あ、いけね、それじゃお化け屋敷いこうか」

川 ゚ -゚) 「あぁ、そうだな」

そう言って、二人はお化け屋敷へ向かう。

 

 

72 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:22:29.14 ID:zRmkwwwq0
入り口につくと・・クーはいきなりドクオの手に自分の腕を滑り込ませる。

 ('A`) 「ちょwwwwwwww」

川 ゚ -゚) 「私は怖がりなんだ。いいだろ?」

 ('A`) (ちょwww胸当たってるよwwww巨乳wwww)

ドクオの策略はもう、入る前から成功だ。

 ('A`) 「それじゃあ入ろうか!」

川 ゚ -゚) 「ああ」

意を決して二人はお化け屋敷に進入していった。
ここにスニーキングしているショボンは・・

 

 

76 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:26:14.48 ID:zRmkwwwq0
阿部「僕にksmsを挑もうなんていい度胸だな・・?股間の竜、ショボン・・」

(´・ω・`)「あ・・あなたはあの伝説の!!」

一人で入ってきた阿部に勝負を挑んでしまった。いや、最初は阿部だとは知らなかったらしい。

阿部「さぁ・・yaranaika?」

(´・ω・`)「・・・・・・・」

(*´・ω・`)「・・はい」

素直に従い、二人はあの公園のトイレへと向かっていった。ドクオは何とか危機を脱したようだ。

 ('A`) 「・・・・・・・」

このお化け屋敷、全く怖くなかった。ホントに。何も。

 

78 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:28:36.86 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) (つまらないな・・)

ドクオがそう思っているとき、クーは・・

川*゚ -゚) (いけない・・ドクオの腕が私の乳首にこすれてる・・らめぇぇぇ)

ブラしてるはずなのに・・さすがは巨乳。

川*゚ -゚) (声だしちゃらめぇぇぇぇ!ドクオにばれる・・!!あんっ!!)

うん、これで明らかだ。クーの性感帯は乳首のようだ。人の十倍くらい感度が高いみたいだ。
トボトボお化け屋敷から出た二人はその後色々な乗り物へ乗って、楽しんだ。
あたりが少しずつ暗くなってきたその時、ドクオがこんな提案をした。

 ('A`) 「そろそろ帰り時だが・・最後に観覧車でも乗らないか?」

 

79 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:29:02.20 ID:zRmkwwwq0
出た!ドクオ先輩の遊園地の定番!
だがクーもまんざらではないようだ。

川 ゚ -゚) 「そうだな、あれに乗らないと遊園地に来たってならないからな」

二人はゆっくりと足を観覧車の方に向けた。
数分後、観覧車に乗り込んだ。辺りはもう少し暗くなり始めていた。

川 ゚ -゚) 「うわー、景色が綺麗だな、ドクオ?」

 ('A`) 「あぁ、そうだな」

密室で二人きり。だが、二人ともまだ恋人がするような事は考えていなかった。
少ししてクーが話し始める。

川 ゚ -゚) 「・・ドクオ?」

 ('A`) 「ん・・?」

 

82 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:30:48.71 ID:zRmkwwwq0
川 ゚ -゚) 「今日はありがとう。楽しかった」

 ('A`) 「・・・・・」

 ('∀`) 「俺もだよ。クーが誘ってくれなかったら今日のことは無かった。俺からお礼を言いたいくらいだよ」

川 ゚ -゚) 「・・・・・・・」

川*゚ -゚) ポッ

クーの頬が桜色に染まっている。
ドクオがあまり見せない笑顔を見せたからでもあるかもしれない。

 ('A`) 「俺さ・・」

 ('A`) 「正直今日は緊張してた。まさかクーみたいな美人と一緒に遊ぶことなんてないと思ってたから」

川 ゚ -゚) 「・・・・・・」

 ('A`) 「俺ってさ・・この通りルックスだって良くないし、何より今まで本気で異性のこと好きになったことなんて無くてさ・・」

川 ゚ -゚) 「それは私もそうだよ、ドクオ」

 ('A`) 「え?」

 

84 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:32:06.35 ID:zRmkwwwq0
川 ゚ -゚) 「実はというと私も、今まで男で好きになった人なんて居ない。だから誰とも付き合ったことなんてないんだ」

 ('A`) 「俺と・・同じ・・なんだな」

川 ゚ -゚) 「ああ。それにこの通りしゃべり方も男っぽい。だから恋に縁なんて無かった」

 ('A`) 「・・・・・・」

川 ゚ -゚) 「でもな?」

 ('A`) 「?」

川 ゚ -゚) 「ドクオは・・今までの人とは違うとおもったんだ」

 ('A`) 「え!?」

川 ゚ -゚) 「見たときからずっと思ってたんだ・・上手くは言えないんだが、ドクオには私を受け止めてくれる雰囲気があった・・」

 ('A`) 「・・・・・・」

川 ゚ -゚) 「そう思って、私はお前と関係を持った。そしたら案の定、思ったとおりだったよ」

 ('A`) 「なんか・・嬉しいな」

 

85 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:32:26.27 ID:zRmkwwwq0
川 ゚ -゚) 「ドクオは、私のことどう思うんだ?」

 ('A`) 「どうって・・」

少し考え込むドクオ。

 ('A`) 「今の段階だと・・魅力的な女性・・なのかな?」

川 ゚ -゚) 「・・・・・・・・」

川*゚ -゚) 「その言葉・・信じていいのか?」

 ('A`) 「もちろんだよ。嘘はつかない」

川 ゚ -゚) 「・・・」

川*゚ -゚) 「嬉しい・・」

川*゚ -゚) 「ドクオ、私はもっとお前の事が知りたいな。だから、また遊んでくれるか?」

 

86 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:33:37.89 ID:zRmkwwwq0
 ('A`) 「ああ!もちろんだよ!」

川*゚ -゚) 「そしたら・・今日はもう終わってしまうけど・・また今度だな」

 ('A`) 「そうだな、残念だけど・・」

観覧車が一周して戻り、二人は帰路につき始める。
そんな時・・

(´・ω・`)「お・・大きすぎて・・一体何回イかされてるのかわからない・・!!」

阿部「お前もなかなかタフだな・・もう一度いくぞ」

(´・ω・`)「アッー!!!!!!!!」

未だ、ショボンVS阿部の戦いは両者倒れる様子が無く続いていた。
ksmsとは理解できないものだ。

 

87 名前: ◆gk43jgqTBM [] 投稿日:2007/10/25(木) 20:33:54.10 ID:zRmkwwwq0
行きのときあった少しギクシャクした雰囲気ではなく、二人の間には暖かい雰囲気が漂っていた。
あっという間に駅について、二人の別れる場所についた。

川 ゚ -゚) 「それじゃまた今度だな・・残念だけど」

 ('A`) 「うん、空いてる日があったら連絡してくれよ。俺も頑張って休み取るから」

川 ゚ ゚) 「ふふっ、あまり無理するなよ?」

今ならクーの為なら別に無理してもいいかなとドクオは思った。

 ('A`) 「いや、少し無理はするよw」

川 ゚ -゚) 「まぁ程ほどにな。それじゃあな」

 ('A`) 「ああ、またな」

クーの後ろ姿が次第に遠くなって、消えていった。

 ('A`) 「・・・・久し振りに楽しい一日だったな」

今日に限って、夜風が妙に気持ちよく感じた。これからの二人の関係は期待が持てそうだ。
綺麗な夜空がドクオの上に輝いていた。

第十話に続く

 

 

 

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