6 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:28:08.58 ID: Q6aouRDk0
エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介
川 ゚ -゚) エスパー女子高生。物を呼び寄せる超能力
(,,゚Д゚) 直情ダメ人間。超脚力の超能力
(*-ー-) 身体が不自由。人の内面の色を視る
( ><) これでも高1。千里眼
ξ*゚听)ξ クソガキ。記憶を刈り取る
川д川 オカ女。空間を構築、接続する能力
( ゚∀゚) 変態貧乏大学生。物の価値を操れる
( ・∀・) ダイプロ補佐。テレパシー能力
( ´_ゝ`) 変態兄。夜間だけ透明人間
(´<_` ) 変態弟。日中だけ透明人間
('A`) クーの幼馴染。ダイプロでアルバイト中
10 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:29:51.42 ID: Q6aouRDk0
ピカッ!!
ゴロゴロガシャーン!!!
(;,゚Д⊂ 「ぐっ!!!」
(;,゚Д-)⊂ 「落雷……!?」
バチッ
(;,゚Д゚)「こいつは………」
バチッ
バチバチッ
≫( A )≪
12 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:31:36.36 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「…」
≫('A`)≪「ギコさん、オレは――」
―――オレは、どうすればいいんですか?
16 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:32:54.60 ID: Q6aouRDk0
…
……
………パチッ
[ ('A`) ]「う……ん」
ξ*゚听)ξ「起きた!」
(*-ー-)「大丈夫、ドクオくん?」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「ここは…」
ξ*゚听)ξ「病院だよ」
18 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:34:52.03 ID: Q6aouRDk0
[ ( 'A`) ]「ツン、さん……しぃさん?」
[ ( 'A`) ]「……病院?」
(*-ー-)「そう。キミ、病院の前で倒れてたのよ」
(*-ー-)「ボロボロでね」
[ ( 'A`) ]「…」
ξ*゚听)ξ「3日も寝てたんだよ!」
(*-ー-)「何があったの?」
[ ( 'A`) ]「何が……」
[ ( 'A`) ]「…」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「……そうか」
[ ('A`) ]「夢じゃなかったのか…」
20 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:35:40.58 ID: Q6aouRDk0
ξ*゚听)ξ「?」
(*-ー-)「?」
[ ('A`) ]「オレ…」
「負けたのか」
25 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:36:38.80 ID: Q6aouRDk0
川 ゚ -゚)エスパークーのようです
−第二十七話:克己−
27 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:37:33.66 ID: Q6aouRDk0
―72時間前
―ラウンジ山、山間
≫('A`)≪「――…」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「お前、…意識があるのか?」
≫('A`)≪「…え?」
≫('A`)≪「あぁ、はい」
≫('A`)≪「意識バリバリ……」
≫( 'A`)≪
≫('A` )≪
≫('A`;)≪「うお!? 何すか、このバリバリは…!?」
32 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:39:24.55 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「(…確かにバリバリしてんな)」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「そいつが、お前の力ってやつだ」
≫('A`)≪「オレの力…?」
(,,゚Д゚)「あぁ」
(,,゚Д゚)「お前の、超能力だ」
≫('A`)≪
≫('A` )≪
≫( 'A`)≪
≫('A`)≪
≫('A`;)≪「えええええええええ!!?」
35 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:42:42.07 ID: Q6aouRDk0
≫('A`;)≪「ちょ、超能力!?」
≫('A`;)≪「ってことは……、お、オレがエスパー…!?」
(,,-Д-)「まぁ、そうなるな」
≫('A`;)≪「そんな、いきなり…」
(,,゚Д゚)「いきなりじゃねーよ」
≫('A`;)≪「…?」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「お前は、前にも能力を発動させたことがあんだよ」
(,,゚Д-)「あんときは……暴走しちまったけどな」
≫('A`)≪「…え?」
≫('A`;)≪「ぼ、暴走……?」
(,,゚Д゚)「ま、覚えちゃいねぇだろうが」
≫('A`;)≪「…??」
36 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:43:26.74 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「…」
(,,-Д-)「とりあえず、そんなことはどうでもいい」
≫('A`;)≪「…いや、あの」
(,,゚Д゚)「で」
(,,゚Д゚)「どうなんだ?」
(,,゚Д゚)「お前の答えは」
≫('A` )≪「…?」
(,,゚Д゚)「言っただろうが」
(,,゚Д゚)「クーちゃんを好きなのかどうか」
(,,゚Д゚)「オレが聞きたいのは、そこだ」
39 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:44:24.49 ID: Q6aouRDk0
≫('A`;)≪「……っ…」
≫('A`;)≪「…」
≫('A`;)≪「……オレは、その……」
≫('A`;)≪「…」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「悩むようなことかよ」
≫('A`;)≪「…」
(,,゚Д゚)「お前も分かってるはずだ」
(,,゚Д゚)「たとえ記憶がなくとも」
(,,゚Д゚)「心が覚えているはずだ」
(,,゚Д゚)「だから目覚めたんだろう? 今、ここで」
41 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:46:48.16 ID: Q6aouRDk0
≫('A`;)≪「オレは…」
≫('A`;)≪「……オレハ」
≫(-A-;)≪「…」
(,,゚Д゚)「…」
≫( A ;)≪「…」
≫( A ;)≪
パリッ
>( A ;)<
( A ;)
(,,゚Д゚)「…?」
('A`;)「オレは―」
43 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:47:47.61 ID: Q6aouRDk0
(-A-;)「オレには――」
('A`;)「よく分かりません」
(,,゚Д゚)「…!」
('A`;)「…」
('A`;)「素直さんは綺麗で、何でも出来て、凄い人だと思います」
('A`;)「…」
('A`;)「いつもクールだけど、話すと結構温か味がある人で」
('A`;)「でも、ちょっと泣き虫なとこもあって」
('A`;)「笑顔がとても可愛くて」
('A`;)「たいていの男ならイチコロで…」
(,,゚Д゚)「…」
44 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:48:35.24 ID: Q6aouRDk0
('A`;)「…」
('A`;)「確かに、素直さんを見ると」
('A`;)「胸が痛くなったり、なんだか懐かしい気持ちになったりします」
('A` )「…」
('A` )「けど」
('A` )「それは、違うんじゃないかって思うんです」
(,,-Д-)「…」
('A` )「これは、きっと」
('A` )「手が届かないものに憧れてるだけなんです」
('A` )「大体、素直さんが、オレのことを好いてるだなんて…」
(,,゚Д゚)「――ドクオ」
('A`)「はい…?」
47 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:49:58.43 ID: Q6aouRDk0
ド ゴ ォ !!
「ざけんなぁ!!」(#,゚Д゚)┌┛)A`)・∴「またっすか――っ!!」
(;メ)A`)「ムジュラ!!!」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「おい」
(,,゚Д゚)「てめぇ、…本気で言ってんのか」
(メ)A`)「…むぐぅ」
(メ)A`)「……本気ですよ」
(,,-Д-)「……そうかい」
50 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:52:25.35 ID: Q6aouRDk0
(,,-Д-)「…」
(,,-Д-)「成長したと思ったのは、オレの勘違いか?」
(メ)A`)「…」
(メ)A`)「…オレは、変わってませんよ」
(,,-Д-)「……」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「立てよ」
(メ)A`)「…っ」
(,,゚Д゚)「…」
(,,-Д-)「…けっ」
(,,゚Д゚)「今まで色々考えてたのが、バカみたいだぜ」
52 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:52:57.19 ID: Q6aouRDk0
(メ)A`)「…」
(メ)A`)「…ギコさん」
(#,゚Д゚)「てめぇにギコさん呼ばわりされる覚えはねぇ!」
(メ)A`)「…」
(メ)A`)「(じゃあ、なんて呼べばいいんだろう…)」
55 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:54:23.86 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「この、変態弱虫インキンもやし野郎」
(,,゚Д゚)「オレがせっかく身を引いてやったのに、なんだそりゃ」
(,,゚Д゚)「自分の気持ちすら分かんねーのかよ」
(メ)A`)「…分かってますよ」
(メ)A`)「……だから」
(,,゚Д゚)「だからも、DAKARAもねぇ!!」
(,,゚Д゚)「このままでいいのか!?」
(,,゚Д゚)「てめぇだけ忘れてのほほんとしてるがなぁ、クーちゃんは苦しんでんだよ!」
(,,゚Д゚)「それが分かんねーのか!」
(メ)A`)「…!」
(メ)A )「…」
(メ)A )「意味…分かんないっすよ……」
57 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:55:49.02 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「記憶はなくなっても、想いは残る」
(,,゚Д゚)「てめぇの胸の痛みはそこだよ」
(,,゚Д゚)「痛いなら、痛いって言えよ」
(,,゚Д゚)「なんで痛いのか考えろ」
(,,゚Д゚)「自分の気持ちにも正直になれずに、ただ逃げてるお前は」
(,,゚Д゚)「卑怯者だ」
(メ)A )「…」
(メ)A )「そうっすね」
(メ)A )「卑怯っすよ、オレは」
59 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:56:53.62 ID: Q6aouRDk0
(メ)A`)「…」
(メ)A`)「オレは、素直さんを尊敬してます」
(メ)A`)「素直さんが何に苦しんでるのか分からないけど」
(メ)A`)「オレでいいんなら、進んで力になりたいと思ってます」
(,,゚Д゚)「…」
(メ)A`)「でも、オレに何が出来ます!?」
(メ)A`)「根暗で、友達もいなくて!」
(メ)A`)「話下手で、女の子と付き合ったこともない!」
(メ)A`)「そんなオレに何ができるって言うんですか!?」
(#,゚Д゚)「うるせぇ!!」
(#,゚Д゚)「それでも、お前にしか出来ないことがあんだよ!!」
(#,゚Д゚)「それを分かれ、このクソ童貞!!」
61 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 20:58:09.98 ID: Q6aouRDk0
(メ)A`;)「んなっ!」
(メ)A`;)「童貞とこれは関係にないっすよ!!」
(#,゚Д゚)「関係ないことはねぇ!!」
(#,゚Д゚)「そもそも、お前がしっかりしてれば、こんなメンドくせーことにはなんなかったんだよ!!」
(#,゚Д゚)「女心つーのを理解してねーからだろ!」
(メ)A`)「…っ!!」
(メ)A`#)「あぁ、分かりませんとも!」
(メ)A`#)「童貞ですからね! そらそーだ!」
(メ)A`#)「でもね、でも…」
(メ)A`#)「あ、あんたも、童貞でしょうがっ!!」
65 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:00:43.20 ID: Q6aouRDk0
Σ(;,゚Д゚)「―――っ!!!!」
(#,゚Д゚)「い、いいんだよ!!」
(#,゚Д゚)「オレは、クーちゃんのために取っておいたんだよ!!」
(メ)A`)「…」
(メ)A`)「…」
(メ)A`)「…プッw」
(#,゚Д゚)「あ!?」
(メ)A`)「キメぇwww」
69 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:04:24.45 ID: Q6aouRDk0
(#,゚Д゚)「なっ!?」
(メ)A`)「女の操は尊いっすけど、男のそれは恥っすよ?」
(メ)A`)「オレはまだ10代っすからね、まだ救いはありますけど…」
(メ)A`)9m「その歳になっても童貞とか、ワロスwww」
(,,|||Д )「!!!!!!」
(#, Д )「このクソガキゃ…」
(#,゚Д゚)「いいだろう、……マジで、殺す」
(#,゚Д゚)「てめぇ、かかってこいやぁ!!」
70 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:04:57.52 ID: Q6aouRDk0
(メ)A`)「…」
(∩A`) ゴシゴシ
('A`) ゴゴゴゴゴゴゴッ
バチンッ
>('A`)<
バチッ
バチバチッ
≫('A`#)≪「…いいっすよ」
≫('A`#)≪「こうなりゃヤケっす!」
≫('A`#)≪「超(スーパー)ドクオの力、見るがいいわっ!!」
72 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:06:04.52 ID: Q6aouRDk0
〜〜〜〜まことに申し訳ありませんが〜〜〜〜
〜〜〜〜ここからは大変見苦しいため、ダイジェストでお送り致します〜〜〜〜
76 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:07:55.06 ID: Q6aouRDk0
(#,゚Д゚)「このアホたれがぁぁ!!!」
ドガァァァ!!!
「どらぁぁぁぁ!!!」(#,゚Д゚)つ)A`)≪「むきゅう!!」
≫('A`#)≪「アホはそっちでしょうがぁぁ!!!」
バチバチバチバチッ!!!
「がびびびびびばばばばば!!」《;,○Д○》 ⊂('A`#)≪「くらええええ!!!」
78 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:08:53.09 ID: Q6aouRDk0
(#,゚Д゚)「お前のほうが、もっとアホじゃー!!!」
ゴゴンッ!!!
「んなろぉぉぉぉ!!!」(#,゚Д゚)┌┛*`)≪「もぷっ!!!」
≫('A`#)≪「あんたよりマシだぁぁぁぁ!!!」
ピシャーン!!ガラガラガラ!!
「ぼぼぼぼーぼぼーぼぼぼぼ!!」《;,●Д●》 ≫∩('A`#)∩≪「おおおおおお!!!」
82 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:10:12.97 ID: Q6aouRDk0
プスプス…
ゐ;,-Д゚)ゐ =3「……げほっ、がほっ」
≫(メ)A(メ;)≪「ぜひぃ、はふ……はひ…」
〜〜〜〜双方ボロボロになったところで、ダイジェスト終了〜〜〜〜
85 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:11:22.36 ID: Q6aouRDk0
ゐ;,゚Д゚)ゐ「ふぅ…ふぅ……」
≫(メ)A(メ;)≪「……ぶはぁ」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「はっ…… ゴホッ やるじゃねぇか ゲホッ ドクオ」
≫(メ)A(メ)≪「ギゴさんごそ…」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「ちっとは分かったか?」
≫(メ)A(メ)≪「なにがでず?」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「自分の気持ちだよ」
≫(メ)A(メ)≪「…」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「どうなんだよ」
≫(メ)A(メ)≪「…」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」
≫(メ)A(メ)≪「さっぎと……変わりまぜんよ」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」
86 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:12:30.17 ID: Q6aouRDk0
≫(メ)A(メ)≪「それに…」
≫(メ)A(メ)≪「…オデは、オレは、このままでいいんでず」
≫(メ)A(メ)≪「…そう決めだから」
ゐ,,-Д-)ゐ「……そうかよ」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「まだ、殴りたりねぇみたいだな…!」
≫(メ)A(メ)≪「…」
≫(メ)A(メ)≪「…ギゴさん」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「なんだよ」
≫(メ)A(メ)≪「…どうじて……」
≫(メ)A(メ)≪「ゴホッ……ゲーゲー、アーアー」
≫(メ)A`)≪「…どうして、ギコさんは、そこまでするんですか?」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」
89 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:13:41.03 ID: Q6aouRDk0
≫(メ)A`)≪「ギコさんが、素直さんのことを好きなのは知ってます」
≫(メ)A`)≪「でも、それなら、…だからこそ、オレに任せる理由が分かりません」
≫(メ)A`)≪「自分でやればいいじゃないですか」
≫(メ)A`)≪「どうして、オレなんですか?」
ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」
ゐ,,-Д-)ゐ「…オラぁ、クーちゃんが好きだよ」
ゐ,,-Д-)ゐ「……未来のオレの嫁だからな」
≫(メ)A`)≪「…」
((∩,,-Д-) グシャグシャ
∩(,,-Д-)∩ ポンッ
(,,゚Д゚)「でもな」
91 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:14:52.02 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「でも、違うんだよ」
(,,゚Д゚)「そうじゃねぇ」
≫(メ)A`)≪「…?」
(,,゚Д゚)「妹を見守る兄貴って奴は、それじゃいけねぇんだ」
≫(メ)A`)≪「…」
≫(メ)A`)≪「…それはどういう意味で……?」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「なぁ、ドクオ」
≫(メ)A`)≪「は、はい…!?」
(,,゚Д゚)「お前の一番大切なものは、なんだ?」
≫(メ)A`)≪「へ?」
95 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:16:15.80 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「自分か? 金か? カーチャンか?」
(,,゚Д゚)「それとも、それも分からないか?」
≫(メ)A`)≪「…」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「……オレはダイプロで生まれて、ダイプロで育った」
(,,゚Д゚)「言ってみりゃ、あそこがオレの家みたいなもんだ」
(,,-Д-)「…」
(,,-Д-)「オレの一番大切なものは、家族」
(,,-Д-)「ダイプロにいる皆だ」
(,,゚Д゚)「勿論、それにはクーちゃんも含まれる」
(,,゚Д゚)「オレにとっちゃ、可愛い妹みたいなもんだ」
≫(メ)A`)≪「(…そういう意味か)」
97 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:17:22.96 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「もし、それを壊すようなヤツがいたとしたら…」
≫(メ)A`)≪「…」
(,,゚Д゚)「容赦しねぇ」
(,,゚Д゚)「たとえ、そいつが海の向こうにいようと、ぶん殴りに行ってやる」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「お前にはあるか? 何よりも守りたい大切なものってのが」
≫(メ)A`)≪「…」
(,,゚Д゚)「…」
≫(メ)A`)≪「…」
≫(メ)A`)≪「……あり、ますよ」
98 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:18:26.35 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「…」
≫(メ)A`)≪「………それが、何かは分からないけど、守ると誓ったものがあります」
≫(メ)A`)≪「ずっと前に、約束した」
≫(メ)A`)≪「……そんな気がします」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「そうか」
(,,゚Д゚)「たぶん、それは…」
(,,゚Д゚)「…」
(,,-Д-)「いや、いい」
(,,-Д-)「もう、過ぎたことだ」
≫(メ)A`)≪「…?」
101 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:19:58.27 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「その約束は、守れそうか?」
≫(メ)A`)≪「…」
≫(メ)A`)≪「どうでしょう……誰と約束したかも覚えてないっすから…」
(,,゚Д゚)「…」
(,,-Д-)「…そうか」
(,,-Д-)「忘れるつーのは、悲しいな」
≫(メ)A`)≪「…」
(,,゚Д゚)「だけどな」
(,,゚Д゚)「お前の心に残る、その約束」
(,,゚Д゚)「それだけは忘れんじゃねーぞ」
≫(メ)A`)≪「……言われるまでないっすよ」
(,,゚Д゚)「……ふん」
102 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:21:07.70 ID: Q6aouRDk0
―ふいに、会話が途絶える
≫(メ)A`)≪「…」
(,,゚Д゚)「…」
―雨音が、静かにその場を包んでいく
≫(メ)A`)≪「…」
―月もなく
(,,゚Д゚)「…」
―星もない
―あるのは、暗く淀んだ空
103 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:22:06.70 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「おい」
≫(メ)A`)≪「…なんすか?」
(,,゚Д゚)「もう夜だぞ」
≫(メ)A`)≪「そうっすね」
(,,゚Д゚)「…オレはヒマじゃねーんだ」
(,,゚Д゚)「この後も予定ぎっしり、引っぱりだこだ」
(,,゚Д゚)「お前に、これ以上構ってる時間はねぇ」
≫(メ)A`)≪「…」
(,,゚Д゚)「…」
(,,゚Д゚)「……まだ、分かんねーのか」
≫(メ)A`)≪「…」
≫(メ)A`)≪「…どうっすかね」
≫(メ)A`)≪「…」
≫(メ)A`)≪「…でも、やっぱり、……分かんないっす」
107 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:23:18.35 ID: Q6aouRDk0
(,,-Д-)「……そうか」
(,,゚Д゚)「なら、これで最後だ」
≫(メ)A`)≪「…最後?」
(,,゚Д゚)「あぁ」
(,,゚Д゚)「最後に、オレをぶっ倒してみろ」
≫(メ)A`;)≪「え!?」
≫(メ)A`;)≪「ちょっ……なんで?」
(,,゚Д゚)「…結局、お前に任せることに変わりはねーんだよ」
(,,゚Д゚)「オレはクーちゃんの傍にいれないしな」
≫(メ)A`;)≪「…じゃあ、何でこんなこと…」
(,,゚Д゚)「ケジメだよ、ケジメ」
(,,゚Д゚)「気持ちの問題だ」
(,,゚Д゚)「…お前の考えは大体分かった」
(,,゚Д゚)「後は、オレが納得するかどうかなんだが…」
113 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:26:31.90 ID: Q6aouRDk0
≫(メ)A`)≪「…」
(,,-Д-)「…」
(#,゚皿゚)「やっぱ納得いかねー」
≫(メ)A`)≪「(なんつー理不尽な人だ…)」
(,,゚Д゚)「しょうがねーから、全力でかかって来い」
(,,゚Д゚)「それで、オレを倒せたら納得してやんよ」
(,,゚Д゚)「それでいいだろ?」
≫(メ)A`)≪「…」
116 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:28:11.34 ID: Q6aouRDk0
≫(メ)A`)≪「どうせ、こっちには選択権はないんですよね?」
(,,゚Д゚)「分かってるじゃねぇか」
≫(メ)A`)≪「そんなこったろうと思いました」
(,,゚Д゚)「…へっ」
≫(メ)A`)≪「…」
≫(∩A`)≪ ゴシゴシ
≫('A`)≪「…」
≫('A`)≪「……こんなこと早く終わらせたいし…」
バチバチバチバチッ!!
≫ ('A`) ≪「…」
≫('A`#)≪「全力で、いきます…!」
123 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:31:25.74 ID: Q6aouRDk0
(,,゚Д゚)「おぅ」
(,,-Д-)「いいぜ、かかってきな」
(,,-Д-)
ザワッ
(ミ,-Д゚)「こっちも――」
≫('A`;)≪「(!!? 毛が……!?)」
ザワザワッ
ミ,゚Д゚)「全力でいかせてもらうぜ」
ザワッ…!!
ミ,,゚Д゚彡「ドクオ」
128 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:32:49.26 ID: Q6aouRDk0
≫('A`;)≪「ちょぉ―――!!!?」
ミ,,゚Д゚彡「あ?」
≫('A`;)≪「ななななんすか、それ!?」
ミ,,゚Д゚彡「あぁ、これ?」
ミ,,゚Д゚彡「本気モードってやつだ」
≫('A`;)≪「さっきも、『マジで殺す』とか言ってたじゃないっすか」
ミ,,゚Д゚彡「あぁ。だからこれは、本気のマジモードだ」
≫('A`;)≪「ず、ずるっ」
ミ,,-Д゚彡「はっw」
ミ,,゚Д゚彡「てめぇも『全力を出す』って言ったじゃねーか」
ミ,,゚Д゚彡「全力で、オレをねじ伏せてみろ」
≫('A`;)≪「ぐむっ…」
134 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:36:26.98 ID: Q6aouRDk0
ミ,,゚Д゚彡「…」
ミ,,-Д-彡「一応、言っとくが…」
≫('A`)≪「…?」
― 瞬間
「本気のオレは」
―ギコの言葉が終わる前に
≫('A`)゚Д゚,,彡「瞬きする暇さえ与えねーぞ」
―ドクオは背後を取られていた
139 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:38:22.48 ID: Q6aouRDk0
≫(;'A`)≪「!!?」
ドゴォ!!!
「ぶっ!?」∴・('A(⊂ミ゚Д゚,,彡「ほらよっ!!」
ミ゚Д゚,,彡「…オレの、本当の能力は――」
ミ゚Д゚,,彡「超脚力の向こう側」
ミ゚Д゚,,彡「短距離間における超高速移動」
ミ゚Д゚,,彡「テレポーテーション、だ」
≫(;'A(メ)≪「テレポ…!?」
ミ-Д-,,彡「009の加速装置みたいなもんだと考えてくれりゃいい」
ミ゚Д゚,,彡「もっとも――」
ミ゚Д゚,,彡「考えたところで、どうしようもないだろうがな」
140 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:39:27.72 ID: Q6aouRDk0
キンッ
ゴッ!!!
「らぁ!!」ミ,,゚Д゚彡つ)'A(メ)・∴「!!?」
ガンッ!!
∴・(メ)A(⊂ミ゚Д゚,,彡
ドゴッ!!
ミ,,゚Д゚彡つ)A(メ)・∴
ゴズッ!!
∴・(メ)A(⊂ミ゚Д゚,,彡
ベシィ!!
ミ,,゚Д゚彡つ)A(メ)・∴
143 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:41:15.86 ID: Q6aouRDk0
ミ,,゚Д゚彡「おらおらおらぁぁぁ!!」
キンッ
ドビシュー!!
∴・(メ)A(⊂ミ゚Д゚,,彡
(メ)A( 「ぶはっ!!」
145 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:41:59.91 ID: Q6aouRDk0
ミ,,゚Д゚彡「…」
ミ,,゚Д゚彡「どうした、ドクオ」
ミ,,゚Д゚彡「本気じゃなかったのか?」
≫(;メ)A(メ)≪「…」
≫(('A`))≪ ブルブル
≫(;'A`)≪「…ッ」
≫(;'A`)≪「…反則くせぇ」
148 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:42:56.75 ID: Q6aouRDk0
≫( 'A`)≪「でも、反則具合なら負けてない!! ……はず」
≫(#'A`)≪「おおおおっ!!」
バチバチバチバチッ
*
≫(#'A`)つ*** 「サンダーブレイクぅ!!」
―ドクオの、指先から雷の束が放たれる
―某巨大ロボットの必殺技の名を頂いたそれは
― 一直線に、ギコへと向かう
150 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:44:08.54 ID: Q6aouRDk0
ミ゚Д゚,,彡「…」
ミ-Д-,,彡「…無駄だ」
ミ゚Д゚,,彡「“オレは全てを突破する”」
、., キンッ
≫(;'A`)≪「んげっ!?」
ドガァァッ!!!
ミ,,゚Д゚彡┌┛)A)・∴「ごふぅ!?」
(;メ)A-)「ごほっ…! ぐぅ…」
157 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:46:26.08 ID: Q6aouRDk0
ミ,,゚Д゚彡「…」
ミ,,゚Д゚彡「こんなもんか…」
パチパチッ
> (;メ)A-)「…」
(;メ)A`)「…うぐっ」
(;メ)A`)「(超つえぇ……)」
(;メ)A`)「(こんなん無理無理…だろ……)」
(;メ)A`)「(大体、何でこんなことになってるんだ…?)」
(;メ)A`)「(呼び出されて、殴られて)」
(;メ)A`)「(変なこと聞かれて、殴られて)」
(;メ)A`)「(キレたら逆ギレされて、殴られて)」
(;メ)A`)「(結局殴られて…)」
ミ,,゚Д゚彡「…」
(;メ)A`)「(オレ、何やってんだ?)」
160 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:47:12.98 ID: Q6aouRDk0
ミ,,゚Д゚彡「…」
ミ,,-Д-彡「ドクオ」
(;メ)A`)「…」
ミ,,-Д-彡「守りたいものがある、って言ったな」
ミ,,-Д-彡「それなら」
ミ,,゚Д゚彡「立て」
ミ,,゚Д゚彡「それだけの価値があるだろう? “そいつ”には」
(;メ)A`)「…」
164 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:49:55.61 ID: Q6aouRDk0
―……
本当に何やってんだろう、オレ
そもそも、ギコさんが何言ってのかさっぱり分からない
オレがエスパー?
素直さんがオレを好き?
全部、夢じゃねーの?
そう思うし
そう思いたい
でも、なんでかな
172 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:52:43.01 ID: Q6aouRDk0
夢なのに
夢だとしても
ここで負けちゃいけない気がする
ここで逃げちゃいけない気がする
守るって言ったじゃないか
あの日、あのとき、この山で――
――それを否定することは、出来ない
――……
174 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:54:10.63 ID: Q6aouRDk0
――……
バチンッ!!!!
ミ,,゚Д゚彡「…」
ミ,,-Д-彡「…へっ」
バチバチバチバチッ!!!
≫ (メ)A ) ≪「……」
≫(メ)A-)≪「何でかは分からない」
≫(メ)A-)≪「体も痛いし」
≫(メ)A-)≪「気持ちの整理もつかない」
≫(メ)A-)≪「でも――」
≫(メ)A`)≪「負けられない」
180 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:55:21.87 ID: Q6aouRDk0
ミ,,-Д-彡「上等だ」
ミ,,゚Д゚彡「応えてやんよ」
ミ,,゚Д゚彡「“全力”、でな」
、., キンッ
≫(メ)A`)≪「(来るっ…!!)」
≫(メ)A`)≪「(…)」
≫(メ)A`)≪「(どうしよう…)」
187 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 21:58:40.77 ID: Q6aouRDk0
,, Д゚ 「――どうする?」
, Д「このまま、また倒れるか!?」
ヒュッ!! ミ,,゚Д゚彡(メ)A`)≪
ゴッ!!
ミ,,゚Д゚彡つ)A)・∴「ぶっ!!」
つ)A)・∴「…(瞬間移動…)」
つ)A)・ ∴「…(っても、空間移動とかじゃなくて、高速移動なんだよな)」
つ)A`) ・ ∴「(――それならっ!!)」
192 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:00:31.08 ID: Q6aouRDk0
ガシッ!
,
ミ,,゚Д゚彡つ∩)A`)
ミ;,゚Д゚彡つ「腕を…!?」
つ∩)A`)「フヒヒヒ、こうすりゃ逃げられんでしょ?」
ミ;,゚Д゚彡「この…」
バチバチバチッ!!!
つ∩)A`#) ≪「させるかぁ!!!」
ミ;,゚Д゚彡「――っ!!」
195 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:01:31.58 ID: Q6aouRDk0
つ∩)A`#) ≪「一緒に――――落ちろぉぉぉぉぉぉお!!!!!」
―ドクオの叫びに呼応して、空が轟く
カカッ!!!
「!!!!」ミ,, Д゚彡 ∩ A #)
196 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:01:52.22 ID: Q6aouRDk0
ガラガガラッ
―空と大地を繋ぐように
―暗雲より雷が吐き出された
ガシャ―――――ン!!!!!!!!
198 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:02:28.90 ID: Q6aouRDk0
――……
――…
…
[ (-A-) ]
―VIP総合病院
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「(覚えてるのはここまで…)」
[ ('A`) ]「(結果は…)」
[ ('A`) ]「…」
203 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:03:58.31 ID: Q6aouRDk0
[ ('A`) ]「(まぁ、病院の前で倒れてたって言われたし…)」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「…だよな」
(*-ー-)「?」
(*-ー-)「…大丈夫?」
ξ*゚听)ξ「まだ寝ぼけてんじゃないの?」
[ ( 'A`) ]「…寝ぼけてないっすよ」
(*-ー-)「そう…?」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「なら、もう一度聞くけど」
(*-ー-)「ドクオくん、何があったの?」
205 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:04:32.26 ID: Q6aouRDk0
[ ( 'A`) ]「…」
[ (;'A`) ]「…」
[ (;'A`) ]「…別に、何もなかったっす」
(*-ー-)「何もないわけないでしょ」
(*-ー-)「全身傷だらけで、ずっと眠ってたのよ?」
[ (;'A`) ]「…」
(*-ー-)「…」
[ (;'A`) ]「…」
(*-ー-)「…」
[ ('A`;) ]「…」
(*-ー-)「逃げるな」
208 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:05:05.18 ID: Q6aouRDk0
[ (;'A`) ]「あぅ…」
[ (;'A`) ]「えっと……、その」
(*-ー-)「その…?」
[ (;'A`) ]「…ネコと、……喧嘩を」
(*-ー-)「ネコと喧嘩…?」
ξ*゚听)ξ「にゃーんこ?」
[ (;'A`) ]「…はい」
(*-ー-)「ウソ言いなさい。ネコと喧嘩して、三日も寝込むわけないでしょ」
ξ*゚听)ξ「ネネーコ」
(*-ー-)「大体、何でネコと喧嘩しなきゃいけないのよ」
[ (;'A`) ]「…」
[ (;'A`)] ピコーン
[ (;'∀`) ]「禁則事項です」
212 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:06:14.22 ID: Q6aouRDk0
(*-ー-)「…」
ξ*゚听)ξ「…」
(*-ー-)「ふざけてると、怒るわよ?」
[ (;'A`) ]「…スイマセン」
(*-ー-)「それじゃあ…」
ξ*゚听)ξ ピーン
ξ*゚听)ξ「待って!」
ξ*゚听)ξ「しぃ、聞いちゃダメだよ」
(*-ー-)「え、なんで?」
ξ*゚听)ξ「“漢は黙って支援”って言葉があるんだよ」
217 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:08:01.26 ID: Q6aouRDk0
(*-ー-)「…黙って支援?」
ξ*゚听)ξ「うん」
ξ*-o-)ξ「男は多くは語らない――黙って行動するだけだ」
ξ*゚听)ξ「って、この前テレビで言ってた」
ξ*゚з゚)ξ「だから、しー だよ」
(*-ー-)「しー…って」
(*-ー-)「…」
[ (;'A`) ]「…」
(*-ー-) フー
(*-ー-)「まぁ、どうしても言いたくないなら、敢えて聞かないけどね」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「心配したのよ」
[ (;'A`) ]「…すいません」
220 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:08:47.30 ID: Q6aouRDk0
ガチャ
-゚)「…」
(*-ー-)「ん?」
ヒョコ
川 ゚ -゚)「…どうも」
[ ('A`) ]「…!」
ξ*゚听)ξ「あ、クー」
川 ゚ -゚)「あぁ…」
川 ゚ -゚)「…」
[ ('A`) ]「…」
221 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:09:48.37 ID: Q6aouRDk0
川 ゚ -゚)「目、覚めたのか」
[ ('A`) ]「…え、えぇ」
[ ('A`) ]「なんとか」
川 ゚ -゚)「そうか」
川 ゚ -゚)「…よかった」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「ドクオくん、何があったんだ?」
[ (;'A`) ]「えっと……」
ξ*゚听)ξ「ダメだよ! クー!!」
川 ゚ -゚)「は?」
ξ*゚听)ξ「黙って支援!! だよ!」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「は?」
226 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:10:57.97 ID: Q6aouRDk0
(*-ー-)「よく分かんないけど、喧嘩して怪我しちゃったんですって」
(*-ー-)「本当かどうかは知らないけど」
川 ゚ -゚)「喧嘩、ですか…」
[ (;'A`) ]「…」
(*-ー-)「…」
ξ*゚听)ξ「…」
川 ゚ -゚)「…」
[ (;'A`) ]「…」
[ (;'A`) ]「(……空気が痛い)」
227 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:12:02.35 ID: Q6aouRDk0
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「そういえば、クーはどうなの?」
川 ゚ -゚)「どう?」
ξ*゚听)ξ「あ−しー」
川 ゚ -゚)「あぁ、足か」
川 ゚ -゚)「…しばらくギブスを付けることになるが、まぁ、大丈夫だ」
川 ゚ -゚)「元々、精密検査のために入院してたようなものだから」
(*-ー-)「全身強打だったものね」
川 ゚ -゚)「…よくもまぁ、足一本で済んだものだと言われましたよ」
ξ*゚听)ξ「…そっか」
ξ*゚听)ξ「…」
232 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:14:12.67 ID: Q6aouRDk0
ξ*゚听)ξ「クーはもう元気なんだよね」
川 ゚ -゚)「あぁ」
ξ*゚听)ξ「元気ってことは、退院だよね」
川 ゚ -゚)「あぁ」
ξ*゚听)ξ「退院ってことは、おめでたいよね。少しぐらい騒いでもいいよね」
川 ゚ -゚)「あぁ」
川 ゚ -゚)「……ん?」
ξ*゚听)ξ「じゃあさ!」
スチャッ
ξ*゚∀゚)ξ「もう一勝負しよ!!」
つ|PS|
236 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:16:08.16 ID: Q6aouRDk0
川 ゚ -゚)「おぉ」
[ ('A`) ]「(今、どこから出したんだろう…)」
川 ゚ -゚)「しかし、この病室にはテレビはないぞ」
川 ゚ -゚)「前回の件でウチの部屋のも取り上げられたしな」
ξ*゚听)ξ「そこは、ダイジョーブ博士ー!」
ξ*゚听)ξ「ジャーン」
ξ*゚听)ξ「持っててよかった、PSone!!」
つ|PS1|
[ (;'A`) ]「なんつーもん持ってんだ…」
(*-ー-)「PSoneって、液晶モニタ付きの?」
ξ*゚听)ξ「Yea!」
川 ゚ -゚)「話せるじゃないか…」
240 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:17:22.38 ID: Q6aouRDk0
ξ*゚听)ξ「じゃあ!」
川 ゚ -゚)「あぁ」
ξ*゚听)ξ「ガンダムファイト!! レディg」(゚- ゚川
( ・∀・)「ダメだ」
ξ;゚听)ξ「ゴ……、げぇ、補佐!?」
川 ゚ -゚)「むっ」
[ ('A`) ]「(どこから出てきたんだ、この人)」
243 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:18:32.81 ID: Q6aouRDk0
( ・∀・)「…」
( ・∀・)「キミたち」
( ・∀・)「ウチに苦情が来たんだが」
( ・∀・)「院内でゲームをする患者いて困ってます、助けてエスパー、と」
川 ゚ -゚)「…」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ* ゚)「……」(゚ 川川
川 ゚ -゚)「すいません」
ξ*゚听)ξ「ごめんなさーい」
( ・∀・)「全く反省の色が見えないね」
( ・∀・)「ともかく、病院内でのゲームは禁止だ」
246 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:19:44.29 ID: Q6aouRDk0
川 ゚ -゚)「むぅ」
ξ*゚听)ξ「えー」
( ・∀・)「せいぜいカードゲーム程度にしておくんだな」
ξ*゚听)ξ「カードゲームって?」
ξ*゚听)ξ「ゆーぎーおーとか?」
( ・∀・)「違う。何だね、その遊戯王? というのは」
( ・∀・)「私が言っているのは、トランプだのUNOだの、そういうものだよ」
ξ*゚听)ξ「トランプもUHOも、二人じゃつまんないもん」
(*-ー-)「ツンちゃん。UHOじゃなくて、UNOね」
251 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:20:59.30 ID: Q6aouRDk0
( ・∀・)「そこまで面倒は見きれん」
( ・∀・)「あとは、自分たちで…」
ずるり
川д川「うふふふふふ〜、トランプの女王参上〜」
ξ;゚听)ξ「ひぃっ!?」
[ (;'A`) ]「うあぁ!?」
川 ゚ -゚)「(ベッドの下から出てきた…)」
( ・∀・)「相変わらず心臓に悪い登場の仕方を…」
川д川「うふっ、ありがとう〜」
( ・∀・)「いや、誉めてないから」
川д川「またまた〜」
252 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:22:04.70 ID: Q6aouRDk0
「ぐぅ……」
「貞子…さん……出して…ください…なんです」
川д川「あ〜、忘れてたわ〜」
ずるぅり
(;><)「がはっ、ごほっ!」
(;゚∀゚)「ぷはっ、死ぬかと思った!」
川 ゚ -゚)「おぉ、吐き出されるかのように」
(*-ー-)「大丈夫?」
(;><)「はぁ、はぁ。ど、どうにか…」
253 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:22:44.17 ID: Q6aouRDk0
( ・∀・)「キミたちは何をしに来たんだね」
( ゚∀゚)「いや、クーちゃんのお見舞いに行きたいって言ったらさ」
( ><)「それならって、貞子さんが“扉”を開いてくれたんです」
( ゚∀゚)「で、入ったはいいんだけど」
(;><)「出口が締まってって…」
川д川「空間の狭間に閉じ込められてたのね〜」
川д川「危なかったわね〜」
(;゚∀゚)「あんたのせいだろ!!」
(;><)「歩いてくればよかったんです…」
255 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:23:45.00 ID: Q6aouRDk0
( ゚∀゚)「ん?」
( ゚∀゚)「…」
[ ('A`) ]「…」
( ゚∀゚)「…オレは、クーちゃんが入院中と聞いたんだが…」
( ゚∀゚)「誰、このひょろいの?」
(*-ー-)「ドクオくんよ、って面識あるでしょ?」
( ゚∀゚)「生憎、野郎の名前は覚えない性質なんです」
( ゚∀゚)「おんにゃのこなら、すぐなんですけどね」
(;><)「人としてどうかと思うんです」
( ゚∀゚)「まーまー、そう言うなって」
257 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:24:44.89 ID: Q6aouRDk0
( ゚∀゚)「ドクオくんだっけか」
[ ('A`) ]「…はぁ」
( ゚∀゚)「オレはジョルジュ。よろしくな!」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「…はぁ」
( ゚∀゚)「…」
(゚∀゚ )「(なぁ、ビロ。こいつって、いつもこんな感じなの?)」ボソボソ
(;><)「(いや、ボクに聞かないでくださいなんです)」
(゚∀゚ #)「(じゃあ、誰に聞けばいいんだよ!)」
(;><)「(あんたは、ボク以外に相談相手がいないんですか!)」
(゚∀゚ )「…」
(゚∀゚ )「……うん」
263 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:26:07.12 ID: Q6aouRDk0
(;><)「…」
(*-ー-)「そんなことないわよ」
(*-ー-)「みんな、仲間じゃない」
( ゚∀゚)、「しぃさん…」
( ゚∀゚)「そんな、遠まわしに告白されても、オレ困っt」
(*-ー-)「あはは」
(*゚ー-)「……死にたいのかしら?」
(;><)「ひぃぃぃぃ!! 」
(;゚∀゚)「きゃいやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「(…賑やかな人だな)」
264 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:26:42.82 ID: Q6aouRDk0
[ ('A`) ]「…」
[ ( 'A`) ]「…」
ξ*゚∀゚)ξ
川 ゚ -゚)
(・∀・ )
[ ( 'A`) ]「…」
[ ( 'A`) ]「(ギコさんの守りたいもの)」
[ ( 'A`) ]「(家族。ダイプロの皆。…か)」
268 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:29:07.49 ID: Q6aouRDk0
(*^ー^)
(;><)
(;;:;:;,・*:;:) ←ジョルジュ
[ ( 'A`) ]「…」
[ ( 'A`) ]「(それにオレは入ってないんだろうな)」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「(オレの…)」
[ ('A`) ]「(オレの守りたいものは…)」
[ ('A`) ]「…」
269 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:30:29.07 ID: Q6aouRDk0
[ ('A`) ]「…」
(,,゚Д゚)「お前、クーちゃんが好きか?」
(,,゚Д゚)「クーちゃんが好きか、と聞いたんだ」
[ ('A`) ]「…」
(,,゚Д゚)「答えろ、ドクオ」
(,,゚Д゚)「クーちゃんはお前に任せる」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「(守りたいものは…)」
276 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:31:39.86 ID: Q6aouRDk0
川川 ゚)
ノ川 ゚ -)
[ ('A`) ]
「ドクオくん」
284 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:33:42.80 ID: Q6aouRDk0
[ (;'A`) ]「うひょう!!?」
(*-ー-)「あ、ごめんなさい」
(*-ー-)「驚かしちゃった?」
[ ( 'A`) ]「あ、いえ。考えごとしてただけっすから…」
(*-ー-)「そう…」
[ ( 'A`) ]「…」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「少しいいかしら」
[ ( 'A`) ]「は、はぁ」
[ ( 'A`) ]「…なんですか?」
(*-ー-)「確認なんだけどね」
[ ( 'A`) ]「?」
(*-ー-)「力、目覚めたんだね」
[ (;'3`) ]「ぶっ!!」
290 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:34:49.62 ID: Q6aouRDk0
[ (;'A`) ]「…どうして、それを?」
(*-ー-)「専属カウンセラーですもの、それくらいは分かるわ」
[ ( 'A`) ]「…」
[ ('A`) ]「なるほど…」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「いつだったかは、悪かったわね」
(*-ー-)「ひどいこと言っちゃって」
[ ( 'A`) ]「いつだったか……」
[ ( 'A`) ]「あ…、最初に“視て”もらったときですか」
(*-ー-)「うん」
(*-ー-)「キミの能力は、大分強いから…」
(*-ー-)「力に押し潰されてしまうかもしれないと思ったの」
(*-ー-)「あんなこと言っちゃって……、本当にごめんなさい」
[ ( 'A`) ]「…いえ」
297 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:36:07.10 ID: Q6aouRDk0
(*-ー-)「でも、良かったわ」
(*-ー-)「その様子だと、制御できたみたいね」
[ ( 'A`) ]「…」
[ ('A`) ]「…」
(*-ー-)「…?」
[ ( 'A`) ]「しぃさん」
[ ( 'A`) ]「…」
[ ( 'A`) ]「ちょっといいですか…?」
(*-ー-)「? えぇ…」
[ ( 'A`) ]「オレが、前に暴走したことがあるっていうのは、…本当ですか?」
(*-−-)「…!」
(*-−-)「誰からそれを…?」
[ ( 'A`) ]「……噂で、聞きました」
300 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:36:46.90 ID: Q6aouRDk0
(*-ー-)「…そう」
(*-ー-)「…」
[ ( 'A`) ]「…」
(*-ー-)「……本当よ」
(*-ー-)「危険な状態だったんだけど…」
(*-ー-)「どうにか、一命を取りとめたの」
[ ( 'A`) ]「…そうっすか」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「変な話なんですけど、そのときのこと、全然覚えてなくて…」
[ ('A`) ]「いまいちピンと来ないんです」
(*-ー-)「…」
306 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:37:47.20 ID: Q6aouRDk0
[ ( 'A`) ]「オレは、どうして暴走を…?」
(*-ー-)「…それは」
(*-ー-)「……」
(*-ー-)「………分からないわ」
[ ( 'A`) ]「…」
[ ('A`) ]「そう、っすか…」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「…暴走したことは事実よ」
(*-ー-)「でもね」
(*-ー-)「前は無理だったことが、今は出来るようになったんだから」
(*-ー-)「人間的に成長したってことよ」
[ ( 'A`) ]「…」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「……そうっすかね」
(*-ー-)「…?」
311 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:38:31.23 ID: Q6aouRDk0
[ ('A`) ]「…」
[ ( 'A`) ]「あの…」
[ ( 'A`) ]「このこと、他の皆には……」
(*-ー-)「…言わないで、って?」
[ ( 'A`) ]「…はい」
[ ( 'A`) ]「自分の中でも、まだ整理がついてないんで…」
(*-ー-)「そう…」
(*-ー-)「分かったわ」
[ ( 'A`) ]「…すいません」
(*-ー-)「謝ることはないわ。ちゃんと落ち着いてから、皆には話していきましょう」
[ ( 'A`) ]「…はい」
(*-ー-)「何かあったら、相談にのるから」
[ ( 'A`) ]「…ありがとうございます」
316 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:39:14.58 ID: Q6aouRDk0
(*-ー-)「…」
[ ('A`) ]「…」
ヌゥッ
川д川「は〜い、話は終わったかしら〜」
[ (;'A`) ]「うひゃ!?」
(*-ー-)「ちょうどね」
川д川「それなら良かったわ〜」
川д川「空気が読める、エアワイフ:貞ちゃんって呼んでね〜」
[ ( 'A`) ]「(空気嫁…)」
川д川「うふふ〜、トランプをやるんだけど参加しない〜?」
(*-ー-)「トランプ」
[ ( 'A`) ]「…ですか?」
326 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:40:38.09 ID: Q6aouRDk0
川д川「えぇ」
川д川「ビロードくんと、そこの肉塊もどうかしら」
(;><)「あ、えぇ。ボクは全然」
(;><)「ただ、あの、ジョルジュさんが帰ってこないんです」
(ジョルジュ)「…」
川д川「なら、ビロードくんだけ参加ね〜」
334 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:41:29.36 ID: Q6aouRDk0
川д川「ではでは〜」
川д川「第一回ダイプロトランプ大会の開催よ〜、パフパフ〜」
ξ*゚听)ξ「ん? なになに?」
川 ゚ -゚)「トランプ大会?」
川д川「イエス〜貞ちゃんファイブ」
川д川「やっぱり〜病院でトランプは定番よね〜」
[ ( 'A`) ]「(え? そうなの?)」
(*-ー-)「それで、何をやるの?」
川д川「ううふふふ〜」
川д川「恐怖の一発ババ抜きよ〜」
ξ*゚听)ξ「一発ババ抜き?」
川д川「ババを人数分用意して、各人一枚ずつ持つのよ〜」
川д川「ババを引いたら、即アウト〜」
川д川「そこで試合終了よ〜」
339 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:42:29.90 ID: Q6aouRDk0
川 ゚ -゚)「ずいぶんと厳しいルールだな」
川д川「それだけじゃないわ〜」
川д川「オプションで呪いもつけちゃう☆」
ξ*゚听)ξ「のろい?」
川д川「ババを引いた人は、『ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ』と踊り続ける呪いよ〜」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「こぇぇ…」
(;><)「怖いとかそういう次元じゃない気がするんです」
344 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:43:36.01 ID: Q6aouRDk0
川д川「じゃあ、モララー補佐。カード配ってください〜」
( ・∀・)「…」
( ・∀・)
( ・∀・)「私も参加するのかい…?」
川д川「もちろんよ〜」
354 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:45:16.62 ID: Q6aouRDk0
―で
( ・∀・)「おおおおおお!!!」
,
「てい!」( ・∀・)つ■ 皿⊂川д川
( ・∀・)つ■「…」
チラッ
( -∀・)つ□
359 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:46:17.22 ID: Q6aouRDk0
!?
(;・∀・)つ□「――!!!」
川д川「引い〜ちゃった、引いちゃった〜」
川д川「モララー補佐、失格〜」
川д川「呪いま〜す」
(;・∀・)「ちょっ、まt」
川д川9m「ど〜ん」
キャワー!!
362 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:48:22.40 ID: Q6aouRDk0
[ (;'A`) ]「…」
[ (;'A`) ]「(これが日本を屈指のエスパー集団…?)」
[ (;'A`) ]「…」
[ (;'A`) ]「(相変わらずというか……なんというか……)」
[ ( 'A`) ]「…」
[ ('A`) ]「…」
[ ('A`) ]「(家族…)」
[ ('A`) ]「(これが、ギコさんの“守りたいもの”なんすかね…)」
[ ('A`) ]「(ギコさん……)」
363 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:49:06.45 ID: Q6aouRDk0
……―
…―
…
―遡ること70時間前
―VIP総合病院前
( Д )「よっこらせっ…!」
ドサッ
メ)A-)つ
( Д )「ったく、世話の焼ける…」
(メ)A-)
( Д )「後は大丈夫だろ」
364 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:50:11.75 ID: Q6aouRDk0
( Д )「…」
( Д )「あのとき…」
ミ,, Д゚彡 ∩ A #)
( Д )「最後に“手を緩めなきゃ”、お前の勝ちだったんだがな」
( Д )「…」
( Д )「まぁ、正直不服だが、とりあえず…」
( Д )「…」
( Д)「クーちゃんのこと、任せたぜ…」
368 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:50:54.28 ID: Q6aouRDk0
( Д)「…」
( Д )「…」
( Д )「最後にもう一発殴っとこうかな…」
カタッ
ナ ゚ー゚)ス「何か物音が…?」
ナ ゚ー゚)ス「こんな夜更けに誰かしら…」
( Д )「ん…」
( Д )「名残惜しいが(暴力的な意味で)、ここでお別れだな」
( Д )「…」
( Д)「じゃあな――」
ギャン!!
370 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:51:27.75 ID: Q6aouRDk0
ウィーン
ナ ゚ー゚)ス「…」
ナ ゚ー゚)ス「あれ……? 誰も………」
むぎゅっ
ナ ゚ー゚)ス「むぎゅ…っ?」
ス(゚ー゚ ナ「…?」
ナ ゚ー゚)ス「…?」
ナ 。 。)ス
(;メ)ж-)
ナ;゚ー゚)ス「ひぃぃぃぃぃっ!?」
374 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:52:24.69 ID: Q6aouRDk0
ナ;゚ー゚)ス「って、人…??」
ナ;゚ー゚)ス「ヒドイ……」
(;メ)ж-)
ナ;゚ー゚)ス「顔…」
※あなたのせいです
ナ;゚ー゚)ス「はっ! よく見たら、怪我を…!」
ナ;゚ー゚)ス「先生、先生ー!!」
376 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:53:14.68 ID: Q6aouRDk0
※
―町外れ、空き地
ズザッー!!
( Д )「…」
( Д )「ふぅ…」
( Д )「…」
( Д )「…」
( Д )「これで、この町ともお別れか…」
( Д )「寂しくなるな…」
380 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:54:48.58 ID: Q6aouRDk0
『旦那ー!!』
( Д )「ん…?」
( ゝ )「ギコの旦那!」
(´<_` )「ギコさん!」
( Д )「よぉ、お前らか」
( ゝ )「どこに行ってたんですか!」
(´<_` )「散々、探したんですよ!」
( Д )「あぁ、悪ぃ」
( Д )「ちょっと、ヤボ用があってな」
( ゝ )「ヤボ用…?」
( ゝ )「…」
( ゝ )「…はっ!」
383 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:55:26.62 ID: Q6aouRDk0
( ゝ )「女っ!? ヤボ用って、O・NA・GO!!?」
( ゝ )「ヤボなこと聞くなよ、ってそういう意味!?」
(´<_`;)「ちょっ、落ち着け兄者」
( ゝ )「落ち着いていられるか!! 見ろ! この怒りの表情を!!」
(´<_`;)「いや、見えないから」
( ゝ )「どーなの、ギコさん!! どーすんの、オレ!?」
(´<_`;)「知らねぇよ」
( Д )「…」
( Д )「女、つーかな…」
( ゝ )「何!? 何か含みのある発言をしたよ、この人!?」
( ゝ )「どういうこと!? これ、どういうことなの!?」
(´<_` )「(だんだん、ウザくなってきた…)」
384 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:56:03.90 ID: Q6aouRDk0
( ゝ )「ぬぅぅ……ギコの旦那がそんな人だとは思いませんでした!」
( ゝ )「実家に帰らせて頂きますっ!!」
(´<_` )「実家ってどこだよ」
( Д )「あ、おい、待て…」
―ギコが兄者に歩み寄る
―闇夜に紛れていたギコの全身が、月の光に照らされて露になる
―そこには
ゐゐДゐゐ
―毛という毛がパーマネントした、ムック風味の化け物がいた
388 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:57:07.74 ID: Q6aouRDk0
((; ゝ ))「ぎゃああああああああああああっ!!!!!」((゚<_ ゚;))
((; ゝ ))「あばあばばばばばば!!」
((゚<_ ゚;))「ばばばけものののの!!」
ゐ;ゐДゐゐ「まて、違う」
ゐゐДゐゐ「いくらなんでも、化け物はねーだろ」
((; ゝ ))「化け物はみんなそう言うんだ!!」
((゚<_ ゚;))「ベムベラベロぉ!!!」
ゐ;ゐДゐゐ「いや、おいおい」
ゐゐДゐゐ「オレだよ、オレオレ」
((; ゝ ))「オレオレ詐欺!!?」
((゚<_ ゚;))「振り込んじゃうぅぅ!!」
ゐ;ゐДゐゐ「…お前ら、わざとだろ」
389 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:57:46.71 ID: Q6aouRDk0
ゐゐДゐゐ「ギコだよ、ギコ」
ゐゐДゐゐ「アイ アム GIKO!」
((; ゝ ))「GIKO!?」
((゚<_ ゚;))「」
((゚<_ ゚;))
(´<_`;)「…って、ギコさん?」
( ゝ )「なんだ、ギコの旦那か」
ゐ;ゐДゐゐ「だから、そう言ってるじゃねーか」
391 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:58:35.30 ID: Q6aouRDk0
(´<_`;)「どうしたんですか、それは?」
ゐゐДゐゐ「…」
ゐゐДゐゐ「…イメチェンだ」
( ゝ )「…」
(´<_` )「…」
ゐゐДゐゐ「…」
( ゝ )「…」
(´<_` )「…」
ゐ;ゐДゐゐ「…」
ゐ;ゐДゐゐ「何か言ってよ!!」
398 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 22:59:53.39 ID: Q6aouRDk0
―――ξ*゚听)ξ「ただいま、説明中、説明中…………」 ξ*゚∀゚)ξ「終わりー!!」―――
ゐゐДゐゐ「…つーわけだ」
( ゝ )「ほうほう」
(´<_` )「なるほど」
( ゝ )=3「……つまり、最近、更新が遅いのは作者の怠慢だと」
(´<_`;)「違う! 何を聞いてたんだ、あんた!!」
(´<_`;)「ドクオの話だろうが!」
( ゝ )「あれ? そうだっけ…?」
ゐゐДゐゐ「…」
ゐゐДゐゐ「(もう説明する気すら起きん…)」
402 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:01:30.76 ID: Q6aouRDk0
ゐゐДゐゐ「ともかくだ」
ゐゐДゐゐ「…」
ゐゐ゚Дゐゐ「待たせたな」
( ゝ )「…」
(´<_` )「…」
ゐゐ゚Дゐゐ「もう、思い残すことは何もねぇ…」
ゐゐ゚Дゐゐ「あとは、やるだけだ」
ゐゐ゚Дゐゐ「…」
ゐゐ゚Дゐゐ「最後に、もう一度確認したい」
ゐゐ゚Дゐゐ「お前らは、……本当に良かったのか?」
ゐゐ゚Дゐゐ「無理に付いてこなくてもいいんだぞ?」
406 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:02:33.66 ID: Q6aouRDk0
( ゝ )「…」
(´<_` )「…」
( ゝ )「フッ」
(´<_` )「ハハハハッ」
( ゝ )「はは、こやつめ」
(´<_` )「今更ですね」
( ゝ )「全くだ」
ゐゐ゚Дゐゐ「お前ら…」
(´<_` )「オレ達の人生は、ギコさんに会った時に始まったんですよ」
(´<_` )「最後までギコさんの横っていうのも、悪くないじゃないですか」
( ゝ )「弟者……」
( ゝ )「クサいけど、良いこと言うなぁ…」
(´<_` )「クサいは余計だ」
410 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:03:44.60 ID: Q6aouRDk0
ゐゐ゚Дゐゐ「…」
ゐゐ-Дゐゐ「そっか」
ゐゐ-Дゐゐ「あんがとよ」
(´<_` )「礼なんかいりませんよ」
( ゝ )「欲しいのは、愛!」
(´<_` )「もう本当にお前は黙れ」
ゐゐ-Дゐゐ「…」
ゐゐ゚Дゐゐ「よし」
(´<_` )「…行きますか」
( ゝ )「やらいでっかい」
413 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:04:39.28 ID: Q6aouRDk0
ゐゐ゚Дゐゐ「あぁ」
ゐゐ゚Дゐゐ「行こう――」
ゐゐ゚Дゐゐ「――――アメリカへ」
( ゝ )「(しかし、あんな格好じゃ、締まるものも締まらないな)」ボソリ
(´<_`;)「(しー…!!!)」
417 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:07:10.32 ID: Q6aouRDk0
―――
…―
…
ξ*゚听)ξ「次は私の番〜」
ξ*゚听)ξ「クー、引いて引いて♪」
つ皿
川 ゚ -゚)「あぁ」
川 ゚ -゚)つ「…」スッ
ξ(゚ー゚*ξ「♪」
川 ゚ -゚) 「…」
つ スッ
ξ(゚- ゚*ξ「…」
川 ゚ -゚)「(…なんという分かりやすさ)」
422 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:10:12.85 ID: Q6aouRDk0
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「(やっぱり、ここは勝たせてやったほうが、いいんだろうな)」
川 ゚ -゚)「だが、勝負の世界は非情である」
シュバッ
,
川 ゚ -゚)つ■ 皿⊂(゚- ゚*ξ
ξ;゚听)ξ「ぬわ―――!!!」
川 - -)「甘いな、ツン」
ξ#゚听)ξ「キシャー!! ずるい! ずるい!!」
川 ゚ -゚)「顔に出しすぎだ」
ξ*゚и゚)ξ「むー…」
ξ*-и-)ξ「クーみたいに、れーせーじゃないもん!」
川 ゚ -゚)「(私が冷静ね…)」
川 ゚ -゚)「…」
426 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:11:24.82 ID: Q6aouRDk0
川 -ー-) クスッ
川 ゚ー゚)「…そうかもな」
―クーが笑うと、ツンはますます頬を膨らませた
川゚ -゚)
―怒るツンを軽くあしらいつつ、視線を泳がすと
―窓から、青い空が見え…
▽( ・∀・)▽「ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ」
¢ ¢
―…なかった(踊りが邪魔で)
429 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:13:34.32 ID: Q6aouRDk0
川 ゚ -゚)「…」
ξ*゚听)ξ「次ぃ!!」
川 - -)「やれやれ」
―だから
―青い空のさらに向こう
―うっすらとではあるが、黒い雲が広がっていることに
―気付いた者は誰もいなかった
431 名前: ◆SEOMSVVqUg Mail: 投稿日: 2008/05/01(木) 23:14:09.53 ID: Q6aouRDk0
▽( ・∀・)▽「ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ」
¢ ¢
▽( ・∀・)▽「ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ」
¢ ¢
▽( ・∀・)▽「(この呪いは、いつまで続くんだろうか…)」
¢ ¢
第二十七話了