3 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:26:00.89 ID: zv025TMO0

エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介

川 ゚ -゚) もう新人じゃないね。物を呼び寄せる超能力

(,,゚Д゚) 先輩。超脚力の超能力

(*-ー-) 身体が不自由。人の内面の色を視る

( ><) これでも高1。千里眼

ξ*゚听)ξ クソガキ。記憶を刈り取る

( ゚∀゚) 貧乏大学生。物の価値を操れる

( ・∀・)プロジェクト補佐。テレパシー能力

从'ー'从 アイドル。嫌でも人目を惹いてしまう

('A`) クーの幼馴染。ダイプロでアルバイト中

('、`*川 *(‘‘)* 仲良し女子高生

 

 

 

4 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:31:25.63 ID: zv025TMO0

 

―この世で一番怖いもの

 

それを目の当たりした時に、貴方はどのような行動を取るだろうか

背を向けて逃げだすか

震えてその場に立ちすくむか

それとも、勇気を振り絞って立ち向かうか

 

人は、弱く、強く、脆くて、逞しい

人は、“見かけによらない”

 

もし

友人が何かに怯えている時に、貴方はどのような行動を取るだろうか

 

 

 

6 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:32:38.76 ID: zv025TMO0

―県立VIP高校2年教室

キーンコーンカーンコーン

ガヤガヤ

バイバイー
ウン、ジャーネー
オイ、ハヤク イコウゼ

 

('、`*川「う〜ん」

('、`*川「さて、さっさと帰りますかね」

「ペニちゃーん」

('、`*川「んー?」

*(‘‘)*「一緒に帰ろ!」

 

 

 

7 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:34:51.16 ID: zv025TMO0

('、`*川「…」

('、`*川「今度はどんな店を見つけたのかしら?」

*(‘‘)*「へっへっへっへ〜w さすがペニちゃん分かってる〜」

*(‘‘)*「最近、ワンコカフェっていうのが流行ってるみたいなの!」

('、`*川「へ〜」

*(‘‘)*「ワンコがメニューとか持って来るみたいで、メチャクチャ可愛いらしよ!」

('、`*川「へ〜」

*(‘‘)*「…」

*(‘‘)*「何、その興味なさ気な反応」

('、`*川「興味ないもん」

('、`*川「さぁ、帰ろう」

*(‘‘)*、「えー、待ってよー! 行こうよー!」

 

 

 

8 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:36:34.32 ID: zv025TMO0

―靴箱前

*(‘‘)*「ねー行こうよー」

('、`*川「あんた一人で行きなさいな」

('、`*川「私は忙しいの」

*(‘‘)*「忙しいって、ペニちゃん、生徒会の仕事とかほとんどやってないじゃん」

('、`*川「17歳の乙女をそんなものに縛り付けようとするのは良くないわよ」

*(‘‘)*「生徒会長の発言じゃないよ、それ」

―カタン

 川 ゚ -゚)

*(‘‘)*「あ、あの人。いつかの―」

('、`*川「あぁ、クールさんだっけ?」

('、`*川「この前の文化祭で頑張ってたみたいね」

*(‘‘)*「へー、そうなんだ」

 

 

10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:38:31.65 ID: zv025TMO0

―ガチャ

 川 ゚ -゚)ノ[|= |

 川 ゚ -゚)ノ |= |

 川 ゚ -゚) |= |

 川 ゚ -゚) |= |
   つ□ 

 

*(‘‘)*「ん? あれは――」

('、`*川「手紙?」

*(‘‘)*「手紙って……ラヴ(LOVE)レターっすか!?」

('、`*川「あんた、ウルサイ。…それっぽいね」

*(‘‘)*「会長会長! これは生徒会決済の必要性があるであります!」

('、`*川「ねーよ」

 

 

11 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:40:30.43 ID: zv025TMO0

('、`*川「ほらほらジロジロ見ないの」

('、`*川「人の色恋沙汰なんて腹の足しにもならないし、帰るよ」

*(‘‘)*「人の色恋沙汰が、三度のご飯より大好きな場合はどうすれば…」

('、`*川「人は完全には分かり合えないものなの」

('、`*川「ほら、一年の靴箱はあっちでしょ。さっさと行きなさい」

*(‘‘)*「あぅ〜」

 

 川 ゚ -゚)「…」
   つ□ 

 川 ゚ -゚)「…」
   つ√」 ペラッ

 川 ゚ -゚)「…」
   つ√」 

 

 川 ゚ -゚)「…果たし状?」
   つ√」 

 

 

12 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:41:18.38 ID: zv025TMO0

 

川 ゚ -゚)エスパークーのようです

    −第二十一話:恐怖を打ち破れ!−

 

 

 

13 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:42:53.36 ID: zv025TMO0

 

―素直クールさま

 いきなり、こんな手紙を送ってごめんなさい

 ちょっと話したいことがあるので

 明日の放課後、屋上に来てもらえませんか?

 あ、告白とかそういうのじゃないです

 ちょっと可愛いからって調子のんなよ

 ごめんなさい

 武器とかを持ってきても可です

 どうせ無駄だから

 それでは、明日待ってます

                    ―PG 

 

 

14 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:43:45.21 ID: zv025TMO0

―ダイプロミーティングルーム

(,,゚Д゚)(*-ー-)「……」(゚∀゚ )(>< )

ξ*゚听)ξ「なにこれ?」

川 ゚ -゚)「…果たし状、かな?」

ξ*゚听)ξ「はたしじょう?」

( ><)「決闘を申し込むってヤツなんです」

ξ*゚听)ξ「けっとう!? クー、ケンカするの?」

川 ゚ -゚)「いや、別に行くというわけじゃ…」

(,,゚Д゚)「よし、オレが行ってぶっ飛ばしてくる!」

川 ゚ -゚)「やめてくれ、話がややこしくなる」

 

 

 

15 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:45:50.10 ID: zv025TMO0

( ゚∀゚)「PG……女の子かなぁ」

( ゚∀゚)「女の子ならオレが優しく諭してあげるのに」

 

 ( ゚∀゚)「『やめるんだ、決闘なんて野蛮な真似は君には似合わない』」

  (゚∀゚ )「『お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!』」

 ( ゚∀゚)「『どかないよ、二人とも大事なオレの恋人だ』」

 ( ゚∀゚)「『どうしてもと言うなら、俺の屍を越えていけ…!』」

  (゚∀゚ )「『…駄目……駄目だよ。私にはお兄ちゃんを殺すなんて出来ない…!!』」

 ( ゚∀゚)「『そうか、……良い子だ。なら、お兄ちゃんの大事な彼女も殺さないでくれ』」  

  (゚∀゚ )「『……うん』」

 ( ゚∀゚)「『ふぅ…』」

 ( ゚∀゚ )「『クーちゃん、もう大丈b』」

 

 

16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:46:45.46 ID: zv025TMO0

 

ヒュ
パッ

ゴズッ!!

(  ∀ ) ゚ ゚ 「モツニ!!」

 

 

川 ゚ -゚)「…ビロード」

(;><)「はいなんです!」

川 ゚ -゚)「生ごみ用の袋を持ってきてくれ」

(;><)「はいなんです」

(,,゚Д゚)「バカだな」

ξ*゚听)ξ「あんたは人のこと言えないでしょ」

 

 

18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:48:08.40 ID: zv025TMO0

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「…ん〜」

ξ*゚听)ξ「どうしたの?」

(*-ー-)ノ√」 「いや、この手紙なんだけどね」

(*-ー-)「微かに視えるのよねぇ…」

川 ゚ -゚)「何がです?」

(*-ー-)「超能力の残渣(ざんさ)、残りかすみたいものが視えるのよ」

ξ*゚听)ξ「――!」

(,,゚Д゚)「つーことは…」

(*-ー-)「うん。これを書いた人は、エスパーかもしれないわね」

川 ゚ -゚)「なんと」

(*-ー-)「あくまでも可能性だけどね」

(,,゚Д゚)「確認の必要があるな」

 

 

 

19 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:51:26.08 ID: zv025TMO0

(*-ー-)「そうね」

(*-ー-)「明日の放課後、会ってみてもいいかもしれないわね」

川 ゚ -゚)「ふむ」

川 ゚ -゚)「手紙の文面から察するに、あまり好意的ではないと思うんですが」

(*-ー-)「うん、クーちゃん一人で行くのは危険かもしれないから…」

(*-ー-)「ギコくん、一緒に行ってもらえるかしら」

(,,゚Д゚)「最初からそのつもりだぜ!」

(*-ー-)「それと――」

(*-ー-)「ここにはいないけど、ドクオくんにも行ってもらおうと思ってるわ」

川 ゚ -゚)「…!」

(,,゚Д゚)「…」

川 ゚ -゚)「ドクオ、ですか?」

(*-ー-)「えぇ」

 

 

 

20 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:53:08.12 ID: zv025TMO0

(,,゚Д゚)「危険、じゃないか?」

(*-ー-)「あら、そんなことないわよ」

(*-ー-)「今までずっとカウンセリングを続けてきたけど、随分と成長したわよ」

川 ゚ -゚)「へぇ…」

(,,゚Д゚)「…」

(*-ー-)「まぁ、いつかは能力(ちから)を使いこなせるようになって欲しいし、色々経験も必要だと思うの」

(*-ー-)「本人には適当に言っておくから、よろしくお願いね」

川 ゚ -゚)「はぁ…」

(,,゚Д゚)「…」
 

(;><)「はぁはぁ、クーさん、ごみ袋持ってk…」

( ><)「…」

( ><)「なんですか? この空気は?」

ξ*゚听)ξ「さぁ?」

 

 

 

23 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:54:37.28 ID: zv025TMO0

―夜

薄暗い部屋に、一人の男

部屋には紙くずが散乱しており、随分と汚い

(    )「…」

この部屋の主である彼は、昨日まで執筆活動に勤しんでいた

それはラブレターという名目の果たし状

(    )「…」

(  Д )「…」

(  Д )「素直クール」

(  Д )「いや、エスパークーか」

(  Д )「やっと、見つけたぜ」

 

 

 

24 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:55:16.53 ID: zv025TMO0

(  Д )「…」

(  Д )「手紙なんて普段書かねーから大分苦労しちまったが」

(  Д )「作戦は完璧だ」

(  Д )「くっくっくっく」

(  Д )「…明日が楽しみだぜ」

 

 

 

26 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:58:25.96 ID: zv025TMO0

―翌日、VIP高校校門前

(,,゚Д゚)「ふ…」

(,,゚Д゚)「黒を基調とした、落ち着いたフォーマルウェア」

(,,゚Д゚)「しかし、あくまでカジュアルに」

(,,゚Д゚)「外しで、白いスニーカーをもってきて」

(,,゚Д゚)「男の中にある自然な無邪気さを演出…」

(,,゚Д゚)「ふ…」

(,,゚Д゚)「…決まってる」

 

川 ゚ -゚)「おい」

 

 

 

27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 09:59:07.08 ID: zv025TMO0

(,,゚Д゚)「あ、クーちゃん」

川 ゚ -゚)「誰が校門の前で変なポーズをしながら待てと言った」

(,,゚Д゚)「えー、キマってるだろ?」

川 ゚ -゚)「あぁ、キマってるぞ」

川 ゚ -゚)「薬物的な意味で」

「あ、あの」

('A`)「どうも」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「おう」

('A`)「…」

('A`)「(やっぱり怖いよ、この人)」

 

 

29 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:02:05.19 ID: zv025TMO0

川 ゚ -゚)「さて、行くか」

(,,゚Д゚)「…なぁ、オレが言うのもあれなんだけど、部外者が勝手に入ってもいいのか?」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「いいんじゃないか?」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「いざとなれば跳んで行けばいい」

(,,゚Д゚)「いざってときには、なりたくないなぁ」

川 ゚ -゚)「まぁ、捕まったら保護者とでも説明するさ」

(,,゚Д゚)「え? オレそんなに老けてる?」

川 ゚ -゚)「よし、行こう」

('A`)「あ、はい」

(,,゚Д゚)「いや、ちょっと待ってよ」

 

从  从「ん?」

从  从「あれは…」

 

 

31 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:03:31.67 ID: zv025TMO0

―校舎内

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…」

―周囲の視線を気にせず、ずんずん進む三人組

―目指すは、屋上

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…ツラ」

 

 

 

32 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:06:40.44 ID: zv025TMO0

川 ゚ -゚)「ん? どうした、ドクオくん?」

(;'A`)「い、いえ」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「今回、キミは“慣らし”のようなものだ」

川 ゚ -゚)「気をつけてはもうらうが、必要以上に緊張しないようにな」

('A`)「はぁ…」

('A`)「…」

('A`)「オレなんかで大丈夫ですか?」

('A`)「場所の調査とサンプル採取」

('A`)「デミタスさんや先輩方に任せておけば、心配もないと思うんですけど」

(,,゚Д゚)「“慣らし”だと言ったろ?」

(,,゚Д゚)「いつまでも雑用というわけにはいかない、つーことだ」

(;'A`)「あ、あぁ、そうなんすけど……あの、すいません」

 

 

 

33 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:07:38.33 ID: zv025TMO0

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「(随分と成長した、ね)」

(,,゚Д゚)「(どうにも、そうは思えねぇな)」

(,,゚Д゚)「(――こいつに、クーちゃんは任せれねぇ)」

 

「――コ」

川 ゚ -゚)「ギコ」

(;,゚Д゚)「ぉ、おぉ。何?」

川 ゚ -゚)「どうした? ボーっとして」

(,,゚Д゚)「…いや、なんでもない」

川 ゚ -゚)「もうすぐ屋上だ、大丈夫か?」

(,,゚Д゚)「あぁ」

 

 

34 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:08:31.57 ID: zv025TMO0

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「―ドクオ」

Σ('A`;)「ふぁい!」

(,,゚Д゚)「まぁ、…頑張れよ」

('A`)、「う、うっす!」

 

 

川 ゚ -゚)「――着いたぞ」

川 ゚ -゚)「屋上だ」

 

 

 

37 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:09:54.52 ID: zv025TMO0

―屋上

勢い良く扉を開ける

扉から一直線上、夕日をバックに立っている人物がいた

 

( ^Д^) 「よぉ」

( ^Д^) 「待ってたぜ」

 

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…」

 

 

39 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:10:59.43 ID: zv025TMO0

 

( ^Д^) 「仲間、連れて来やがったな」

( ^Д^) 「まぁ、関係ねぇけどな」

 

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…」

 

( ^Д^) 「…?」

( ^Д^) 「なんだよ、何か言えよ」

 

川 ゚ -゚)「えっと…」

(,,゚Д゚)「そうだな…」

('A`)「…うん」

 

 

40 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:11:53.61 ID: zv025TMO0

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「PGさん、でいいのかな?」

 

( ^Д^) 「あぁ、オレの名前はプギャーだ」

( ^Д^) 「会いたかったぜ、素直クール」

 

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「すまんが、どちら様だ?」

(,,゚Д゚)「つーか男かよ」

('A`)「(プギャーでPG……)」

 

 

 

43 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:13:22.51 ID: zv025TMO0

( ^Д^) 「何…だと…」

( ^Д^) 「…オレのこと、覚えてないのか?」

 

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「あぁ」

('A`)「(読者も覚えてないだろうなぁ…)」

 

( ^Д^) 「おい、待てや」

( ^Д^) 「オレに“あんなこと”しておいて、忘れたつーのかよ」

 

川 ゚ -゚)「?」

(;,゚Д゚)「えぇ!? クーちゃん、そんな!! ウソだよね!?」

(;'A`)「あんなこと…?」

 

 

 

45 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:15:36.63 ID: zv025TMO0

川 ゚ -゚)「いや、待て。物凄く誤解を招いているぞ」

川 ゚ -゚)「覚えが無いものは覚えが無い」

 

( ^Д^) 「…」

( ^Д^) 「素直クール」

( ^Д^) 「いや、エスパークー」

 

川 ゚ -゚)「――!」

 

( ^Д^) 「なんだ? その名を言われるのは意外か?」

 

川 ゚ -゚)「いや」

川 ゚ -゚)「以前、名刺をばら撒いたコトがあるからな」

(,,゚Д゚)「(そういえばそんなコトあったな)」

 

 

 

46 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:16:28.57 ID: zv025TMO0

( ^Д^) 「あぁ、その名刺のお陰でこの学校の生徒だって分かったんだ」

( ^Д^) 「忘れたとは言わせねぇ」

 

( ^Д^) 「――オレの額に落書きしやがったことを!!」

 

川 ゚ -゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

('A`)「…」

川 ゚ -゚)「あぁ…!」

(,,゚Д゚)「つーが暴れたときのことか」

('A`)「(詳しくは第十五話を参照ですよ)」

 

 

48 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:17:44.20 ID: zv025TMO0

( ^Д^) 「記憶が曖昧でよく覚えてねぇが」

( ^Д^) 「誰かにぶっ倒された後、油性マジックで額に落書きをされた」

( ^Д^) 「『参上、エスパークー』ってな」

 

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「あぁ、そうか。つーのことは覚えてないのか」

(,,゚Д゚)「しかし、それで女を呼び出して何をするつもりだったんだ?」

(,,゚Д゚)「随分と肝っ玉の小せぇことだな」

 

( ^Д^) 「うるせぇよ」

( ^Д^) 「男を病院送りにする女に遠慮なんてしねぇよ」

( ^Д^) 「そう」

( ^Д^) 「遠慮せずにぶちのめしてやるぜ」

( ^Д^) 「エスパーだかなんだか知らねぇけどな」

 

 

49 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:19:13.97 ID: zv025TMO0

川 ゚ -゚)「やったのは私じゃないんだが…」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「あれだけやられても懲りないのか」

(,,゚Д゚)「バカなのか、それとも相応の力があるのか」

(,,゚Д゚)「まぁ、エスパーに対する認識はあるみたいだな」

 

( ^Д^) 「ふぅん…」

( ^Д^) 「お前ら、全員“そう”なのか?」

( ^Д^) 「まぁ、何人いようと関係ないけどな」

( ^Д^) 「三日三晩。生死の境を彷徨ったんだぜ」

( ^Д^) 「それなりのお返しはしとかないとなぁ…」

 

川 ゚ -゚)「…それで目覚めたのか」

(,,゚Д゚)「厄介なこった」

 

 

50 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:20:41.05 ID: zv025TMO0

川 ゚ -゚)「しかし、大した自信だな」

川 ゚ -゚)「3対1で勝てるとでも思っているのか?」

('A`)「…」

('A`)「(え、オレも頭数に入ってるの?)」

 

( ^Д^) 「くっくっく」

( ^Д^) 「そう言ってられるのも、今のうちだぜぇ」

( ^Д^) 「…」

( ^Д^) 「オレは誰にも負けねぇ」

 

 

 

53 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:21:46.05 ID: zv025TMO0

( ^Д^) 「お前らが人間である以上――」

 

( ^Д^) 「“恐怖”から逃れることは出来ねぇんだよ…!」

 

プギャーの影が、ぐにゃりと動く

次の瞬間、それは弾けるように辺りに散らばった

オレンジ色の空と地面が、黒く染まっていく

 

('A`)「――!!」

川 ゚ -゚)「…!?」

(,,゚Д゚)「…これは!?」

 

 

 

54 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:22:48.23 ID: zv025TMO0

 

闇が空間を侵食していく

視界が閉ざされ、全てが黒く塗り潰されていく

 

―ゴゥン

 

彼らの目に映るのは、プギャーの姿のみ

しかし、それはプギャーであってプギャーではなかった

その姿は――

 

 

 

58 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:26:04.72 ID: zv025TMO0


川 ゚ -゚)「――ここは?」

プギャーの影が周囲を覆っていくところまでは見えていた

しかし、影が風景を食い尽くしてしまい、今は全く視界が効かない

ドクオ、ギコ

二人の安否も分からない

近くにいたはずだが、今は気配すら感じなかった

いや

気配は感じる

何者かの息遣い

私はそちらに顔を向けた

 

 

 

59 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:28:28.70 ID: zv025TMO0

 

|゚ノ^∀^)

 

一人の女の子がこちらを見ていた

何も見えない暗闇の中で彼女の姿だけは、確認できた

彼女はにっこりと笑い、こちらに手を伸ばしている

衝撃と動揺

自分がうろたえているのが、手に取るように分かった

 

― クーちゃん、大丈夫?

 

その少女は、手をのばしたままこちらへ近づいてくる

私は一歩、後ずさる

 

 

 

61 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:29:53.22 ID: zv025TMO0

 

― ホント、男子って子供よね

 

そう言いつつ、どんどん近づいてくる

私は気圧されるように、後退していく

 

― 私達、友達でしょ?

 

ふらふらとした足取りだった私は足を縺れさせて躓き、尻餅をついた

はっ、と顔を上げると

少女はすぐ近くまで来ていた

 

 

62 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:31:02.71 ID: zv025TMO0

 

― え? う、ううん。違うよ、違う違う。ちょっと話す程度だよ

 

 

あぁ

いやだ

思い出したくない

変わったのに

変われたと思ったのに

所詮、見せかけだけなのか

やっぱり、私は弱いままなのか

――私は、絶叫した

 

 

64 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:33:34.30 ID: zv025TMO0


(,,゚Д゚)「…なんだこれは?」

オレは辺りを見渡す

周囲は真っ暗で何も見えない

すぐ傍にいた、クーちゃんとドクオの姿さえ確認できない

全てが闇に包まれていた

いや

少し離れたところで、明るく輝いているモノがあった

まるで炎のようにゆらゆらと蠢いている

目を凝らしてよく見ると

それは人の形をしていることが分かる

こちらに向かって歩いて来てるようだ

 

 

65 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:34:49.92 ID: zv025TMO0

 

―ドクン

 

心臓が大きく跳ね上がる

 

なんだ?

なんだ、この感覚は――?

 

もう一度、光源に目を向けると

それは先程よりも接近していた

 

 

66 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:35:45.67 ID: zv025TMO0

それは大男だった

身体はオレンジ色に染まり、周囲が燃えるようにしてぼやけている

 

( ゚∋゚)

 

 

“そいつ”はどんどん近づいてくる

 

 

 

69 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:37:58.86 ID: zv025TMO0

 

―ドクン!!

 

先程よりも更に強く心臓が跳ねた

 

駄目だ

逃げないと駄目だ

早く逃げないと

 

全く覚えがない大男に恐怖する自分に驚く

逃げようにも、その場から全く動けない

まるで地面に固定されているかのように、自慢の足はビクともしなかった

 

 

70 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:38:45.08 ID: zv025TMO0

 

なんだ???

なんでこんなに怖いんだ???

 

 

顔の痺れが全身に広がる

喉はからからで、声も出ない

――オレは、声にならない悲鳴を上げた

 

 

71 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:40:49.08 ID: zv025TMO0

―屋上

依然、赤く夕日が照らす世界

プギャーは、にやにやと笑っていた

 

( ^Д^) 「くっくっくっく」

 

川  - )

(,, Д )

( A )

 

素直クール他二人は、完全に彼の術中にあった

顔は揃ってプギャーの方を向いているが、その目は虚ろで身体はがたがたと震えている

 

 

72 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:41:25.92 ID: zv025TMO0

( ^Д^) 「はっ」

( ^Д^) 「エスパーってのも大したことねぇんだな」

( ^Д^) 「つーか、オレが強すぎるのか」

( ^Д^) 「くっく、オレ最強ー」

( ^Д^) 「…」

( ^Д^) 「さて――」

 

川  - )

 

( ^Д^) 「男共は置いておいて」

( ^Д^) 「先にこいつだな」

( ^Д^) 「こいつには世話になったしなぁ…」

( ^Д^) 「たっぷり可愛がってやるかねぇ」

 

 

73 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:42:21.56 ID: zv025TMO0


('A`)「…ぅわぉ」

なんだこれ

いきなりの真っ暗闇

オレの仕事は安全じゃなかったのか

モロに死亡フラグが立ってますよ、えぇ

 

―パチッ

何かがはじける様な音が響く

なんだ?

不思議に思い、そちらに顔を向ける

そこには――

 

 

74 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:43:15.57 ID: zv025TMO0

 

 

≫( A )≪

 

 

―オレがいた

 

 

は?

何これ、ドッキリ?

いや、ドッキリはねぇだろ

常識的に考えて

ノリ突っ込みをしながら考える

 

 

 

75 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:44:59.47 ID: zv025TMO0

若干スパーク気味だが、これはオレだ

いつも鏡で見てるし、間違いない

なんでオレの目の前に、オレがいるんだろうか

ドッペルゲンガーとかいうヤツですかね

見ると死ぬとかいう

でも、生憎見ても死んでない

じゃあ違うのかな

いや、近い将来に死ぬんだったけ?

 

そんなことを考えていると、目の前にいるオレが口を開いた

 

 

78 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:46:45.93 ID: zv025TMO0

 

―オクビョウモノ

 

何?

『臆病者』

そう言ったのか?

 

―オマエハ カワラナイ

 

『お前は変わらない』

何言ってんだ、コイツは

オレは反論をしようと口を開く

 

 

79 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:47:40.61 ID: zv025TMO0

 

―オマエハ カワレナイ

 

『お前は変われない』

開いた口からは、何の言葉も出ることはなかった

既にオレは、“そいつ”の言葉に囚われていた

 

『変わることが出来ないくせに』

『変わった気になって』

『結局自分も相手も傷つける』

『お前は、臆病で最低だ』

 

やめろ

 

 

82 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:52:12.33 ID: zv025TMO0

片言だったそいつの声は、いつの間にかはっきりと聞こえていた

 

『おいおい、目を背けるなよ』

『お前は、オレだよ』

『お前が最も怖いと思っているのは』

『“変われない自分だよ”』

 

近づくだけで何もしてこない

ただ言葉だけが、容赦なくオレの胸に突き刺さった

――やめてくれ、オレは腹の底から叫んだ

 

 

 

83 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:55:35.32 ID: zv025TMO0


川- -)

昔、私はイジメられていた

きっかけはとっても些細なことだったのだろう

非社交的で気が弱い私はターゲットされた

男子のからかい、女子の冷笑

とても辛くて、いつも泣いていた

ドクオと過ごす外の世界は楽しく、心が安らいだが

学校は苦痛の象徴だった

一日の半分は学校で過ごすのである

朝が憂鬱で仕方なかった

登校拒否寸前の私だったが

それでも、学校に行き続けたのは一人だけ友達がいたからだ

 

 

 

84 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:56:19.39 ID: zv025TMO0

 

|゚ノ^∀^)

 

彼女の名前はレモナ

クラス委員を務め、勉強もできて、先生からもよく褒められていた

彼女は、優等生だった

誰にでも優しく、気が利いた

私にも対等に接してくれた

 

 

 

86 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:57:59.45 ID: zv025TMO0

 

|゚ノ^∀^)、「クーちゃん、大丈夫?」

|゚ノ-∀-)「ホント、男子って子供よね」

|゚ノ^∀^)、「私達、友達でしょ?」

 

そう、友達だと思っていた

しかし、私はここで気付くべきだった

彼女は決してイジメを止めようとはしてくれなかったことを

かけてくれる言葉は全て事後であったことを

一方的な友達感覚は、私が4年生になるまで続いた

 

 

87 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 10:59:14.20 ID: zv025TMO0

4年生の秋

私は具合が悪くて、保健室で休んでいた

換気のために窓は開けてあり、そこから心地の良い風が入ってきていた

 

―あの時

窓が閉まっていれば

いや、自分が寝ていれば

未来は違ったのかもしれない

 

 

88 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:00:01.83 ID: zv025TMO0

しかし、私は聞いてしまった

風とともに話し声が流れてくる

 

「あー、体育だるいねー」

「そう? 私は好きだけど」

「レモナは何でも出来るじゃん。私もレモナぐらいの運動神経があればなぁ」

「そんなことないよ」

「はいはい」

 

 

 

89 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:02:06.84 ID: zv025TMO0

「そういえば、またアイツ休み?」

「アイツって、クーちゃん?」

「それ以外に休んでるヤツいないじゃんー、ずりーなぁー私も病弱になりたーい」

「健康なほうがいいと思うけど」

「そおー?」

「うん」

「ふ〜ん。…ねぇ、レモナさ」

「何?」

「アイツと仲良いの?」

「…え?」

「結構、話してるじゃん」

「そう、かな…?」

「そーだよ。まぁ、レモナは誰にでも優しいから、しょうがないと思うけど」

 

 

 

91 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:03:33.47 ID: zv025TMO0

「アイツ、気味悪いから、あんまり近づかないほうがいいよ」

「…うん」

「レモナもさ、アイツと仲良くしてたら良いことないよ。友達ってわけじゃないんでしょ?」

「…」

「え、まさか友達なの?」

「え? う、ううん。違うよ、違う違う。ちょっと話す程度だよ」

「そうy

 

 

後は、もう聞こえなかった

 

 

 

 

93 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:04:53.59 ID: zv025TMO0

 

何かが音を立てて崩れていくのが分かった

 

それは

仮初めの友情か

喜び、笑うといった感情か

 

そういったものが、涙と一緒にぼろぼろと落ちていった

 

 

 

95 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:08:47.07 ID: zv025TMO0

あぁ、そうだ

これからだ

“変わろう”と決心したのは

 

レモナとの関係を絶ち

ドクオとの関係を薄め

依存を止め、人に頼らず

後ろを振り返らないで、前だけを見ることにした

 

 

97 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:10:28.20 ID: zv025TMO0

でも、結局は過去から逃げ出しただけに過ぎなかった

後ろを見るが怖くて、前に向かって逃げ出したのだ

 

 

―だから

―こんなにも

 

 

|゚ノ^∀^)

 

 

―過去が怖い

 

 

98 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:13:52.95 ID: zv025TMO0

私は弱いままだった

ドクオの一件で自覚はしていた

それを思い出す

表情の抜け落ちた顔の下には、泣き虫のままの自分がいる

助けて欲しかった

今すぐここから抜け出したかった

泣き虫の私は、精一杯の力を振り絞って言う

それは普段決して口にすることはない言葉だった

 

 

「助けて――   ォ」

 

声は、細く小さい

それは闇に溶けるようにして消えていった

 

 

100 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:15:51.58 ID: zv025TMO0


――!

何か、聞こえた気がした

それは何よりも大事なモノ

助けを呼ぶ、彼女の声

 

 

 

('A`)

('A`)「何だ……?」

 

 

101 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:17:13.34 ID: zv025TMO0

そこで、やっと我に返る

目の前にはオレがいる

オレが最も怖いと思う、オレ自身

恐怖に囚われ、しっかりと見ていなかったが

その表情は暗く、瞳は淀んでいる

我ながら中々酷い面をしている

 

('A`)「変われない自分か」

 

確かに自分は変われない

そんな自分が嫌いだ

 

 

102 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:18:06.54 ID: zv025TMO0

変われないことへの劣等感

置いていかれる孤独感

伝えられない焦燥感

感じるのは締め付けられるような胸の痛み

この感情が何に対するものなのかは、分からない

 

('A`)「でも――」

 

 

自己嫌悪の渦の中、ひとつ気付いたことがある

それは、変わらない自分を求めてくれる人がいるということ

自分は大嫌いだ

でも

 

 

 

104 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:19:09.56 ID: zv025TMO0

誰かは分からないけど

自分に助けられる人がいる

それなら

 

 

 

('A`)「“とりあえず”は、それでいいんじゃね?」

 

 

 

――オレは、もう一人の自分を思い切り殴りつけた

 

 

106 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:20:05.61 ID: zv025TMO0


( ^Д(#「ふぇぶっ…!?」

―プギャーは盛大に吹っ飛んで、地面に転がった

(;^Д-メ)「??」

(;^Д-メ) 「はぁぁ?」

 

 

('A`) !

('A`)「お、元に戻った」

 

 

107 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:20:44.53 ID: zv025TMO0

川 )「――ガハッ」

(,, Д )「――ッッ!!」

川;- -)「はっ…はっ…」

(;,゚Д-)「……ぐ」

 

('A`;)「素直さん、ギコさん!」

('A`;)「大丈夫ですか!?」

 

川;゚ -゚)「あ、あぁ…」

(,,゚Д-)「…なんとか、な」

 

 

108 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:21:37.37 ID: zv025TMO0

(;^Д-メ)「くそっ!! どんな手品使いやがった?」

(;^Д-メ)「オレの“恐怖”から逃れるなんて…!」

 

 

('A`)「…」

('A`)「さぁ?」

 

川;゚ -゚)「ドクオ…くんがやったのか?」

(;,゚Д゚)「…」

 

 

110 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:22:52.14 ID: zv025TMO0

(;^Д-メ)「まぐれに決まってる…!!」

( ^Д-メ)「また恐怖のどん底に落としてやるぜ…」

 

―その時

ガチャリと屋上の扉が開いた

 

从'ー'从「あー、やっぱりクーちゃん達だ」

从'ー'从「久しぶりー」

 

川;゚ -゚)「渡辺…!?」

(;,゚Д゚)「なんでこんなとこに」

( 'A`)「…」

('A` )「…」

(;'A`)「ほほほほほんものだ!!」

 

 

 

112 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:26:58.58 ID: zv025TMO0

从'ー'从「やぁやぁ、元気にしてたー?」

从'ー'从「ん――?」

 

(;^Д-メ)

 

从'ー'从「誰?」

( ^Д-メ)「プギャーだよ! てめぇも恐怖に震えやがれ…!!」

 

―ゴゥン

 

川;゚ -゚)「あ、しまった」

(;,゚Д゚)「ちょ…!」

 

―隙をついて、プギャーの影が渡辺に伸びる

―止める間もなく、闇がその場を包み込んだ

 

113 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:28:24.67 ID: zv025TMO0


从'ー'从「?」

ん〜

ここはどこだろう

真っ暗で何にも見えない

きょろきょろと辺りを見回すと、少し離れたところに

何かいるのが分かった

 

なんだろう?

 

 

114 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:29:37.56 ID: zv025TMO0

それは

大きくて

ごつごつしていて

鐘のような形をしている

緑色の苦いヤツ

 

 

 

  υ
〔||〕

 

ピーマン

この世の物とは思えないほど巨大なそれが、そこに鎮座していた

 

 

 

116 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:31:02.72 ID: zv025TMO0

 

从;'ー'从「はわわわわ、ピ、ピーマンだ」

 

私はピーマンが大嫌いなのだ

小さい頃から苦手で、見るだけで気持ちが悪くなってくる

チンジャオロースに入ってる細かいのもはひとつひとつ除くし

肉詰めは外側を剥がして食べるものだと思っている

その時

私の方へと、ピーマンが近づいてきていることに気付いた

ずりずりとその巨体を揺らしながら近づくその姿は、圧倒的な威圧感を持っている

 

 

119 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:32:12.01 ID: zv025TMO0

ピーマンが近づいてくる

 

从;'ー'从「は、早く逃げないと……」

 

ピーマンから逃げ出そうと、身構える

もうすぐ近くまで迫ってきている

身を反転させ、駆け出そうとした時

 

 

――ピーマンが泣いているのが分かった

 

 

 

123 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:33:36.27 ID: zv025TMO0

 

  υ
〔||〕 しくしくしく

 

从'ー'从「?」

 

 

どうしたのだろう?

普通に見れば、この上なく不気味な光景だ

実際、私も「ひぃ…」と軽く悲鳴をあげてしまった

早く逃げないといけない

でも

 

 

 

124 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:34:23.02 ID: zv025TMO0

  υ
〔||〕 しくしくしく

从'ー'从「もしかして…」

 

  υ
〔||〕 しくしくしく

从'ー'从「食べてもらえなくて悲しいの?」

  υ
〔||〕 しくしくしく

 

 

ピーマンは答えない

ただ、しくしくと泣くばかり

 

 

 

126 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:35:25.35 ID: zv025TMO0

しかし、私は確信した

このピーマンは私が食べなかった、ピーマンの集合体みたいなものだ

だからこんなにも大きくて、悲しそうなんだ

 

私は思う

ピーマンも好きでこんな風に生まれてきたんじゃない

私だって好きでエスパーになったわけじゃない

ちょっと他とは違うだけで、根本的なものは一緒のはず

少し個性が強いだけ

 

そうしたら、ピーマンに対して親近感が湧いてきた

それと同時に、申し訳ないという気持ちにもなってきた

 

 

130 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:41:02.87 ID: zv025TMO0

 

从'ー'从「…」

  υ
〔||〕 しくしくしく

 

从'ー'从「…ごめんね」

  υ
〔||〕 しくしくしく

 

ピーマンに対し、頭を下げる

今まで逃げてて、ごめんなさい

給食のとき残してて、ごめんなさい

残せないときは、窓から外に捨てて、ごめんなさい

 

 

131 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:42:27.24 ID: zv025TMO0

そこで私は気付く

彼(?)は食物だ

謝る前にやることがあるんじゃないか

それが一番の謝罪になるのではないのか

 

 

从'ー'从「そっか、そうだね」

 

 

――私は いたただきます を言うと、勢い良くピーマンに齧り付いた

 

 

133 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:44:57.49 ID: zv025TMO0


 

「ぷぎゃ―――――!!!!」

 

目覚ましの音は、男の絶叫

闇が晴れ、周囲が再び夕日に照らされる

 

 

川 ゚ -゚)「――!!」

(,,゚Д゚)「――っ!」

('A`)「おっ」

 

 

134 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:45:59.99 ID: zv025TMO0

 

次の瞬間、三人の視界に入ってきたのは――

 

 

( ;Д-メゝ皿'从

 

 

プギャーに噛み付く渡辺の姿だった

 

 

 

137 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:48:06.57 ID: zv025TMO0


(*-ー-)「大変だったみたいね」

川 ゚ -゚)「えぇ」

 

―ダイプロミ−ティングルーム

川 ゚ -゚) ('A`) (,,゚Д゚) ξ*゚听)ξ 从'ー'从 (*-ー-) ( ゚∀゚) ( ><) ( ・∀・)
      

ξ*゚听)ξ「人、多っ」

( ><)「しょうがないんです」

('A`)「オ、オレもここにいて良いんでしょうか?」

(*-ー-)「もちろん」

(*-ー-)「話、聞きたいしね」

('A`)「はぁ…」

(,,゚Д゚)「…」

 

 

141 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:53:07.74 ID: zv025TMO0

( ・∀・)「私は当初席を外していたので、よく分からんのだが」

( ・∀・)「結局、その彼の能力は何だったのかな?」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「『オレは、相手にとって一番怖いものに見える』」

川 ゚ -゚)「『ごめんなさい、もうしませんいやぁ噛まないで』」

川 ゚ -゚)「…本人はそう言ってましたね」

(*-ー-)「うーん」

(*-ー-)「それは……ヒュプノシスかしら」

( ゚∀゚)「…ひゅぷの…しす…?」

( ><)「hipnosis、催眠能力って意味なんです」

( ゚∀゚)「ほぉ〜、よく知ってんな」

( ><)「この前、しぃさんから教えてもらったんです」

( ゚∀゚)「へ〜」

 

 

142 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 11:54:44.75 ID: zv025TMO0

( ><)「ちなみにジョルジュさんもヒュプノシスなんです」

(;><)「自分の能力ぐらい把握しといて下さいなんです」

( ゚∀゚)「お前が知ってるなら、別にいいじゃん」

(;><)「何でですか」

 

(*-ー-)「“一番怖いもの”か…」

(*-ー-)「また厄介な能力ね」

川 ゚ -゚)「…えぇ」

ξ*゚听)ξ「よく無事だったね」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「ドクオくんと渡辺のお陰だ」

('A`)「いや、オレは別に…」

('A`)「何か、よく覚えてないですし」

(,,゚Д゚)「…」

 

 

 

145 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:03:47.06 ID: zv025TMO0

从'ー'从「私もピーマンとお話してただけだよ〜」

( ゚∀゚)「…」

( ><)「…」

( ゚∀゚)「(なぁ、これって営業用か?)」

( ><)「(たぶん素だと思うんです)」

( ゚∀゚)「(そっかぁ……ジュルリ)」

(;><)「(あんた、何考えてるんですか)」

 

 

146 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:09:15.33 ID: zv025TMO0

ξ*゚听)ξ「で、そのプギャーって人はどうなったの?」

('A`)「あ…」

('A`)「あの後、存分に咀嚼されて、病院に運ばれました」

('A`)「精神的なダメージが酷く、怖い怖いってうわ言を言ってるそうです」

( ・∀・)「再起不能ということかね?」

('A`)「いえ。でも、しばらくは入院しなきゃいけないみたいですね」

( ・∀・)「そうか」

( ・∀・)「あとで病院に行こう。直接、本人に聞きたいこともある」

 

( ・∀・)「(咀嚼、か)」

( ・∀・)「(……万死に値する)」

('A`)「(同行します)」

( ・∀・)「(あぁ、更なる恐怖を植えつけてやる)」

('A`)「(御意)」

 

 

 

150 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:13:00.78 ID: zv025TMO0

(;-ー-)「色々、危険な“色”が混ざってるんだけど…」

从;'ー'从「寒気がします〜」

ξ*゚听)ξ「そういえば、なんでナベちゃんは学校にいたの?」

从'ー'从「あ、それはね。この前の文化祭でやったライブが割と好評で〜」

从'ー'从「来年も って話があったから、見学ついでにマネージャーに付いてきたの」

ξ*゚听)ξ「それでクー達を?」

从'ー'从「うん。何だろうと思って」

( ><)「放課後で良かったんです」

( ><)「下手すると大騒ぎになってたんです」

从'ー'从「どう隠れても目立っちゃうから、結構大変だったんだよ」

ξ*゚听)ξ「アイドルも大変だね」

从'ー'从「でも、好きだから」

ξ*゚听)ξ「そっか」

 

 

152 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:14:06.30 ID: zv025TMO0

( ・∀・)「(―よし)」

( ・∀・)「(『でも、好きだから』、録音に成功した)」

('A`)「(さすが、補佐! 僕たちにできないことを平気でやってのける! そこにしびr)」

( ・∀・)「(伊達に信者を名乗ってはいないさ)」

 

 

 

157 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:18:02.73 ID: zv025TMO0

(;-ー-)「何やってんだか…」

(*-ー-) "「…」

(,,゚Д゚)「…」

(*-ー-)「ギコくん」

(,,゚Д゚)「…なんだ?」

(*-ー-)「何かあったの? 様子が変だよ?」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「“一番怖いもの”を見せられたんだ」

(,,゚Д゚)「まだビビってるのかもな」

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「何を、見たの?」

(,,゚Д゚)「…」

 

 

 

159 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:19:25.12 ID: zv025TMO0

(,,゚Д゚)「別に。大したものじゃない」

(*-ー-)「そう…」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「……ドクオは」

(*-ー-)「ん?」

(,,゚Д゚)「あいつは、成長したみたいだな」

(*-ー-)「うん。言ったでしょ」

(;-ー-)「まぁ、普段を見る限りじゃ、まだちょっとアレだけど…」

(,,゚Д゚)「…」

(,,-Д-)「…いや、そうでもないさ」

 

 

160 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:19:55.38 ID: zv025TMO0

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「(オレの一番怖いもの…)」

(,,゚Д゚)「(あれは……)」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「(少し、調べてみた方が良さそうだな)」

 

 

 

161 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:24:57.59 ID: zv025TMO0

―夜、クーの部屋

月明かりだけが照らす部屋の中

クーはベットに寝転がり、枕へ顔を沈めていた

 

[ 川川 ) ]「…」

[ 川川-) ]「…」

[ 川川-) ]「なんで今頃、あんなことを…」

[ 川川-) ]「一番、怖いもの…か」

[ 川川-) ]「…」

 

 

164 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/12/09(日) 12:32:41.88 ID: zv025TMO0

[ 川川-) ]「レモナのことも、ドクオのことも…」

[ 川川-) ]「…結局、逃げっぱなしのままだな」

[ 川川゚) ]「…」

壁に掛かっている鏡を見る

そこにあるのは、普段と変わらない自分の顔

[ 川川゚) ]「…」

[ 川川゚) ]「…何が“変わった”んだか」

[ 川川-) ]「…」

[ 川川-) ]「…強く、なりたいな…」

―そう呟き、再び目を閉じる

―月明かりに照らされた彼女の横顔は、まるで泣いているかのようだった

 

第二十一話了

 

 

 

 

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