2 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:06:10 ID: X4FiVM740
公園から帰ってきた俺たちは内藤の部屋へと戻った。
( ^ω^)「はぁ・・疲れたお。また汗でべたべたになってしまったお」
('A`)「お疲れ、内藤。毎日こんなことしてるのか?」
( ^ω^)「公園に行かないときもあるお。家の庭でただ素振りしてるだけの日とか」
( ^ω^)「でも今晩はドクオがいるから、ちょっと頑張ってる姿を見せたかったんだおww」
('A`)「・・素直だなあ」
( ^ω^)「照れるww」
( ^ω^)「じゃ、もう一回シャワー浴びてくるおww漫画でも読んでてくれお」
('A`)「ああ」
4 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:07:26 ID: X4FiVM740
内藤はタオルを手に階段を降りて行った。俺は部屋の本棚を見渡す。
ドカベン・・、巨人の星・・、H2・・、MAJOR・・、野球漫画が大半を占めている。大した量だ。
奥の方には「ピッチングがよくなる本」などの指導書や「'03 オールスター」と試合のテープがぎつぎつに並べてある。
内藤は本当に根っからの野球好きだ。
こんな風にさあ、「俺はこれが大好きなんだ!!夢中になってんだ!!」って胸を張って言えるものがあるって素敵だ。
羨ましい。
・・俺?
特にないかな
・・今のところは
('A`)ドクオは夏の旅に出るようです
5 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:11:35 ID: X4FiVM740
('A`)(これからも・・・)
('A`)(ずっと・・・)
('A`)(無いのかな?)
('A`)(俺には・・・・)
('A`)(夢中になれることや・・)
('A`)(大好きなこと・・)
('A`)(夢・・・)
('A`)(・・・・・)
子供のころからだった。
何かに挑戦、参加する機会があると、何故か恥ずかしくて、面倒で、ずっと逃げてきた。
夢中になれることが見つかるかもしれない機会を避けてきたんだ。
ずっとだ。子供のころから、ずっと。
だから俺には何もない。そういう類のものが何も。
7 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:15:34 ID: X4FiVM740
・・・・・・・
J( 'ー`)し「・・ほらっ、はやく着替えなさいよ」
J( 'ー`)し「今日から水泳教室に行く約束でしょ・・?」
('A`)「い、いやだぁあ!ぼく、いきたくない!いやだいやだ!!」
J( 'ー`)し「どうして?」
('A`)「み、みずがこわいんだぁ!かおもつけられないんだ!」
J( 'ー`)し「小学校のプールじゃあんなに楽しそうにしてたじゃない?」
('A`)「・・・」
J( 'ー`)し「はやく行きましょう。遅れるよ?水泳パンツはあらかじめ穿いてなさい・・。ほら」
ぶんっ
('A`)「やだーーー!!!」
8 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:16:32 ID: X4FiVM740
J( 'ー`)し「こら!!パンツ投げるんじゃありません!!」
('A`)「お・・おなかいたい。だからいけない」
('A`)「おなかいたいよ・・・」
J( 'ー`)し「うそつくんじゃありません」
('A`)「うそじゃないよ・・・。だからいかない」
J( 'ー`)し「帰りにおもちゃ買ってあげるから、行きましょう」
('A`)「・・・・」
J( 'ー`)し「・・・」
(;'A`)(あれ?ほんとうにおなかいたくなってきちゃった・・・)
9 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:17:59 ID: X4FiVM740
J( 'ー`)し「ドクオ!!!!」
(; A )「・・・・うぅ」
(;A;)「いたいんだよぉ。ほんとうにいたいんだよぉ」
J( 'ー`)し「・・・はぁっ」
J( 'ー`)し「あ、VIPスイミングスクールですか?」
J( 'ー`)し「・・はい。本当にすいません。今週は休ませて・・」
J( 'ー`)し「はい、はい・・。失礼しました」
がちゃ
J( 'ー`)し「来週はちゃんと行くのよ」
(; A )「!」
('A`)(おなかいたいのよくなった・・・)
・・・・・・・・
10 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:18:49 ID: X4FiVM740
昔を思い出すと、「なんでこんな子供だったのかなあ」と苦笑したい気持ちになったり、「懐かしいな」と和やかな気持ちになる。
普通の人ならな。
でも俺は、子供のころからまるで変わっていない。こんな感じで17歳まで育ってしまった駄目な人間だ。
だから、過去を振り返るのは大嫌いだ。昔は、嫌いだ。
(A` )「・・・なのに」
(A` )「思い出しちゃったな。むかつくぐらい鮮明に」
(A` )「近所の水泳教室にも気恥ずかしくて行けなかったガキなのに」
(A` )「一人、自転車に乗って違う県に来ちゃったよ」
14 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:25:26 ID: X4FiVM740
(A` )「なんでだろうな?」
(A` )「俺はあの頃の自分から何ひとつ成長してないって思い込んでたんだけどな」
(A` )「やっぱりあのメールのおかげなんだろうか」
「旅に出ます 探してください」
元はといえば、未来から一通のメールに突き動かされ、俺はここまで来てしまった。
このメールの不思議な力に動かされて。
15 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:26:15 ID: X4FiVM740
”未来から送られてきたあの”一通のメールに〜
16 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:28:56 ID: X4FiVM740
窓の外をぼんやり眺める。
「もう引き返せないよ」
真っ暗で何も見えない田舎道がそう言っている気がした。
そう、目的地にも辿り着いていない俺に、帰り道なんかないんだ。
( ^ω^)「アイスうめえwww」
俺がここぞとばかりに物思いに耽っていると、アイス片手に上半身裸の内藤が部屋に戻ってきた。
さっきも思ったが、やっぱり俺なんかよりずっとたくましい体つきをしている。
阿部さんが悦びそうな体だ。まーそんなことはどうでもいいけど。
18 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:31:35 ID: X4FiVM740
( ^ω^)「・・明日も早いし、寝るお。消灯ーーーww」
そう言って、内藤は部屋に入るなり早々に明かりを消す。
内藤の部屋は田舎道に面している。だから街灯の灯りは部屋に入ってこない。
窓の外から差し込むのは、星と月の光りだけだ。ベッドの下に布団を敷いて寝転がる内藤の顔が、微かに見える。
おやすみ。
( ^ω^)「さあドクオ」
目を瞑ろうとした瞬間、内藤は口を開く
20 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:33:47 ID: X4FiVM740
('A`)「・・ん?なんだよ」
( ^ω^)「語るおwwww」
( ^ω^)「ジャンルは何にするお?www」
( ^ω^)「恋バナ、将来のこと、学校生活、好きな食べ物」
( ^ω^)「なんでもこいwww」
こういう"お泊り"の雰囲気が大好きなやつは世にたくさんいる(と思う)
俺は大して好きじゃないが・・・、というか、内藤が提示したジャンル、ほとんど語れねぇよバーローwww
21 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:36:26 ID: X4FiVM740
('A`)「好きな食べ物・・・」
( ^ω^)「なんだお?ww(そういう話題から来るかwwやっぱドクオおもしれえww)」
('A`)「もずくかな」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「コメントに困るおwwww」
('A`)「あ、そうそう。ブンブン軒の料理、か なり美味かったよ」
('A`)「改めて礼を言わせてもらうよ」
('A`)「ありがとう」
( ^ω^)「むきょあーー」
( ^ω^)「別に料理を作ったのは僕じゃないのに、なんだか照れるお」
( ^ω^)「どういたしましてだお!」
22 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:39:08 ID: X4FiVM740
「ありがとう」
「どういたしまして」
当たり前の言葉のやりとりなのに、なんだか恥ずかしくなるようなやりとり。
少しずつ、でも確実に避けてきたやりとり。
今、すんなりと交わせた。
おどろくほど自然に。
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「眠いおw」
('A`)「ああ、俺も。今日はもう寝ようよ」
( ^ω^)「そうするお」
そして二人の会話は終わり、内藤はのび太のような速さで眠りの世界へインした。
大きな寝息が聞こえる。
23 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:42:46 ID: X4FiVM740
( -ω-)「ぐおおおおおおwwおっおっおっww・・・・」
内藤の寝息は
俺には「今日も一日頑張ったおwww」
と聞こえるなあ。
( -ω-)「むにゃむにゃ・・」
( -ω-)「いちばんせんたー・・ないとー・・」
( -ω-)「むにゃむにゃ・・」
24 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:43:36 ID: X4FiVM740
('A`)(・・人の寝言なんて初めて聞いたよ)
('A`)(がんがれ。内藤まじがんがれ)
('A`)(俺も・・・)
('A`)(まじがんがれ!!)
('A`)(とゆーわけで寝ることにしよう)
( A )(・・・)
自分を励ますのも他人を励ますのも久しぶりだ。そう思いながら眠りにつく。
夜空は相変わらず綺麗だ・・・・。明日も暑くなるに違いない。
26 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:45:48 ID: X4FiVM740
_
・・あまりよく眠れない。
心の中に少しモヤモヤがある性だ。
・・よし。
部屋の天井を見ながら、ふと俺は決めた。
('A`)(明日、ここを発とう)
いつまでもここにはいられないのだ。
内藤の試合も見たかったけど・・・、しょうがない。
このままのペースじゃ、夏休みが終わってしまうかもしれない。
しょうがないんだ。旅にはこういう決断も必要だ・・。
出発は、明日の午後だ。
27 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:52:36 ID: X4FiVM740
_夜が明けた。
今日は朝から既に暑い・・・。セミも元気だ。
ところで
"一宿一飯の恩義"
かーちゃんが見ていた「田舎に泊まろう」とかいう番組で覚えた言葉だ。
俺は内藤の家に一晩泊めてもらい、一度ではなく二度も食事の世話を受けた。
だから、ここは旅人としてきちんとその恩を返さなければいけない。
友達の家に泊まりにきた訳じゃないんだ。
('A`)「とゆーわけで・・・」
('A`)「何か手伝えることはありませんか?今日半日はブンブン軒のために働きます」
('A`)「迷惑だったらすいません・・」
28 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:54:52 ID: X4FiVM740
(::^ω^)「ぶわっ」
(::^ω^)「えらい!偉すぎるぞどっくおくぅーーーん!!!!」
(::^ω^)「ウチの野球バカとは大違いだww」
(::^ω^)「自転車で旅をしている時点でこいつぁちげぇと睨んでいたが・・・」
(::^ω^)「おじさん感激www」
(*'A`)(えへへ)
(::^ω^)「・・・・ww」
(::^ω^)「じゃ、このスープ缶の洗いかた頼むわ」
30 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 01:59:12 ID: X4FiVM740
そう言って内藤のお父さんは、給食の食缶の5倍はあるんじゃねーかってぐらい大きな缶を引っ張り出してきた。
(; A )(で け え・・・・・)
(::^ω^)「半までには終わらすんだよwwじゃあよろしくねw」
この親父、容赦ねぇ。
恩義なんて一丁前なことを口走ったこと、早くも少し呪う俺であった。
31 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:00:24 ID: X4FiVM740
_そのころ、内藤の部屋
( -ω-)「・・・」
(#-ω-)「・・・・・・・」
がばっ!!
(#^ω^)「あっじー!!!!」
(#^ω^)「なんて暑いんだお!!朝から不快度マックスだお!!」
(#^ω^)「むきょあーーー!!!」
( ^ω^)「・・おっ?」
( ^ω^)「ドクオがいないお!」
32 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:01:00 ID: X4FiVM740
( ^ω^)「・・・ドクオのリュック」
( ^ω^)「人の荷物を見るのは悪いことだけど・・」
( ^ω^)「見てみるおww」
( ^ω^)「・・ん?このノート、かなり気になるおww」
「サロン県〜ラウンジ県 国道のデータ」
「サロン県の野宿できそうな場所」
「旅の心得!!」
「出費表」
・・・
33 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:04:56 ID: X4FiVM740
( ^ω^)「す・・すげーーノートだお!!!」
( ω )「・・・・・」
( ω )「僕も野球、頑張るおw」
俺が厨房で缶の洗いかたをしていると、階段から制服を着た内藤が飛び出してきた。
( ^ω^)「行ってきますだおーーー!!」
(;'A`)「ふぅはぁ」
(;'A`)「お、内藤」
(^ω^ )「あ、ドクオ!!ここにいたのかお!!」
(;'A`)「メシの恩はちゃんとこうやって返さないとな・・ww」
35 名前: 地の文は内藤視点 ◆ps3CKPkBXI Mail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:08:20 ID: X4FiVM740
(^ω^ )(同い年なのに・・・なんだかすごく大人に見えるお)
(^ω^ )
( ^ω^)「・・じゃ!!」
(;'A`)「ああ!」
自転車を漕ぎながら思う。
僕が住んでるとこは・・、田舎だ。
田んぼと山と川と少しのお店と家しかない。
ちょっと自転車で田んぼを走ると、少しだけ町並みが広がってくる。
そこに僕が通った保育園、小学校、中学校、高校、全てが集まってる。
僕はこの町から外には出たことがない田舎者だ。
きっとドクオは旅なんかしてるんだから、いろんなところに行ったことあるんだろうな・・
こんなつまらない景色だけじゃなくて、いっぱい素敵な風景を知ってるんだろうな。
羨ましいよ。
36 名前: 地の文は内藤視点 ◆ps3CKPkBXI Mail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:09:03 ID: X4FiVM740
( ^ω^)(着いたお)
「お、内藤」
( ^ω^)「ちゃーーーーす!! だお」
「明日はたしか二軍の試合があるんだよな」
( ^ω^)(嫌味くせぇ・・)「はい!そうですお!!」
「ま、出られるように頑張れや。いつも草刈りじゃつまんねぇしなw」
( ^ω^)「頑張りますお!」
( ω )「・・・」
そして僕がこの町でやってきたことはただ一つ・・。野球だ。
僕から野球を取ったら何も残らない。
37 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:13:43 ID: t09IRmrf0
・・だけど
既に奪われているような状況なんだ。数年前から。
中学校に上がってからか・・・、レギュラーじゃなくなったのは。
周りのやつらが上手すぎて、どうもついていけなくなった。
勿論、努力でカバーしようと思ったけど、駄目なんだ。どうしても、どれだけ頑張っても、追いつけない。
そうさ、
センスがないんだ。
38 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:14:56 ID: t09IRmrf0
この事実を咀嚼するのにどれだけかかったか・・・
高校に上がって、それでも僕は野球部に入部した。親は部活になんか入らないで勉強しろって五月蝿かったけど、
それでも僕は野球がやりたかった。
下手でも、センスがなくても、好きなんだ。
それ以上の理由はいらない。そう思っていた。
・・でも、好きなだけじゃ続けられない。分かってんだ。このままじゃ時間の浪費だって。
だから・・・、明日の試合にも出られなかったら・・・・
39 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:16:07 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)(退部届けを出すお)
そして真夏の太陽の下、今日も練習は始まった。
「ダッシュー!」
(;^ω^)「おーー!!」
だっだっ・・
(;^ω^)(今日はかなり暑いお・・)
40 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:16:50 ID: t09IRmrf0
「キャッチボール!」
びゅっ
(;^ω^)「ナイスキャー!」
ぱしっ
(;^ω^)「ナイスボー!」
「ノックいくぞー!」
(;^ω^)「おねがいしますおー!」
カンッ!
(;^ω^)「あ・・捕れなかった」
(;^ω^)「もいっちょおねがいしますおー!!!」
カンッ!
(;^ω^)「あうっ!くそぉ・・」
(;^ω^)「もいっちょー!もいっちょー!!」
43 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:20:45 ID: t09IRmrf0
「バッティングー!」
カーン!
(;^ω^)(やった!これは伸びるお・・)
パシッ!
「センターナイスキャー!」
(;^ω^)(やっぱり僕の球は外野の頭を越えないお・・・)
_
(;^ω^)「おねがいしゃーす!!だお」
「・・明日は練習試合だ。また試合か、と思ってるようなプレーの奴は絶対試合には出さん」
「二試合組んであるから、チームの皆をまんべんなく出せると思う」
「よく体を調整させてくるように」
(;^ω^)「あっしたーー!!だお」
45 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:24:18 ID: t09IRmrf0
(;^ω^)「・・・・今日も練習が終わったお・・・・」
( ^ω^)「綺麗な青空だお・・」
「内藤」
( ^ω^)「はいだお!!」
「整備、しとけ」
( ^ω^)「はいだお!!」
( ^ω^)(試合のことは何も言わないお・・・)
49 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:28:13 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「おつかれっした!!だお」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(::^ω^)「お疲れさん!」
(;'A`)「へい・・・・」
51 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:29:15 ID: t09IRmrf0
時計が14時を回るころ、俺の半日従業員は終了した。
3つほどのスープ缶を洗い、数え切れないほどの皿やコップを洗い、ごくごく近所の家まで出前を運んだ。
・・かなり疲れた。自転車を漕ぐのとはまた別の疲れだ。
・・・しかしだ。
俺は勿論アルバイトをやったことがない。だからこれが俺にとっての人生初めての労働。
体はクタクタだが、誇らしい気分でいっぱいだ。
(::^ω^)「ドクオくんの仕事はここまでだ」
(::^ω^)「もうお昼も過ぎて客の入りもだいぶ落ち着いた」
(::^ω^)「缶洗いに食器洗いに出前に本当に助かったよ」
53 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:33:43 ID: t09IRmrf0
(;'A`)「いえいえ」
(::^ω^)「・・ところで、いつ出発するんだ?」
('A`)「恩は返せたので・・これから準備をして、日が暮れるまで進んでみようかと思います」
(::^ω^)「そうなのか・・。すぐ出発してしまうんだな」
J^ω^)し「もう一泊泊まっていきなさいよドクオくん」
('A`)「いえ、これ以上お世話にはなれませんよ」
(::^ω^)「そんなこたぁねぇけどなあww」
('A`)「心遣いありがとうございます」
55 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:39:25 ID: t09IRmrf0
最後に内藤のお父さんは俺にラーメンを食べさせてくれた。
薄い表現だが、俺さ、このラーメンの味は絶対忘れない。いや、忘れられない気がするんだ。
つーか、この町も、この店も、窓から見える風景も、空も、風も、全部・・。
ラーメンを食べ終わり俺は内藤の部屋に戻る。
支度といっても、リュックの中をちょちょいと少しばかり整理するだけだ・・。
内藤に何か書置きを残そうかと思ったけど、自分の文章力じゃロクなことを書けないと思い、やめた。
しかし、俺はウズウズとしていた。内藤に、何か残したい。何か・・・
56 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:43:41 ID: t09IRmrf0
('A`)「うーん・・・・」
('A`)「何かないかな」
俺はジーパンのポケットを漁ってみた。
('A`)「何かないかな何かないかな」
('A`)「・・・・あった!」
俺はポケットの中にあったとある物を、ハンガーに掛けられている試合着に忍ばせた。
・・・・明日、内藤がこれを着て、活躍することを信じて。
57 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:44:25 ID: t09IRmrf0
('A`)「・・それじゃ、おじさん、おばさん、お世話になりました」
(::^ω^)「おう!帰り道、また寄ってくんな!」
J^ω^)し「旅の無事を祈ってるわよ」
('A`)「ホライゾンにもよろしく伝えてください」
(::^ω^)「そ・・そういえばホライゾンに会わないで去っちまっていいのか?」
('A`)「いいんです。俺なりに考えた結論です」
(::^ω^)「そうか。じゃあ俺は何も言えんよ。がんばれな」
59 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:45:16 ID: t09IRmrf0
おじさんとおばさんは交互に俺の手を握る。
旅に出てから2度目の握手だ。気づいたことだが、掌って、大きさ、硬さ、温かさがその人によって全然違う。
('A`)「さよなら!」
俺はブンブン軒を後にした。外に出るなり強い日差しが身体を刺す。
昼間の光りは一日の中で一番強い。だが、何故か気持ちよく感じる。
さあ、行こうか。進路は北だ・・・。
60 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:46:37 ID: t09IRmrf0
_
ブンブン軒から200メートル程離れたときだった。
・・・後ろから声が聞こえる。
「待つお!!!!!!!!!!!」
61 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:48:10 ID: t09IRmrf0
( 'A`)「この声」
(A` )
(;^ω^)「はぁはぁ・・・」
後ろを振り返ると、そこには内藤の姿があった。
63 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:49:56 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「僕に何も言わないで行っちゃうなんて、酷いお!!酷いお!!」
(A`)「・・・旅ってのはそーゆーもんなんだよww」
(;^ω^)「何がだお!!ちゃんとお別れをしないのは人間として駄目だおー!!」
(A`)「・・・・・・」
内藤は俺に近づき、グローブを渡した。俺は自転車から降りる。
( ^ω^)「・・・・これ」
('A`)「・・グローブ?なんだ?」
65 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:50:52 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「最後にドクオとキャッチボールをしたいんだお」
('A`)「キャッチ・・ボール」
('A`)「・・・」
('A`)「いいよ」
俺はグローブを手に取り、左手にはめた。
黒くてよく磨かれているそのグローブは俺の手には少し大きかった。そういえばグローブをはめるなんて初めてのことかもしれない。
内藤はカバンからもう一つの黄色いグローブを取り出し左手にはめる。
そしてボールを握っては自分のグローブの掌中に投げ、俺のほうをニコニコと見つめている。
67 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:54:04 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「じゃ、いくお」
( ^ω^)「それっ!」
('A`)「!あ〜、捕れなかった・・。ごめんな」
俺の運動音痴はひどいもんだ。
内藤は精一杯俺に弱い球を投げてるのに、俺はグローブのさばき方がよくわからずポロしてしまった。
68 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:54:53 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「どんまいどんまいw」
( ^ω^)「さっ、来い!!ww」
内藤は気にせず、胸の辺りにグローブを構える。
よっしゃ、そこを狙って投げればいいんだな。
('A`)「ふんっ!!」
(A`)「・・ありゃ」
俺が放った球は大きく左に反れ、ワンバウンドして内藤がキャッチしてくれた。
いくらあまり野球をやったことがなくても、自分の余りのコントロールの無さに悲しくなった。
70 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:56:06 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「大丈夫だお!!そのうちサマになるおww」
そう言って内藤は二球目を投げる。一球目とは違い、球が来る方向が少しわかる。
・・ここだ!
ぱしっ という小気味良い音と共に、ボールがグローブの中に入った。
('A`)「やったw」
思わず無邪気な顔になる。内藤はそんな俺の表情を見て微笑む。
71 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:57:06 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「おら〜wwここだおwここに向かって投げるんだおドクオ!!ww」
再び内藤が胸のところにグローブを構える。それだけじゃなく、腰も低くして、俺の球を待っている。
俺は、ボールを離すところはどこが良いかとか、意識しながら内藤へ球を投げてみた。
( ^ω^)「うん!ナイスボールだおwww」
今度は内藤の胸へと真っ直ぐな球が届いた。キャッチボールの楽しさが段々分かってくる。
73 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 02:58:12 ID: t09IRmrf0
・・・・・
しばらく球を投げ合ってるうちに、俺はキャッチボールに夢中になっていた。
( ^ω^)「どうだお?ドクオ、キャッチボールは楽しいおww」
('A`)「・・うん。楽しいな」
74 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:01:16 ID: t09IRmrf0
球を投げると同時に言葉も投げる。
そして
俺は・・そろそろ別れを投げなければならない。
ちゃんと投げれるかな。
ちゃんとキャッチしてくれるかな。
77 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:03:54 ID: t09IRmrf0
('A`)「俺、そろそろ・・」
( ^ω^)「・・」
( ^ω^)「よっしwwドクオwww」
('A`)「なんだ?」
( ^ω^)「最後にたっかーーーーく球を上げてくれお!!」
('A`)「高く?」
( ^ω^)「そうだお!フライのつもりで投げるおww」
( ^ω^)「僕はそれを絶対に捕るwwwww」
79 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:06:23 ID: t09IRmrf0
('A`)「・・よっし」
俺は空へ振りかぶって球を投げた。
(;'A`)「あっ!」
(;^ω^)「ちょwww」
・・やばい。自信ないことはそんな頑張ってするもんじゃない。
球は大きく大きく反れた。高く上がるも、このままじゃ田んぼに落ちてしまう。
82 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:09:36 ID: t09IRmrf0
ニニニニ( ^ω^)ニニニニニつ
「ぜwっwてwwぇwwとwwるww」
内藤は両腕を広げて走り、田んぼに突っ込む。
(A`;)「う、うわっ」
田んぼの泥が跳ねまくり、たちまち内藤は泥だらけになった。同時に転倒し、球がどうなったかわからない。
83 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:10:50 ID: t09IRmrf0
('A`)「ない・・とう?大丈夫か?」
(* ω )「・・はぁはぁww」
内藤は泥だらけの身を起こし、両手を掲げた。
( ^ω^)「捕ったおーーwww」
( ^ω^)「内藤選手!見事なファインプレイ!!試合終了ですwww」
84 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:11:27 ID: t09IRmrf0
内藤の右手は、泥だんごのようになってしまった球を掴んでいる。
・・やるじゃん、内藤。
( ^ω^)「・・・」
('A`)「・・・・」
( ^ω^)「おっおっおっおっwww」
('A`)「ははははwww泥だらけで何言ってんだよーww」
二人の間に笑いが起きる。昨日、俺が自転車で追いかけたときと同じように。
87 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:14:29 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「・・ドクオ!」
( ^ω^)「この球はおまえにやるお!」
('A`)「・・ちょw」
('A`)「こんな泥だらけの球いらねーよw」
( ^ω^)「待ってろお」
内藤はカバンの中からタオルを取り出し、球を丁寧に拭いた。
球は白球に戻っていく。
( ^ω^)「・・ほら」
('A`)「あ・・ありがと」
俺は球をリュックにしまった。
そして、再びサドルに乗り込み、いよいよお別れだ。というところで内藤は話し始める。
88 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:17:36 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「ドクオは、"自分には一生懸命になれることがない"って言ってたお・・・」
('A`)「ああ・・その通りだぜ?」
( ^ω^)「・・そんなことないおww」
('A`)「!?」
('A`)「・・・なんで?」
92 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:20:28 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「リュックの中のノート、見ちまったお」
('A`)「そ、そっか。別にいいけどよ」
( ^ω^)「・・・それで、あと・・、ドクオが僕んちで働いてるとことか・・」
( ^ω^)「見てさ・・・、僕なりに・・・思ったんだけど・・」
(;'A`)「・・」
俺は内藤が何を言うのか、一語一句、心臓を打ち震わせながら聞いていた。
95 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:22:22 ID: t09IRmrf0
( ^ω^)「今、ドクオは・・」
”一生懸命になれることを探すこと”に・・・、一生懸命に、夢中になってるんだお
96 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:24:03 ID: t09IRmrf0
( A )「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺は、内藤の言葉に、閉口するしかなかった。
(;^ω^)「・・・!?ごめんだお。やっぱ意味不明だおねwwww」
( A )「いいや?」
( A )「・・ありがとな」
( A )「ほんとうに、ありがとな」
(;^ω^)「・・・・」
97 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:25:36 ID: t09IRmrf0
それしか言えなかった。内藤の言葉は、俺にとって当てはまるかそうでないか?
そんなことを超越して、それしか言えなかったんだ。
・・・・・・・・・それしか。
('A`)「・・じゃ、もう行くわ。また、遊びいくからな?」
( ^ω^)「ぜってぇ来いお!!!来なかったら許さん!!ww」
('A;)「明日の試合・・・」
( ^ω^)「わwwかwwっwwてwwるwwおww」
( ^ω^)「・・・ベストを尽くすお」
('A;)「ああ・・それじゃ」
( ;ω^)「待つおww」
99 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:27:16 ID: t09IRmrf0
('A;)「あ・・?」
( ;ω^)「おめー泣いてんじゃねーかおwww??」
(A;)「うっ、うるせーーよwwおまえだって・・・」
( ;ω;)「フヒヒwwwこれは汗だおwww」
(A;)「・・そんな泥だらけの手でこすんなよ!ばい菌つくぞ・・・」
( ;ω;)「う・・うるせぇおwww」
101 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:27:56 ID: t09IRmrf0
(A;)「じゃ・・じゃあな。本当にじゃあな」
( ;ω;)「さっさと行けお!!拭いきれなくなるおwww」
(A;)「ああ・・・・わーってるよ!!・・・・」
102 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:28:44 ID: t09IRmrf0
俺は自転車を漕ぎ始めた。はやく、内藤から離れたくて、漕いで、漕いで、漕ぎまくった。
ちんたら走ってたら、後ろを振り向きたくて、振り向きたくて、たまらなくなる。
だから、無我夢中で漕いだ。涙が渇くほどに早く漕ぎたいのに、涙はそれより早いペースで流れ出る。
人が涙するときっていっつもそうだ。
理由も根拠もないのに、なぜか、心のどこかが緩んでしまって決壊してしまうんだ。
・・・気がついたら、夕方になっていた。
蝉が死力を尽くして鳴いている。
俺は無表情のまま泣いていた。
103 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:29:36 ID: t09IRmrf0
・・・ここはどこかわからないが、とりあえず公園のベンチに座った。
するとなんだか、また色々と切ないやら、悲しいやらで
残りカスみたいな涙が出てきた。
最後の一滴まで搾り取られると
そのままベンチにもたれかかって、泣きつかれて寝てしまった。
104 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:31:09 ID: t09IRmrf0
_翌日
( ^ω^)「かっとばせーー!!い・と・う!!」
( ^ω^)「・・・」
( ω )「ごめんドクオ」
( ω )「やっぱり、選ばれなかったお・・・」
106 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:32:51 ID: t09IRmrf0
「・・・・・・・・・」
( ^ω^)「おまえがうたなきゃー だれが打つ〜!!」
「・・内藤」
( ^ω^)「は、はいですお!!!」
「次の打席、おまえを立たせてやる」
(;^ω^)「・・・・・・・・・!!!!!!!!!!」
( ^ω^)ぶんっ、ぶんっ・・
「いいスイングだ。あとはよっく球を見極めてけ。おまえがここ一番で使える男か試してやる」
(;^ω^)「は、はいですお!!!」ぶんっ・・ ぶんっ・・・
107 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:33:47 ID: t09IRmrf0
「・・・・?」
「おい、内藤、おまえポケットからなんか落ちたぞ」
(;^ω^)「?」
(;^ω^)「なんか棒っきれみたいなもんが丁寧に紙で包まれてるお」
(;^ω^)
(;^ω^)
(; ω )「・・!!!!!!!!!!!!!!!!!」
108 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:35:35 ID: t09IRmrf0
あいつ・・・
僕がおごってやったホームランバー・・・
「ハズレたww」なんて嘘つきやがって・・・・・・・
・・・僕は一度も当てたことないのにwwwww
109 名前: 1 ◆ps3CKPkBXIMail: 投稿日: 07/08/04(土) 03:36:04 ID: t09IRmrf0
・・・お守り代わりに使えってか?ww
・・・・恩にきるお
・・・心から、
ありがとう。
だお。
『 ホ ー ム ラ ン 』
(白球編4 おわり)