1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/22(土) 23:54:28.53 ID: 1RyV/fy2O
あるところにお爺さんとお婆さんがいました。
( ∵) ( ∵)
ノ) (ゞノ) (ゞ
/ > / >
2 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/22(土) 23:57:14.03 ID: 1RyV/fy2O
お爺さんは山へ芝刈りに
(∵)
m9 (ゞ
/ >
3 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/22(土) 23:58:56.22 ID: 1RyV/fy2O
お婆さんは川へ洗濯に行きました。
(∵ 三
ノ) 三
< \三
7 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:02:43.32 ID: ZP/N5uLKO
お婆さんが川で洗濯をしていると川の上流から手ごろなサイズの桃が
どんぶらこどんぶらこと流れてきました。
(∵ ) …
ノ)ノ(
ω ||
9 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:07:24.43 ID: ZP/N5uLKO
一方その頃、お爺さんは芝刈りのことを忘れ、
童心に返っていました。
\( ∵)ノ
wwww) (wwww
www / >wwww
wwwwwwwwwww
12 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:12:32.56 ID: ZP/N5uLKO
ふぐりを携え、川から自宅へ向かったお婆さんは早速包丁を取出し
♂
( ∵)ノ
)ヽ
/ >ω
16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:17:23.03 ID: ZP/N5uLKO
AAがずれていることを気にせず
お婆さんはふぐりに包丁を突き立てました。
ω アッー
♂
( ∵)ノ
ノ) (
||
17 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:20:47.64 ID: ZP/N5uLKO
ふぐりに包丁を突き立ててみたものの
よくよく考えたらふぐりは食物ではありません。
お婆さんは憤り、ふぐりをふぐりました。
( ∵)
ノ)ノ ミ
/ > ω
19 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:25:26.00 ID: ZP/N5uLKO
お婆さんがふぐった後、お爺さんが帰宅しました。
その横にはなんとまあ可愛らしい男の子が!
お爺さん曰く、「桃から生まれたんだ」
( ∵)ノ
( ^ω^)ノ) (
∪∪ / >
23 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:33:36.23 ID: ZP/N5uLKO
桃から産まれたということで子供は桃太郎と名付けられ、
大切に育てられました。
余談ですがお爺さんは余り育児に協力的ではなく、
そのことが原因でお爺さんお婆さんは離婚してしまったそうです。
(∵ )
(;^ω^)ノノ(
∪ ∪ ||
27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:38:16.67 ID: ZP/N5uLKO
桃太郎はすくすくと育ち、
数年で見事な豪傑に育ちました。
(^ω^ ) ( ∵)
ノ) (ゞノ) (ゞ
/ > / >
33 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:44:55.55 ID: ZP/N5uLKO
桃太郎がちょうど思春期に入った頃、
桃太郎はお婆さんに大事なことを打ち明けました。
「僕は鬼ヶ島に鬼を退治しに行かなければいけないお」
「ドッヒャーこりゃどえらい厨二病や!」
お婆さんはノリノリです。
( ^ω^) (∵ )
38 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 00:53:51.42 ID: ZP/N5uLKO
桃太郎の妄言に付き合っている暇はありません。
お婆さんは主婦なのです。
晩ごはんのメニューを尋ねると桃太郎はこう返しました。
「きび団子が食べたいです。」
「わかりました。」
( ^ω^)(∵ )
42 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 01:01:57.32 ID: ZP/N5uLKO
晩ご飯に出たきび団子は、案の定桃太郎が食べ尽くしてしまいました。
桃太郎の言葉はただのふかしで
家から出る気はなかったようです。
鬼退治の代わりに鬼ごっこをしました。
三(ノ^ω^)ノ 三\( ∵)
三( ) 三) )
ノ > ノ ノ
45 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 01:08:52.20 ID: ZP/N5uLKO
桃太郎とお婆さんが二人で鬼ごっこをしていると
いつの間にか見慣れぬ場所に来ていたことに気付きました。
「ようやく鬼ヶ島に辿り着いたお……」
(^ω^ ) ( ∵)
ノ) (\ノ) (ゞ
/ > / >
桃太郎は策士のようです。
49 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 01:18:36.78 ID: ZP/N5uLKO
鬼ヶ島はまさに地獄でした。
こんこんと湧き出る清水、豊かに繁茂した様々な植物、
見たこともない動物達が生き生きと。
「ここは地獄に違いないお」
(^ω^;)(;∵)
51 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 01:36:40.74 ID: ZP/N5uLKO
桃太郎は鬼を探しました。
鬼を探すのに邪魔になった動物は、殺して食べました。
行く手を遮る植物は焼き、お婆さんは家に帰しました。
「ブヒヒ……鬼はどこだお…!」
( °ω°)ブヒヒ
52 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/09/23(日) 01:39:45.50 ID: ZP/N5uLKO
数年後、お婆さんは風の噂に聞きました。
鬼ヶ島には鬼がいる、と。
桃太郎のようです〜完〜