6 : ◆ph2O.JlUMw :2007/08/03(金) 23:17:42.21 ID:hqf7j8GcO

 

 

⊂二二二二( ^ω^)二二二⊃「ブッヒヒ」

最終話 さらばブーン、また会う日まで……

 

 

 

7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:18:16.48 ID:hqf7j8GcO

 

( ^ω^)「皆遊ぶおー」

ξ゚听)ξ「……」

(´・ω・`)「………」
('A`)「…………」

(;^ω^)「皆最近付き合い悪いお」

川 ゚ -゚)「もうすぐ受験なんだからあたり前だろ」

( ^ω^)「……」
( ^ω^)「じゅ……けん?」

10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:19:39.13 ID:hqf7j8GcO

川 ゚ -゚)「だから皆勉強で忙しいんだ」

(´・ω・`)「ブーンも遊んでる場合じゃないないんじゃない?」

( ^ω^)「ブッヒヒヒ」

('A`)「随分余裕だな」

(´・ω・`)「ブーンはどこ受けるの?」

( ^ω^)「何いってるお。ブーンはもう受験したお」

11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:20:46.80 ID:hqf7j8GcO

(;'A`)「い、いつの間に!!」

( ^ω^)「高校入る時に受験したお。だからもう大丈夫だお。皆乙wwブッヒヒ」

(;'A`)(;´・ω・`)川 ;゚ -゚)ξ;゚听)ξ「………………」

( ^ω^)「おっおっおっwww受験経験者の僕がコツを教えてやるお」

(;´・ω・`)「あの……ブーン……僕たち大学受験のこと話してるんだけど……」

( ^ω^)「いも…?」

(;'A`)「クー、わかりやすく教えてやれ」

川 ゚ -゚)「わかった」

ブーンはクーにわかりやすく教えてもらった

 

12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:21:54.28 ID:hqf7j8GcO

(;^ω^)「ええ!!ブーンそんな話聞いてないお!!」

ξ゚听)ξ「先生と進路相談とかしなかったの…?」

(;^ω^)「そういえば前、先生に『内藤は別にいっか、どうせ受からんし』って言われたお」

(;'A`)「それにしても受験ぐらいは知っておけよ」

川 ゚ -゚)「後一ヶ月でセンターだぞ」

('A`)「俺ら全員同じとこ受けるぜ」

( ^ω^)「ブーンもそこ受けるお」

ξ゚听)ξ「あんたじゃ無理よ」

( ^ω^)「まだ一ヶ月もあるお。余裕余裕」

(;´・ω・`)「まあがんばって」

13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:22:49.51 ID:hqf7j8GcO

ξ゚听)ξ「じゃあ私達これから予備校だから」

川 ゚ -゚)「まあがんばれ」

('A`)「じゃあな」

 

( ^ω^)「…………」

 

 

 

14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:23:20.99 ID:hqf7j8GcO

 

⊂二二二二( ^ω^)二二二二⊃「東大一直線」

 

 

 

15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:23:48.05 ID:hqf7j8GcO

内藤家

 

( ^ω^)「かあちゃん、ブーン受験するお」

J( 'ー`)し「おやブーンは偉いねえ、かあちゃん嬉しいよ」

( ^ω^)「まず何をしたらいいかお?」

J( 'ー`)し「よし、かあちゃんにまかせときな」

 

17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:25:04.24 ID:hqf7j8GcO

J( 'ー`)し「ブーン、家庭教師の先生を連れてきたよ」

( ^ω^)「ありがとうだお」

从 ゚∀从「どうも、あなたがお受験を受けるブーン君?よろしく」

( ^ω^)「ブッヒヒ」

从;゚∀从「随分大きな幼稚園児ね……」

──ブーンの部屋──

( ^ω^)「まず何から始めるお?」

从 ゚∀从「そうね、最初は数の計算からしてみようか、足し算とか引き算よ」

( ^ω^)「算数は得意だお」

从 ゚∀从「頼もしいね、じゃあこれをちょっとやってみて」

 

 

18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:25:51.48 ID:hqf7j8GcO

( ^ω^)「はい、できましたお」

从 ゚∀从「凄い、半分以上できてる」

( ^ω^)「ブッヒッヒッヒ、ブーンは天才だお」

从 ゚∀从「この調子でいこう、次はこれ」

 

( ^ω^)「わかったお」

 

从 ゚∀从(この子結構できるわね……)

 

19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:26:35.50 ID:hqf7j8GcO

从 ゚∀从(教えることもあんまりないしなんか眠くなってきたな………)

( ^ω^)「先生できたお」

从 ー∀从「………すー」

(;^ω^)「ねてるお……」

从 ー∀从「ZZZZ…」

( ^ω^)「おっぱい…が…二つ……」

( ^ω^)「………」

 

21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:31:07.02 ID:hqf7j8GcO
( ^ω^)「…………」

( ^ω^)「………」シコシコ

(;^ω^)「………」シコシコ……

 

(*^ω^)「……うっ」

 

 

从;゚∀从「ブ、ブーン君……?」

 

22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:31:39.13 ID:hqf7j8GcO

从;゚∀从「ブーン君……」

( ^ω^)「先生を見てたらつい……」

从#゚∀从「なにしてんんだよ!!!」

( ^ω^)「ちょwwwそんなに怒るなお」

从#゚∀从「!!!」

( ^ω^)「もしかして先生……あの日かお?ブッヒヒヒ」

 

23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:32:04.27 ID:hqf7j8GcO

从#゚∀从「いいかげんにしなさい!!」

J(;'ー`)し「ど、どうかしましたか?」

从#゚∀从「どうもこうもない!!」

( ^ω^)「かあちゃん助けてくれお!先生がいじめるお!!」

J(#'ー`)し「うちのかわいい息子になにをするんだい!!帰ってください!」

 

24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:32:29.16 ID:hqf7j8GcO

从;゚∀从「えっ……?」

J(#'ー`)し「訴えますよ」

( ^ω^)「ブッヒヒ、訴えますおー」

从;゚∀从「なんなんだあんたらは………もう二度とこないよ」

 

( ^ω^)「しかしこれからどうしたものかお……」

 

26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:33:14.91 ID:hqf7j8GcO

( ^ω^)「…………」

( ^ω^)「こうなったら…………」

 

( ^ω^)「ドクオ達の邪魔して道連れにしてやるお」

 

 

( ^ω^)「ブッシッシッ」

28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:35:06.91 ID:hqf7j8GcO

─赤ペンゼミナール─

('A`)「よし、できた」

川 ゚ -゚)「ドクオもだいぶ計算早くなったな」

ξ゚听)ξ「私は理科がネックね…」

いきなり窓が割れブーンが入ってくる
⊂二二二( ^ω^)二二⊃「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!!!」

 

 

 

29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:35:39.23 ID:hqf7j8GcO

ξ゚听)ξ「ブ、ブーン!!」

( ^ω^)「わあああああああ」

(;'A`)「何しにきたんだよ!」

 

( ^ω^)「ムシャムシャ」

川 ゚ -゚)「私の筆箱が!!」

( ^ω^)「ブッヒヒ!!皆落ちればいいお!」

(´・ω・`)「な、何を!?」

 

30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:37:00.73 ID:hqf7j8GcO

ブーンは奇声をあげながら教室を走り回る

ξ#゚听)ξ「この豚!!」

( ^ω^)「うっひひひひ」

(#'A`)「やめろ!!」
ドクオがブーンを追い掛けるがブーンは捕まらない

( ^ω^)「くやしいのうwwwくやしいのうwww」

 

31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:37:30.46 ID:hqf7j8GcO

(;^ω^)「おわっ………!」

クーがブーンの足を引っ掛け、ブーンは体勢を崩し頭を机の角にぶつけた。

(;。ω。)「ひでぶ!」

鈍い音が教室に響く。

 

( 。ω。)「………………」

 

('A`)「…………あ……」

川;゚ -゚)))「…………」

34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:39:05.45 ID:hqf7j8GcO

ξ゚听)ξ「ブーン……大丈夫………?」

(´・ω・`)「耳からドス黒い血が出てるよ」

川 ゚ -゚)「………」

川 ゚ -゚)「……埋めよう」

(;'A`)「え……?」

川 ゚ -゚)「幸い教室にいたのは私達だけだ。誰かに死体が見つかる前に……」

37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:42:10.42 ID:hqf7j8GcO

ξ゚听)ξ「そんな……!」

川 ゚ -゚)「こうするしかなかったんだ……」

(´・ω・`)「そうだね。ブーンが悪いよ」

ξ゚听)ξ「…………」

('A`)「早いとこやっちまおうぜ」

38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:45:30.19 ID:hqf7j8GcO

ドクオ達がブーンを運ぼうとした時……

 

( ^ω^)「いてて……」

 

('A`)(´・ω・`)ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)「!!!!!」

( ^ω^)「こ、ここは………」

 

ξ゚听)ξ「げっ、生きてた……」

 

川 ゚ -゚)「……」

39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:47:40.54 ID:hqf7j8GcO

('A`)「ブーン……大丈夫なのか?」

( ^ω^)「…………」

(´・ω・`)「聞こえてる?」

 

( ^ω^)「君達はいったい……」

川;゚ -゚)「私達が分からないのか……?」

( ^ω^)「私はいったい……」

41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:50:29.55 ID:hqf7j8GcO

( ^ω^)「む……!!これは……」

ブーンは机の上のプリントをとり、しばらく眺めた後、鉛筆でプリントに何かを書きだした。

 

( ^ω^)「わかる……私にはわかる…」

(;´・ω・`)「これ東大の過去問だよ……」

ξ゚听)ξ「全問正解……」

44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/03(金) 23:53:02.23 ID:hqf7j8GcO

( ^ω^)「もっと問題をくれ!!」

(;'A`)「あ、ああ……」

ブーンは渡される問題を次々とこなしていく。

 

( ^ω^)「………私は………誰なんだ………」

 

最終話 前編 終了

 

 

 

3 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:10:01.25 ID:89aFu++hO

 

⊂二二二二( ^ω^)二二二⊃「最終話 後編」

 

 

4 名前: ◆ph2O.JlUMw [] 投稿日:2007/08/06(月) 17:11:31.10 ID:89aFu++hO

前回までのあらすじ

机に頭をぶつけたブーンはもっと馬鹿になったかと思いきや、覚醒してしまった

 

6 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:13:19.67 ID:89aFu++hO

( ^ω^)「私は………」

 

(;'A`)(なんかいつものブーンと様子が違うぞ……)

ξ;゚听)ξ(どうする?)

川 ゚ -゚)(いいことを考えた)

 

川 ゚ -゚)「ブーン……実はお前は……」

 

 

7 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:16:31.10 ID:89aFu++hO

( ^ω^)「ほう、すると私は『受験生』と呼ばれる存在なのか……」

川 ゚ -゚)「ああ、そして私達と同じ大学を受験するため勉強に励んでいたんだ」

( ^ω^)「おもしろい。受験をすれば私の存在理由が、私が誰なのかがわかるのだな?」

川 ゚ -゚)「そうだ」

 

( ^ω^)「ならば受けて見せよう」

 

9 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:19:14.69 ID:89aFu++hO

ブーンはクーに自分の家の場所を教えてもらい帰宅した。

( ^ω^)「ただいま」

J( 'ー`)し「あらブーン、随分凛々しくなったのね」

( ^ω^)「あなが母か……」

J( 'ー`)し「そうだよブーン……あ、そうそうこんな物が届いていたよ」

( ^ω^)「これは………進研……ゼミ……」

 

10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:22:03.89 ID:89aFu++hO

ブーンの部屋

( ^ω^)「むむ……!!」

( ^ω^)「素晴らしい!!的を射た教えかた、漫画による親しみ安さ……何より付録も豪華だ!!」

 

 

( ^ω^)「僕は進世界の神になるぞ!」

 

11 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:25:07.02 ID:89aFu++hO

それからブーンは順調に成績を伸ばし、センターも好成績の結果を残し、いよいよ二次試験の日になった。

 

( ^ω^)「さあ、さっさと終わらせるか……」

 

/ ,' 3「では試験を開始します」

 

( ^ω^)「ふ……」

13 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:26:45.98 ID:89aFu++hO

( ^ω^)「これも!あれも!それも!進研ゼミでやったところだ!!」

 

ブーンはスラスラと問題を解いていく。

 

( ^ω^)「フフ、進研ゼミに狂いはない……」

 

 

 

15 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:28:37.53 ID:89aFu++hO

( ^ω^)「むっ………!!!」

(;^ω^)「ぐぐ………」

 

(;゜ω゜)「うわあ……!!!」

 

 

( ^ω^)「あれ……ここはどこだお……」

 

16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:32:23.55 ID:89aFu++hO

( ^ω^)「なんか皆凄い表情で紙になんか書いているお……」

( ^ω^)「ここはどこですかお?」

(,,゚Д゚)「…………」

( ^ω^)「あの……どこですかお?」

(#,,゚Д゚)「…………」

 

( ^ω^)「どこだか聞いてるんだお!早く答えろお!!」

 

(#,,゚Д゚)「うるさい」

 

(#^ω^)「ブヒブヒ……」

17 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:35:32.31 ID:89aFu++hO

( ^ω^)「ムシャムシャ」

ブーンは怒ってギコの答案用紙を食べる

 

(,,゚Д゚)「………」

( ^ω^)「ブッヒヒ……ブーンを怒らせると怖いお!」

 

/ ,' 3「そこ!静かにしなさい!!退出してもらいますよ」

 

( ^ω^)「あのじじい………ブーンに指図するのかお」

 

18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:36:59.68 ID:89aFu++hO

⊂二二二二( ^ω^)二二二⊃「わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

/ ,' 3「ひっ……!!」

 

( ^ω^)「頭にきたお!!もうめちゃくちゃだお!!!」

 

 

19 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:38:04.95 ID:89aFu++hO

 

 

⊂二二二二( ^ω^)二二二⊃「打ち切りスペシャル!!!!」

 

 

 

21 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/06(月) 17:42:42.71 ID:89aFu++hO

こうして全裸になり試験会場で暴れまわったブーンは、駆け付けた警官に激しい抵抗の末敢えなく射殺。

この前代未聞の事件は報道されずに闇にきえた。

 

内藤ホライゾン。通称ブーン。
この物語は最後までフールを貫いた男の話である。

 

( ^ω^)「皆はブーンのようになったら駄目だお。ブッヒヒヒ!」

 

 

最終話 完

 

 

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