1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:41:41.04 ID: zOCT2O6yO

─VIP学園─

川 ゚ -゚)「おはよう」

ξ゚听)ξ「おっはよーう」

(*'A`)「おはよう皆ー」

ξ゚听)ξ「あら、妙にご機嫌ね」

(*'A`)「下、下、下に注目」

川 ゚ -゚)「お、カッコいいじゃないかそのダメージジーンズ」

 

3 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:43:02.65 ID: zOCT2O6yO

ξ゚听)ξ「本当ね、その膝の茶色くくすんでるとこが味だしてるわね」

(*'A`)「だろ?三万もしたぜ、へへへ」

(´・ω・`)「おはよー」

川 ゚ -゚)「おはよう」

(*'A`)「おはよう」

(´・ω・`)「バックからつかれたような顔してどうしたんだい?」

(*'A`)「もうお菊がヒクヒクしちゃうの〜って違うわ!」

(´・ω・`)「え?肛門関係じゃないの?」

(;'A`)「お前は肛門から頭を離せよ」

(´・ω・`)「わかったよ」

(;'A`)「手も離せ!!」

( ^ω^)「水戸黄門がどうかしたかお?」

4 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:43:31.52 ID: zOCT2O6yO

ξ゚听)ξ「あ、おはようブーン」

(*´・ω・`)「流石に印瀧は入らないよ」

川 ゚ -゚)「とりあえずショボンは病院に入れ」

(*'A`)「よう、ブーン」

( ^ω^)「ドクオ随分嬉しそうだお」

('A`)「ウヒヒヒ……!」

( ^ω^)「あ、そのジーパン」

5 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:44:17.58 ID: zOCT2O6yO

(*'A`)「いいだろう?くれって言われてもやらないぜ」

( ^ω^)「どっかで拾って来たのかお?ビリビリでみっともないお」

(;'A`)

( ^ω^)「膝にうんこもついてるお」

(;'A`)「俺はそんなもん拾ってよろこばねぇよ!」

(;´・ω・`)「流石にうんこはいただけないな」

(;'A`)「これはダメージジーンズっていってなー!!」

(;A`)「クー!!」

川 ゚ -゚)「よしよし」

(;A`)「ジーパンよりも心にダメージが……」

川 ゚ -゚)「はいはいホイミホイミ」

6 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:45:15.49 ID: zOCT2O6yO

(;A`)「ホイミじゃ心のダメージは回復しないんだぜ……」

( ^ω^)「喜んだり悲しんだり忙しいお」

ξ;゚听)ξ「っていうかブーンの格好も凄いわね。全身黄色じゃない、帽子も靴も……」

( ^ω^)「ブーンは黄色が好きなんだお」

川 ゚ -゚)「サモハンキンポみたいだな」

(;´・ω・`)「町で見たら絶対顔あわせたくないよね」

( ^ω^)「何言ってるお、ブーンはファッションリーダーだお。今日も学園に来る途中、皆ブーンを見て笑ってたお」

 

7 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:46:33.38 ID: zOCT2O6yO

川 ゚ -゚)「斬新なファッションリーダーだな」

(´・ω・`)「斬新すぎるよ」

('A`)「いや、寧ろ時代の先へ行ってるのかもしれないな」

ξ゚听)ξ「行ってるのは頭の方よ」

( ^ω^)「因みに今日のテーマは夏のレモンだお」

(;'A`)「テーマに沿いすぎだろ!」

川 ゚ -゚)「私は『注意して渡れ』かと思ったぞ」

ξ;゚听)ξ「注意どころか完全に赤信号でしょこれは」

(´・ω・`)「うん。運転手も見た瞬間に思考が停止するね」

( ^ω^)「お、それもらい。テーマは赤信号危険な男……」

 

8 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:47:22.30 ID: zOCT2O6yO

(*^ω^)「いい響きだお」

(;'A`)「うーん……」

川 ゚ -゚)「本人が嬉しそうだからいいんじゃないか?」

 

放課後

 

('A`)「皆ラーメン食いに行こうぜ」

( ^ω^)「いくおいくお」

ξ゚听)ξ「確にお腹減ったわね」

9 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:48:00.86 ID: zOCT2O6yO
──VIP通り──

ξ゚听)ξ「…………」

川 ゚ -゚)「…………」

(´・ω・`)「………」

('A`)「…………」

 

( ^ω^)「おっおっおっ」

ξ゚听ξ川 ゚ -゚)´・ω・`)'A`)「………………」

 

10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:48:47.55 ID: zOCT2O6yO

( ^ω^)「皆何でそんなに離れているんだお?」

川;゚ -゚)「こうして冷静に見るとやはり凄い格好だな」

(´・ω・`)「この通りも沢山人がいるけどブーンだけ凄い不自然だよね」

ξ゚听)ξ「まったく溶けこんでないわ。その独創性だけ認めるわよ」

('A`)「またあの七分丈のズボンがなんともね……靴下まで黄色んだもん」

川 ゚ -゚)「どこに売っているんだろうな」

( ^ω^)「皆遅いお〜」

(;´・ω・`)「げえ、こっち来た」

( ^ω^)「皆お化けでも見たような顔してどうしたお?」

 

14 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:50:39.45 ID: zOCT2O6yO

川 ゚ -゚)「いや、頭をやられた豚が服を来て歩いてただけだ」

( ^ω^)「豚さんかお!?ブーンも見たかったお」

ξ゚听)ξ「鏡見たら会えるわよ、毎日ね」

( ^ω^)「ブッヒヒヒ!」

('A`)「笑いかたキメエよww」

( ^ω^)「皆はブーンの引き立て役だからちゃんと一緒に歩いてくれなきゃ困るお」

ξ#゚听)ξ「引き立て!?そんなに引き立てて欲しいなら擦り潰してお湯でもかけてあげようか!!」

川;゚ -゚)「お、落ち着けツン。逆に考えろ、ブーンが私達を引き立ててると」

 

18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:53:31.22 ID: zOCT2O6yO

('A`)(ブーンの場合俺達を引き立てるどころか心中に近いぞ……)

( ^ω^)「ブッヒヒヒ、嫉妬はみっともないおツン」

ξ#゚听)ξ「何!?」

( ^ω^)「まあブーンのファッションを見習って精進したまえお。ブッヒヒヒ」

19 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:54:00.34 ID: zOCT2O6yO

川 ゚ -゚)「ショボン、バールの様な物もってないか?」

(;'A`)「クーも落ち着け!」

(´・ω・`)「ごめん、バイブの様な物しかないよ」

('A`)「いや、それはまんまバイブじゃねーか!」

川 ゚ -゚)「このさいそれでいい」

('A`)「ちょwww」

20 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:54:50.55 ID: zOCT2O6yO

川 ゚ -゚)「ツン、ちょっとこっちへ」

ξ゚听)ξ「イエスボス」

ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)(ヒソヒソ……)

(;'A`)「女は怖いよな」

(´・ω・`)「男の方が断然いいよね」

( ^ω^)「皆ラーメン屋についたお」

('A`)「ま、二人ともラーメン食って機嫌直せ」

22 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:56:29.24 ID: zOCT2O6yO

川 ゚ -゚)「機嫌…?そんなものとっくに直ったよ」

ξ゚听)ξ「そうよ?私達の頭は今素晴らしい喜びで満ち溢れているわ」

(;'A`)「さよですか」

─ラーメン屋─

/ ,' 3「ご注文は?」

( ^ω^)「豚骨大盛チャーシュ入りと餃子だお」

川 ゚ -゚)「最近の豚は共食いするのか」

ξ゚听)ξ「豚も中途半端な知恵を持つと怖いものね〜人間に産まれて良かった」

(;'A`)「二人も早く決めろよ、俺は味噌で」

(´・ω・`)「僕は荒巻ラーメンセット」

ξ゚听)ξ「醤油お願い」

川 ゚ -゚)「私も醤油」

23 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 17:59:39.50 ID: zOCT2O6yO

/ ,' 3「少々お待ちを」

 

( ^ω^)「おしっこしてくるお」

('A`)「いってら」

 

ξ゚听)ξ「クー…」

川 ゚ -゚)「ツン……」

二人はおもむろにコショウとラー油の瓶を手にする。

/ ,' 3「はいお待ちー」

 

24 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:00:31.03 ID: zOCT2O6yO

店主がラーメンをテーブルにおいていく

/ ,' 3「以上でよろしいですか?」

('A`)「はい」

川#゚ -゚)「今だあああ!」

ξ#゚听)ξ「許すまじ!」

二人は瓶の蓋を外しブーンのトンコツ大盛にコショウとラー油を散布する。

( ^ω^)「すっきりすっきり」

ブーンが手をピッピッと振りながら満足なトイレから戻ってくる

('A`)「手を振るな!かかるじゃねえか」

( ^ω^)「すまんこ」

(´・ω・`)「口に入ったじゃないか……なんかしょっぱい……」

 

26 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:01:27.39 ID: zOCT2O6yO

( ^ω^)「予想以上に手にかかってしまったお」

(;'A`)「おま……まさか……」

(;´・ω・`)「ゲェー!!」

( ^ω^)「おっおっ、ラーメン出来てるお!ドクオ玉子くれお」

(;'A`)「直接手で取るなー!!」

(;^ω^)「あちっ」

28 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:02:25.39 ID: zOCT2O6yO

ブーンは熱さのあまり手をおもいっきり振ってしまう
その拍子にラー油の瓶をドクオに溢してしまった。

('A`)

 

(;^ω^)

('A`)「三……万……円……の……ジーパンが……」

 

(*^ω^)「てへっ」

 

29 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:04:51.39 ID: zOCT2O6yO

( ^ω^)「まあジーパンなんてまた拾ってくればいいお」

──('A`)───プツン

 

ドクオは鞄からジャポニカ学習張を取り出した。

 

('A`)「削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除……」

(;´・ω・`)「……やめるんだドクオ、天国にも地獄にもいけなくなる」

30 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:06:42.49 ID: zOCT2O6yO

('A`)ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)(´・ω・`)「……………」

誰もが思った………。ブーンよ早くラーメンを食べろ。

 

そして死ねと。

 

 

( ^ω^)「いただきまんもす〜!なんっちて〜ブッヒヒヒ」

33 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:09:48.68 ID: zOCT2O6yO

( ^ω^)「ハム、ハフハフッ!!」

 

(;^ω^)「うっ………!!」

 

(;^ω^)「これは………う、ううううううううう………」

 

( ^ω^)「うめえwwwwwwwww」

 

 

35 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:11:02.58 ID: zOCT2O6yO

('A`)(駄目だこいつ……早くなんとかしないと…)

(´・ω・`)(ノーコメント)

川 ゚ -゚)(脳味噌まで脂肪でできてるとこうなるのか)

ξ゚听)ξ(もうどうでもよくなったわ)

 

 

( ^ω^)「中国四千年の味ktkrwwwwwwwww」

 

37 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:12:42.93 ID: zOCT2O6yO

( ^ω^)「ふっ………ぐ………」

(;^ω^)「あ………あ……あ…」

(;^ω^)「あばばばばばばばばば」

 

('A`)「今頃来やがった!」

川;゚ -゚)))「………」

 

 

( ^ω^)「wwwwみwwwwなwwwwぎwwっwてwwきwwwたwwおwww」

38 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:14:00.85 ID: zOCT2O6yO

 

 

⊂二二二二二二( ^ω^)二二二⊃「いってきまーす」

 

 

 

 

41 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/07/26(木) 18:16:24.65 ID: zOCT2O6yO

ξ;゚听)ξ「ちょっと……!!」

ブーンは勢いよくガラスを突き破り走りさっていった。

 

ξ゚听)ξ「私達の責任……?」

川;゚ -゚)「いや、遅かれ早かれあいつはこうなっていたと思う」

('A`)「あの格好のまま走っていったかと思うとゾッとするな……」

 

第一話 終わり

 

 

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