81 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:46:35.81 ID: 7vR1NlB40
朝日がやんわりと、カーテン越しに2人を包んだ。
その眩しさに、兄者は布団の中に顔を突っ込む。

(´<_` )「ぬ…」

もぞ、と動いた兄者に気付いて、弟者が体を起こす。
もう朝か。とひとりごちて、軽く目を擦った。

(;´_ゝ`)「寒い寒い…」

布団との間に、冷たい空気が入り込む。
嫌だと言わんばかりに、兄者は弟者の体に腕を回した。

( ´_ゝ`)「あああ?」

(´<_` )「あれ?」

 

82 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:47:21.60 ID: 7vR1NlB40
その兄者の声が、どうにもおかしい。
ガラガラとしていて、低くなっていた。

(*´_ゝ`)「お、おおおおおおおおお!!!」

(´<_`;)「どうした兄者」

(*´_ゝ`)「声がわりktkr!!!!!明日あたり俺も男になってるかもよ!?!」

眠そうな表情が、ぱっと赤らんで
なあなあ!と弟者の寝巻きの裾を引く。

(*´_ゝ`)「ひゃっほおおおおおおう!!!」

 

83 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:49:39.85 ID: 7vR1NlB40
布団の上でガッツポーズをする兄者と対照的に、弟者は冷め切っていた。
兄者を押さえつけて、彼女の額に頭突きをする。
ゴツン、と痛そうな音がして、兄者は一瞬意識がとんだ。

(´<_` )「やっぱり、風邪ひいてるだろ、熱あるぞ」

(#´_ゝ`)「なにい!?!風邪のせいにするとですか!」

(´<_` )「するもなにも、そうだろ。あんま大声だすなよ、喉痛める」

(#´_ゝ`)「明日になってびっくりしてみろ!弟者にも負けぬビックな男っぷりが!」

(´<_`;)「はいはい、意味わかんないからさっさと寝ろ」

 

87 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 Mail: 投稿日: 2007/10/30(火) 01:52:42.09 ID: 7vR1NlB40
促されて、また布団に逆戻り。
薬を取りに弟者は部屋を出て行った。

ぼーっとする頭の中で、ふわりふわりと考える。

(;´_ゝ`)「(凍死ごっこのせいかなぁ…)」

一瞬だけど、叫ばなければよかった。
はしゃがなければよかった。

脳はガンガンと唸っていて、げほっと痛い咳がでる。

 

 

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